
BMW 4シリーズクーペ(F32)の左テールライト不点灯トラブルを修理。電球式テールライトのアース部焼損による接触不良が原因で、在庫の中古テールと新品コネクターで即日対応。専用診断機で原因特定し、安心してお乗りいただける状態に復旧しました。

車両情報
車種 | BMW 4シリーズクーペ(F32) 420i |
初年度登録 | 2014年 |
都道府県 | 京都府 |
左側アウターテールライトのアース部焼損トラブル修理
点灯不良の原因は「アース部焼損」でした
お客様から「左側テールランプのブレーキライトとウインカーが不安定」とのご相談をいただきました。
現車を確認したところ、来店時には一時的に点灯していましたが、専用診断機(ISTA)でのエラーチェックでは、ブレーキライトとウインカーの故障エラーがしっかり記録されていました。
📸 ブレーキライトとウインカーの故障エラーがしっかり記録


テールライトを取り外して内部を確認すると、コネクターの一部が焼損。さらには、テールライト本体の端子部分も一部が溶損している状態でした。
📸 テールライト焼損したコネクター


焼損の原因は「電球式+大電流」による発熱
📸 溶損したテールライト端子

F32前期型はLEDではなく電球タイプのテールライトを採用しています。特にブレーキライトやウインカー部には大きな電流が流れるため、アース回路に負荷がかかり続けると接触部分が発熱し焼損してしまうことがあります。
そのまま放置すると点灯不良だけでなくショートやヒューズ切れを引き起こす可能性もありますので、早急な対応が必要です。
中古テールライト+純正新品コネクターで即日修理!
📸 交換後のテールライト点灯確認



ライコウではこのようなテールライト焼損トラブルに即対応できるよう、BMW純正新品のコネクターとターミナル端子を常備しております。
今回はたまたまF32用の左アウターテールライト(中古品)を在庫しておりましたので、迅速に交換作業を行ないました。
同時に焼損したコネクター部分を純正新品に交換し、ターミナル端子も新たに圧着して結線。焼損による接触不良を完全に除去いたしました。
📸 焼損による接触不良を完全に除去


即日対応でお客様にもご満足いただけました
📸 修理完了後のリアビュー


トラブルのご相談でお越しいただいたその日に、不具合の特定・部品交換・点灯確認まで完了。
お客様にも「すぐに直って本当に助かった!」と喜んでいただけました。
中古部品の有無やコネクター在庫の有無によって即日対応ができないケースもありますが、ライコウではBMW・MINIに特化したノウハウと部品管理により、多くのケースで迅速な対応が可能です。
今回の作業のポイントまとめ
- 前期型F32でよく見られるテールライト焼損トラブルに対応
- ブレーキ・ウインカー点灯不良の原因はアース部の焼損
- 専用診断機によるエラーチェックで原因特定
- 中古テールライトと新品コネクター在庫があったため即日対応
- 安心してお乗りいただけるよう完全修復を実現
注意点とアドバイス
- 焼損は再発の可能性があるため、片側だけでなく両側チェックが推奨です
- テールライト焼損の兆候は「点灯のムラ」「一瞬の消灯」「ウインカーが早くなる」など
- 電球タイプのテールライト車両では、コネクター焼損が起きやすい年代があるため、異変を感じたら早めにご相談ください