
BMW 5シリーズ G30 ヘッドライト故障発生。助手席デイライト故障をアクリルリペアと純正LEDモジュール交換で修理。高額交換不要で環境にも優しい修理です。


車両情報
車種 | BMW 5シリーズセダン(G30) 523d |
初年度登録 | 2017年 |
都道府県 | 滋賀県 |
助手席アウターデイライト故障の症状と原因
今回ご入庫いただいたのは滋賀県内のお客様のBMW 5シリーズセダン(G30) 523d 前期モデルです。
症状は助手席側ヘッドライトの外側デイライトが暗くなり、さらに茶色がかった発光になっているというもの。


これはG30/G31系5シリーズで非常に多く発生しているトラブルで、最近ではライコウへご来店いただく理由の大半を占めるほど一般的な故障となっています。
原因はLEDが発する熱によってアクリル部分が焼損してしまうことにあります。


本来は鮮やかな白色で点灯するはずのデイライトが、茶色く変色したり光量が落ちることで見た目にも劣化が分かり、また車両の印象を損なってしまいます。
ディーラーではこのような症状に対してヘッドライト本体と周辺部品を丸ごと交換する対応しか行わず、修理費用が非常に高額になるケースがほとんどです。
しかもまだ使用可能な部品まで廃棄されるため、多量の産業廃棄物が発生してしまいます。
ライコウではこの問題を独自の技術で解決し、アクリル部分のリペアとLEDモジュール交換により、環境にもお財布にもやさしい修理を実現しています。
アクリル焼損部のリペアとBMW純正LEDモジュール交換
作業ではまずヘッドライトを車両から取り外し、内部のデイライト用LEDモジュールを分解。
内部を確認すると、やはりチップLEDが照射される部分のアクリルが熱で焼損しており、形が残るほどに痕跡が出ていました。


ここで重要なのは焼損部分をどのように削り取り、平滑に仕上げるかという点です。
リペア作業の精度次第でデイライト点灯時の明るさや均一性に大きく影響が出るため、細心の注意を払って加工を行います。
今回は幸いにも激しい溶解はなく、切削量は5mm未満で収まりました。
削り取った後は光沢のある仕上げ面となるように磨きをかけ、光の屈折を最小限に抑えることでデイライトの輝度を確保します。


続いてBMW純正新品のデイライト用LEDモジュールを組み込み、ヘッドライトを再度車両に戻しました。
点灯チェックを行うと、茶色く変色していた外側デイライトは見事に明るさと白さを取り戻し、新車時同様の美しい発光が確認できました。



修理後は車両診断機ISTAを用いてエラーチェックも行い、正常に作動していることを確認して作業完了です。
環境にも費用にも優しいライコウのヘッドライト修理
今回のようなG30ヘッドライト故障のケースでディーラーに依頼すると、片側ヘッドライト本体の交換費用だけで60万円以上に及びます。
しかしライコウのリペア修理であれば、アクリルの切削加工と新品LEDモジュール交換だけで済むため、費用を大幅に抑えられるのが最大のメリットです。
また部品を丸ごと交換しないため、使用可能なヘッドライト本体を無駄に廃棄せず、産業廃棄物を削減できる点も大きな利点です。
環境に配慮した修理方法であると同時に、オーナー様にとっても現実的な解決策となります。
さらにライコウでは作業実績が豊富にあり、各車両ごとの症状に応じて最適な切削量や仕上げを行うノウハウを蓄積しています。
アクリルリペア作業の精度が低いと輝度不足や光の乱反射が起きる恐れがありますが、当店では多数の施工経験から確実に改善できる施工体制を整えています。
G30/G31 5シリーズでヘッドライトのデイライト不良にお困りの方は、まずはライコウにご相談ください。
ヘッドライト交換を避けつつ、純正同等の美しい発光を取り戻すことが可能です。