
BMW 2シリーズ F46 SOSコール異常を無効化し、AppleCarPlayをフルスクリーン化。警告解除と快適な大画面操作を実現しました。


車両情報
車種 | BMW 2シリーズグランツアラー(F46) LCI 218d |
初年度登録 | 2019年 |
都道府県 | 兵庫県 |
SOSコール異常の無効化コーディング
今回ご入庫いただいたのは、BMW 2シリーズグランツアラー(F46) 218d LCIモデル。兵庫県からのご来店です。
お客様からのご相談内容は「メーターパネルやモニターにSOSコール異常の警告が表示される」というトラブルでした。


専用診断機(ISTA)で診断したところ、「TCB ConnectedDrive 機能制限」や「エマージェンシーバッテリー:ハードウェア異常」といったエラーコードが記録されていました。
通常であれば、エマージェンシーバッテリーの交換やTCB本体の交換が必要となるケースですが、今回のお客様は「SOSコール機能自体が不要なので無効化してほしい」とのご要望。

ライコウでは専用のコーディングツールを使用し、SOSコール機能をソフト的に無効化する施工を行いました。
施工後は警告表示が消え、日常走行に支障のない状態になっています。

ただし注意点として、コーディングによる無効化はディーラーでプログラミング作業が実施された場合に元へ戻ってしまうことがあります。
その際は再び警告が表示される可能性がありますが、ライコウでは「初回の再施工は無償対応」という安心のアフターフォロー体制を整えています。
SOSコールは不要だが警告を消したいというお客様にとっては有効な選択肢です。
フルスクリーン表示で純正AppleCarPlay有効化
続いてはAppleCarPlayの有効化施工です。
F系BMWではAppleCarPlayを有効化しても通常は2/3画面表示となり、ナビ画面が小さく不便に感じられることがあります。今回のお車はHMIバージョンが上がっていたため、フルスクリーン表示でのCarPlayを有効化できました。





施工後は、iPhoneにインストールされている地図アプリや音楽アプリを大画面で直感的に操作できるようになります。
特に地図アプリでは表示領域が広がるため、交差点や周辺の道路状況が見やすくなり、ドライブ時の利便性が大幅に向上します。
また、音楽アプリやメッセージ機能もステアリングスイッチや音声操作と連動するため、安全性と快適性を両立できます。


さらにAppleCarPlayだけでなく、Android端末向けのスクリーンミラーリング機能も有効化しました。
スマートフォンやタブレットの画面をそのまま車両モニターに映し出すことができ、YouTubeの動画視聴やブラウザ閲覧なども可能になります。
ライコウではファーウェイ製タブレットで動作確認を実施しており、日本製Androidよりも海外製端末のほうが安定した接続を実現しています。




認証コード方式を採用しており、万が一ディーラーでのプログラミング作業後にCarPlayが無効化されてしまっても、ライコウに再来店いただければ即日復旧可能です。
こちらも「1回目の再施工は無償対応」としているため、安心してご利用いただけます。
AppleCarPlayの施工事例は、こちらの【AppleCarPlay有効化ブログ一覧】からも多数ご覧いただけます。
注意点・留意事項
- コーディング作業は専用ツールを使用(ディーラー診断機では不可)。
- 車両診断やエラーチェックはBMW/MINI専用診断機(ISTA)を使用。
- ディーラーにてプログラミング作業を行うと設定が元に戻ることがあります。ライコウでは初回再施工を無償対応。
- AppleCarPlay有効化は認証コード方式。万が一無効化されても即復旧可能。
- Androidスクリーンミラーリングは海外製端末の方が安定性が高い傾向あり。