
BMW 5シリーズセダン F10 フロントライト装置異常など多数の警告。複数警告の原因を正常ヘッドライトを用いた検証で特定。ライコウ独自の診断力を紹介します。
車両情報
| 車種 | BMW 5シリーズセダン(F10) LCI 523d |
| 初年度登録 | 2016年 |
| 都道府県 | 岡山県 |
BMW 5シリーズセダン F10 フロントライト装置異常などヘッドライト関連エラー多発の原因調査
岡山県からご来店いただきました。
純正ディスプレイおよびメーターパネルに
「アダプティブヘッドライト異常」
「フロントターンインジケータ異常」
「フロントライト装置異常」
「ヘッドライト光軸調節異常」
といった複数の警告メッセージが同時に表示されています。



実際にヘッドライトを点灯させて確認すると、
- リングライトが点灯しない
- ハイビームへ切り替わらない
といった明確な機能不良が確認できました。
専用診断機による初期診断結果
BMW専用診断機 ISTA にて車両診断を実施。
その結果、左側ヘッドライトのドライバーモジュール(TMS)と通信不能というエラーを確認しました。

右側は通信自体は行えているものの、正常動作しているとは言い切れない状態です。
この時点では
- ドライバーモジュール単体の故障
- ヘッドライト本体の内部故障
- その両方
いずれの可能性も否定できません。
ドライバーモジュール入れ替えによる検証
原因を特定するため、左右ヘッドライトのドライバーモジュールを入れ替えて再点灯テストを実施。

しかし、
- 点灯したりしなかったり
- 動作が安定しない
という状態で、モジュール単体の故障とは断定できませんでした。
正常なヘッドライトを使用した確実な原因切り分け
そこで、ライコウで所有している正常点灯が確認できているBMW 5シリーズ(F10)用ヘッドライトを車両へ移植し、検証を行いました。
この方法により、「どこが壊れているのか」を確実に切り分けることが可能になります。

左側ヘッドライトの診断結果
- ヘッドライト本体:故障
- ドライバーモジュール(TMS):故障
ヘッドライト内部へ水分が混入し、内部基板の腐食やショートが発生したものと判断しました。

右側ヘッドライトの診断結果
- ドライバーモジュールを正常品へ交換すると点灯は回復
- しかしハイビームとロービームの切り替えが不可
お客様へ確認したところ、地元修理工場でハイビームの光軸を大きく下げる調整を行った履歴があるとのこと。


過度な光軸調整により、ヘッドライト内部の可動機構へ負担が掛かり、破損した可能性が高いと判断しました。
診断結果まとめ
今回の診断結果としては、
- 左右ヘッドライト本体:故障
- 左右ドライバーモジュール(TMS):故障
両側とも交換修理が必要という結論に至りました。
ライコウだからできる原因特定
ライコウでは、
- 正常点灯する純正ヘッドライト
- 正常動作確認済みのドライバーモジュール
を在庫しており、実車を使った比較検証による原因特定が可能です。
単なるエラーコード判断ではなく、「実際に何が壊れているのか」を見極めた上で、無駄な部品交換を避けた修理提案を行っています。
BMW 5シリーズ(F10/F11)のヘッドライト修理事例については、
これまでの作業実績もぜひご覧ください。
👉 BMW 5シリーズ(F10/F11) ヘッドライト修理作業ブログ一覧
今後の修理予定
今後は、
- 純正中古ヘッドライト
- 社外新品ドライバーモジュール
を使用し、コストを抑えつつ確実な修理を行う予定です。
同様の
「フロントライト装置異常」
「アダプティブヘッドライト異常」
といった警告でお困りの方は、症状が悪化する前にぜひご相談ください。
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