
BMW 4シリーズグランクーペ(F36・LCI)にて、鈑金修理後に点灯しなくなった運転席ドアアウターハンドル照明の修理を実施。
断線していた配線を修復し、ウインドウに干渉しないよう再固定。
併せてドア内張りの浮き補正、LEDフットライトユニット装着、5項目のコーディングも施工し、快適な車内環境へと進化させました。

車両情報
車種 | BMW 4シリーズグランクーペ ( F36 ) LCI 420i |
初年度登録 | 2019年 |
都道府県 | 神奈川県 |
運転席アウタードアハンドル照明不点灯の修理
【トラブル対応】運転席のドアハンドル照明が点灯しない
ご相談いただいた内容は、先日鈑金修理を行なった運転席のドアハンドル照明が点灯しなくなったというもの。
現車を確認したところ、他3ドアのハンドル照明は点灯しているものの、運転席のみ不点灯。ドア内張りにも浮きが見受けられました。
📷 運転席ドアハンドル照明が点灯していない様子



【原因究明】ドア内部の配線が断線
点検を進めると、ドア内部の配線が切れていることを確認。
どうやらウインドウの上下動作中に、配線が引っかかって断線したと推測されます。
配線が適切に固定されておらず、干渉していたようです。
📷 配線切れ箇所の確認中


【修理作業】配線の修復と再固定
断線箇所を丁寧に修復し、ウインドウ作動時に干渉しないよう配線を再配置して固定。
動作確認でも異常なく、LEDユニットは無事に点灯しました。
📷 修復した配線の引き直し状況





📷 LED点灯チェック後のドアハンドル発光状態



【補修作業】浮いていた内張りを正確に装着
ドア内張りは、取り付けクリップや金具の嵌め込み不良が原因で浮いている状態でした。
正しい位置でクリップを確実に固定し、しっかり密着させたことでドア内張りも元どおりに。
📷 内張り補修前



📷 内張り補修後



【ご注意】
- 鈑金修理後は配線トラブルが発生する可能性があります。違和感があれば早期点検をおすすめします。
- ハンドル照明の不点灯はLEDユニットの故障でない場合もあるため、まずは原因調査が重要です。
ライコウ製LEDフットライトユニットに交換
アンビエントライト機能付きLEDフットライトユニット(LIU034)
BMW純正のフットライトは暗く、アンビエントライトとしての存在感がほとんどありません。
そこで、ライコウ製LEDフットライトユニット(LIU034)へ交換。
適度な明るさで、車内の雰囲気を損なわず、はっきりと存在を感じられるアンビエントライトに変わります。

📷 ライコウ製LEDフットライト装着後の発光状態




コーディング施工
コーディングとは・・・
愛車を自分仕様へと変身させることができるのがコーディングです。
コーディングによって、使い勝手の悪さを改善したり、製造年月での仕様の違いやグレード&装備の違いなどによって封印されている機能を呼び起こすことができます。
リーガルディスクレーマー非表示設定
ヘッドユニット起動時にディスプレイに表示される走行に関する注意画面(リーガルディスクレーマー)を非表示にします。
デイライトメニュー項目追加
エクステリアライトのメニューにデイライト項目を追加します。
デイライト発光機能をON/OFF切り替えできます。

後退時の助手席ドアミラー下降角度変更
後退時に助手席ドアミラーが下降します。
ドアミラーが下降する角度を変更します。

エンジン始動時にアイドリングストップのオフ設定
アイドリングストップがオフの状態でエンジン始動します。
標準仕様はアイドリングストップがオンの状態でエンジン始動します。
アイドリングストップのスイッチを押すことでオンにできます。

エコプロモード時アイドリングストップ強制オンの無効化
走行モードをエコプロモードにすると、アイドリングストップが強制的にオンになってしまいます。強制的にオンになってしまう機能を無効化します。

コーディングでのご留意事項
車両のコンピューターには、プログラムファイルや設定ファイルなどがインストールされており、コーディングは設定ファイルの中身を変更します。
したがいまして、設定ファイルに存在している項目のみが変更できるため、存在しない項目については変更できません。コーディングではプログラムファイルは変更できない為、コーディングによって何でも機能が実現できるわけではありません。