BMW 4シリーズ グランクーペ(F36)LCI 420i Mスポーツ デイライトLEDモジュール交換|焼損した導光体のリペアで白色発光を復活|滋賀県

滋賀県から初めてご来店いただいたBMW 4シリーズ グランクーペ(F36)LCI 420i Mスポーツに、F36 デイライトLEDモジュール交換と導光体の焼損リペア修理を行ないました。助手席側のデイライト(エンジェルアイ)が黄色く変色して暗くなってしまったとのご相談で、作業前チェックでも左側の変色を確認しています。BMW 4シリーズ グランクーペのエンジェルアイが変色する原因と、実際に行なった作業内容をご紹介します。

BMW 4シリーズ グランクーペ(F36)LCI 420i Mスポーツ
BMW 4シリーズ グランクーペ(F36)LCI 420i Mスポーツ
車種BMW 4シリーズ グランクーペ(F36)LCI 420i Mスポーツ
年式(初年度登録)2017年
来店エリア滋賀県

助手席側の導光体焼損リペアとF36 デイライトLEDモジュール交換

助手席側のデイライトは2つとも茶色く変色し、明らかに暗くなっている状態

ご来店時、助手席側のデイライトは2つとも茶色く変色し、明らかに暗くなっている状態でした。運転席側と見比べると、白く発光している右側に対して左側だけ色味が茶色く沈んでおり、夜間はもちろん日中でも見え方の差が分かる状態です。

デイライトの光を導いている導光体がLEDの発熱によって焼損

原因は、デイライトの光を導いている導光体がLEDの発熱によって焼損してしまったことです。BMWのエンジェルアイは、LEDの光をアクリル製の導光体に通してリング状・ライン状に光らせる構造になっています。この導光体は熱に弱く、LEDの熱を至近距離で受け続けると、LEDが当たっている面から少しずつ焼けて透明度を失っていきます。焼損して曇った面では光をうまく導けなくなるため、輝度が落ちたり、茶色く濁った発光に見えたりするわけです。ヘッドライトを分解して内部を確認すると、LEDの形に沿って導光面が茶色く焼けている跡がはっきり残っていました。

焼損した部分を削り落とすリペア修理
光沢のあるクリアな導光面に仕上げる

そこで行なったのが、焼損した部分を削り落とすリペア修理です。焼けて変質した層を削り取り、そこからサンドペーパーの番手を段階的に上げながら研磨していきます。最終的に平らで滑らかな、光沢のあるクリアな導光面に仕上げることで、LEDの光が再び導光面を通って発光するようになります。ヘッドライトユニットごと交換するのではなく、症状の出ている導光面そのものを整える作業です。

BMW純正新品のLEDモジュールに交換

導光面を仕上げたうえで、BMW純正新品のLEDモジュールに交換させていただきました。導光体側だけを直してもLEDモジュール自体が劣化していると発光の白さが戻りきらないため、導光面のリペアと純正LEDモジュール交換を組み合わせています。

助手席側のデイライトが、明るく白く発光する状態に復活

組み付け後に車両へ装着し直して点灯チェックを行なったところ、茶色く暗かった助手席側のデイライトが、明るく白く発光する状態に復活しました。運転席側と並べても色味・明るさの差が気にならないところまで戻っています。

運転席側と並べても色味・明るさの差が気にならない

この症状はディーラーや一般の整備工場ではヘッドライトユニットごとの交換を案内されることが多いのですが、導光面のリペアで対応できるケースも多く、その場合はユニット交換と比べて現実的なコストに抑えられます。ただし焼損が進んでいるほど削り落とす量が増えるため、修理後の輝度が新品時より控えめになることがあります。LEDの発熱という構造的な要因は残りますので、再発の可能性がゼロではない点も併せてご説明しています。暗さや変色に気づいた早い段階でご相談いただくほど削る量が少なく済み、明るさを保ちやすくなります。

👉 ヘッドライト修理の施工事例一覧はこちら

運転席側デイライト導光体の予防措置

運転席側デイライト導光体の予防措置

運転席側のデイライトは、現状ではダメージが出ておらず、白くきれいに発光している状態でした。ただしデイライトの焼損はLEDの発熱による構造的な要因で起こるため、今は問題がなくても今後同じように焼損する恐れがあります。片側に症状が出ている車両は、もう片側も同じ経過をたどっていることが少なくありません。

そこで、まだ健全なうちに先回りして処置しておくという判断で、運転席側についてもダメージの出ていない導光面を削り落としました。狙いは、熱源であるLEDと導光板との間に隙間を作ることです。LEDと導光体が接近した状態を解消しておくことで、今後の焼損トラブルを回避することができます。

運転席側デイライト導光体の予防措置

工程自体は助手席側のリペアと同じで、削り落としたあとに番手を上げながら研磨し、クリアな導光面に仕上げます。ダメージが出る前の段階で行なうため削る量が少なく済み、輝度への影響も抑えられます。なお、LEDモジュールについてはダメージのある助手席側のみを純正新品に交換し、運転席側は状態を確認したうえでそのまま使用しています。ヘッドライト内部のLEDと導光面の位置関係を整える調整と、必要な部分だけの部品交換を組み合わせることで、費用を抑えながら両側の状態を揃えることができます。

まとめ

  • 助手席側のデイライトが2つとも茶色く変色して暗くなった原因は、LEDの発熱による導光体の焼損でした
  • 焼損した部分を削り落とし、番手を上げながら研磨してクリアな導光面に仕上げるリペア修理を行ないました
  • あわせてBMW純正新品のLEDモジュールに交換し、茶色く暗かった発光が明るく白い発光に復活しました
  • 運転席側は現状ダメージがないものの、予防措置として導光面を削り落とし、LEDと導光板の隙間を確保しています
  • ヘッドライトユニットごとの交換と比べて費用を抑えられますが、焼損の進み具合によっては輝度が控えめになる場合があります
茶色く暗かった発光が明るく白い発光に復活

BMW 4シリーズ グランクーペのエンジェルアイの変色や暗さでお困りでしたら、ライコウにご相談ください。ヘッドライト内部のLEDと導光体の状態を確認したうえで、リペアで対応できるのか、部品交換が必要なのかを診断してご提案します。早めにご相談いただくほど削る量が少なく済み、本来の明るさを保ちやすくなります。