
BMW 1シリーズハッチバック(F40)M135iの運転席側ヘッドライトで発生したデイライト不良を、LEDモジュールの交換とアクリル部分のリペアで修理しました。専用診断機ではエラーが出ず車両自身では検知できないトラブルでしたが、ヘッドライト交換せずに高額修理を回避した実例です。

車両情報
車種 | BMW 1シリーズハッチバック(F40) M135i |
初年度登録 | 2019年 |
都道府県 | 神奈川県 |
作業内容
運転席側デイライト点灯不良を修理
ご来店時の車両状態
神奈川県内からお越しいただいたお客様のおクルマ。
運転席側のデイライトがほとんど点灯していない状態でした。
ヘッドライトの外側に配置されたデイライト部が茶色く変色し、点灯輝度が著しく低下していることが確認できます。
📸 点灯不良のヘッドライト


専用診断機(ISTA)でエラーチェックを行なっても エラーは記録されておらず、車両自身では異常を検知していない 状態でした。
ヘッドライトを分解し内部を確認
点灯不良の原因を突き止めるべく、ヘッドライトを取り外して内部を分解します。
📸 取り外したヘッドライトの内部







内部を確認すると、デイライト発光用の LEDモジュールが茶色く焼損しており、さらに アクリル導光部が焦げて溶解 していることが判明しました。
LEDモジュール交換とアクリルリペアで対応【画像:焼損したLEDモジュール写真、リペア中のアクリル写真】
BMW純正LEDモジュールを新品に交換し、焼け焦げたアクリル部分はリペア作業を実施。
📸 BMW純正LEDモジュールを新品に交換



📸 焼け焦げたアクリル部分はリペア作業


焦げて溶けてしまったアクリル部を削り落とし、 発光輝度に影響しないよう表面を丁寧に滑らかに仕上げ ていきます。
このアクリル部分は光の拡散や反射に関わる重要な部位のため、表面の仕上がりがデイライトの明るさや均一性に大きく影響します。
動作確認と完成状態
📸 修理後のデイライト点灯





修理後は、LEDモジュールを装着したヘッドライトを車両へ戻し、点灯チェックを実施。
無事に運転席側のデイライトが正常に点灯するようになりました!
高額な純正ヘッドライト交換を回避した修理事例
F40 M135iの純正ヘッドライトは非常に高額です。
今回はLEDモジュールの交換に加え、アクリル焼損部のリペアによって交換を回避できた非常に価値ある修理となりました。
注意点と今後のメンテナンスについて
- アクリルの焼損が広範囲に及んでいたり、溶解が深刻な場合は、ヘッドライト交換が必要になります。
- 点灯不良の原因がLEDモジュールに限定されていない可能性もあるため、診断機による判断だけでは解決しない場合があります。
まとめ|F40のデイライト不良は交換せずに修理対応可能な場合も!
BMW 1シリーズハッチバック(F40)のヘッドライトにおけるデイライト不良は、LEDモジュールの焼損やアクリル部分の劣化が原因であることが多くあります。

ライコウでは、豊富な施工実績とノウハウを活かして、高額な部品交換を伴わないリペア対応をご提案可能です。
まずはお気軽にご相談ください!