![BMW&MINI 専門店 ライコウ [RAIKO]](https://raikopower.com/wp-content/uploads/2024/06/raiko_logo1.png){kind=logo}
BMW F33 アダプティブヘッドライト異常を修理。純正新品ヘッドライト交換でエラー解消し、安心の車検対応を実現。
車両情報
| 車種 | BMW 4シリーズカブリオレ(F33) LCI 440i |
| 初年度登録 | 2018年 |
| 都道府県 | 神奈川県 |
アダプティブヘッドライト異常の症状と点検経緯
神奈川県内からご来店いただいたBMW 4シリーズカブリオレ（F33）440i。
今回は「助手席側のハイビーム異常が発生する」とのご相談です。以前に一度点検を行っており、症状としてはハイビーム点灯からしばらく経過すると警告メッセージが表示されるというものでした。
メーターおよびiDriveモニター上には、
- 「アダプティブ ヘッドライト異常」
- 「左ハイビーム 異常」
- 「ヘッドライト 光軸調節異常」
といった警告が同時に表示され、内側ハイビームが消灯してしまう状態。
デイライトやロービームは正常に点灯しているため、LEDモジュールや電源系統の一部のみが影響を受けていると考えられます。
BMW純正アダプティブLEDヘッドライトは内部に複数のモジュールが組み込まれており、冷却構造も非常に精密です。そのため、ハイビーム用モジュールの発熱や内部断線などにより、特定条件下で不具合が再現されるケースが少なくありません。
専用診断機（ISTA）を使用してエラーログを確認しても同様のエラー内容が記録されていました。
一時的な接触不良やコントロールユニットFLE2の異常も疑いましたが、内部故障である可能性が高く、点検の結果、ヘッドライト本体の交換が必要と判断しました。
BMW純正新品アダプティブLEDヘッドライトへの交換作業
BMW純正新品のアダプティブLEDヘッドライトは高価ではありますが、耐久性・照射精度・機能保持の観点から最も信頼性の高い選択肢です。
お客様からは「これからも長く愛車に乗り続けたい」「故障の不安を完全に解消したい」とのご希望をいただき、純正新品での交換作業を実施することになりました。
新品ヘッドライトが入荷後、既設ヘッドライトからLEDモジュール類とヘッドライトコンピューター「FLE2」を慎重に移植。
装着後は、専用診断機による初期化・学習リセットを実施。
ライト点灯テストでは、デイライト・ロービーム・ハイビームすべてが均一な発光を確認でき、発光ムラや警告表示も一切ありません。
さらに、ハイビームを長時間点灯させて温度上昇による再発テストも行いましたが、消灯やエラー再発は確認されず。
警告メッセージが完全に消え、動作安定性が復元されました。
今回の交換作業により、純正のアダプティブ機能も正常に作動しています。
車検を控えていたため、部品入荷と作業完了のタイミングが間に合い、お客様にも大変ご満足いただけました。
純正新品交換による安心と今後のメンテナンス
今回のようにハイビームのみが異常を起こす場合、普段のロービーム走行では支障を感じにくいため、修理を後回しにされるケースもあります。
しかし、アダプティブLEDヘッドライトは内部で制御が連動しているため、一部の異常が他の発光系統にも波及するリスクがあります。
特に、光軸制御異常や通信断続エラーが放置されたまま車検を迎えると、保安基準不適合となり検査に通らない場合もあります。
ライコウではISTAを用いた詳細診断を行い、単なる「球切れ修理」ではなく根本原因を特定したうえでの修復を行っています。
また、今回のようにBMW純正新品ヘッドライトを採用した場合、照度バランスやアダプティブ機能が出荷時の状態に戻るため、夜間走行時の安心感も大幅に向上します。
ヘッドライト関連のトラブルはモデルや年式ごとに発生傾向が異なるため、早めの点検が重要です。
ライコウではBMWおよびMINI専用診断機を完備し、LEDモジュール交換・FLEユニット修理・アクリル焼損リペアなども全て自社施工にて対応可能です。
