BMW 5シリーズツーリング ( F11 ) 右側キセノンヘッドライト点灯不良の修理作業

BMW 5シリーズ F10 / F11 では定番のヘッドライトへの水分混入

BMW 5シリーズセダン ( F10 )およびBMW 5シリーズツーリング ( F11 )のヘッドライトへの水分混入トラブル。
前期&後期ともにBMW 5シリーズ ( F10 / F11 )で不具合が起こりまくっているトラブルです。

ヘッドライト内に溜まった水分を放置しているとヘッドライト点灯不良になってしまいます。

ヘッドライト内に侵入した水分がヘッドライトコンピューターを壊してしまい点灯不良が発生しました。
ヘッドライト内の水分を取り除き、ヘッドライトコンピューターを交換された状態でのご来店です。

コンピューターを交換しても車両との同期作業を行なわないと部品に異常が無くても点灯しません。

左側のポジションライトは点灯するものの右側のポジションライトは不点灯です。

車両には警告表示が出ています。
アダプティブヘッドライト異常やライト装置異常やヘッドライト光軸調節異常といったエラーメッセージです。

キセノンライトは左右とも点灯しています。

右側キセノンヘッドライト点灯不良の修理作業

ISTA診断機でエラーチェックしますと右側ヘッドライトコンピューターは認識できています。

しかし、コーディングされていないため動作してくれません。

そこで、右側ヘッドライトのコンピューターだけコーディングを初期化。

そうしますと、車両からは警告表示が無くなりました。

しかし、右側ヘッドライトのポジションライトは点灯しません。

そうなんです。お次はLEDの学習が必要になります。

ISTA診断機でLEDの学習を行ないます。

LEDの学習が無事に終了しますと右側ヘッドライトのポジションライトが点灯しました。

右側ヘッドライトのコンピューターのエラーも無くなりました。

無事にヘッドライトは復活してくれました。

コーディング作業とISTA診断機での学習作業の両方を行なわないと正常に点灯してくれません。

BMW 5シリーズセダン ( F10 )およびBMW 5シリーズツーリング ( F11 )のヘッドライト構造に問題があるため、ヘッドライト異常の不具合は今後も絶えることの無いトラブルのひとつです。