
奈良県からご来店のBMW G30 コーディング施工を実施。ヘッドライトスイッチ適正化でヘッドライト自動点灯を無効にしたりACC初期速度変更など快適機能を追加しました。


車両情報
車種 | BMW 5シリーズセダン(G30) 523d |
初年度登録 | 2017年 |
都道府県 | 奈良県 |
奈良県からご来店いただいたBMW 5シリーズ G30 523d 前期モデル
今回ご紹介するのは、奈良県からご来店いただいたBMW 5シリーズセダン(G30)523d 前期モデルです。
ディーラーでは基本的に対応できない項目が多いため、ユーザー様の希望を実現するにはライコウのような専門知識と専用ツールが必要となります。
今回の施工では、日常の運転をさらに快適にする機能や、安全性を高める設定を含む 合計11項目 のコーディングをご依頼いただきました。
いずれも普段の使い勝手に直結する項目であり、長距離移動が多いオーナー様にとって特にメリットの大きい内容となっています。
ここからは、施工した11項目を順番に詳しくご紹介してまいります。
コーディング施工
リーガルディスクレーマー非表示設定
BMWのエンジンを始動するたびにナビ画面に表示されるリーガルディスクレーマー。安全上の注意を促す目的で表示されますが、毎回確認ボタンを押すのは煩わしいと感じるオーナー様も少なくありません。今回のG30でも例外ではなく、オーナー様から「不要な操作を減らしてストレスをなくしたい」とのご要望がありました。
コーディングによってこのリーガルディスクレーマーを非表示に設定することで、エンジン始動からナビ画面がスムーズに立ち上がり、快適さが一段と向上します。もちろん、あくまで利便性向上のための設定であり、安全運転への意識は常に必要です。
ドアオープン時のパワーウインドウ操作のワンタッチクローズ有効化
純正状態のG30では、ドアを開けた状態でパワーウインドウを閉める際にワンタッチ機能が働かず、スイッチを押し続ける必要があります。これは安全性を重視した仕様ですが、実際には不便さを感じる場面が多いのが実情です。
コーディングによってドアオープン時でもワンタッチで閉じられるように設定を変更することで、利便性が大幅に改善されました。例えば洗車時や同乗者が降りた後に窓を閉め忘れた場合でも、スイッチを軽く操作するだけで自動的に閉まり、煩わしさがなくなります。
後退時の助手席ドアミラー下降角度変更(浅め)
BMWの多くのモデルには、後退時に助手席側ドアミラーが下降して後方下部の視認性を確保する機能が備わっています。ただし、純正設定の下降角度は深めに設定されているため「下がりすぎて逆に見づらい」と感じるケースがあります。
今回の施工では下降角度を浅めに調整しました。これにより、縁石や白線を的確に確認できるちょうど良い視界が得られ、駐車のしやすさが向上。オーナー様からも「バック駐車が格段に楽になった」とご満足いただけました。

エンジン停止時にアイドリングストップ状態の前回記憶
523dはディーゼルモデルということもあり、アイドリングストップの制御が純正設定ではやや過敏に感じられることがあります。信号待ちの度にエンジンが停止・始動を繰り返すと、快適性やバッテリー寿命に影響を与えることも。
コーディングによって「前回の状態を記憶」するように設定することで、オーナー様が好む制御を維持できます。例えばOFFにしていた場合、次回エンジン始動時もそのままOFFのままとなるため、毎回スイッチを押す必要がなくなり、利便性が格段に向上します。

シートベルト非装着時の警告音無効化
短距離移動や車庫入れ時など、シートベルトを装着しないシチュエーションで警告音が鳴り続けるのは煩わしいと感じる方も多いでしょう。もちろん通常走行ではシートベルトの装着は必須ですが、状況によっては不要な警告がストレスとなります。
今回のコーディングにより、シートベルト未装着時の警告音を無効化。警告ランプは点灯しますが、不快な音は鳴らなくなり、利便性が高まりました。ただし、あくまで安全確保を最優先にし、日常走行では必ずシートベルトを装着することを前提としています。

ドアロック/ドアアンロック時の確認音メニュー項目追加
BMWでは、ドアロック時やアンロック時に「確認音」を鳴らす設定が可能ですが、純正状態では車両メニューに項目が表示されていないケースがあります。今回の施工では、iDriveメニュー上に確認音のオン/オフを切り替える項目を追加しました。
これにより、オーナー様が必要に応じて設定を変更できるようになり、利便性が向上。駐車場で車を離れる際に「確実に施錠されたかどうか」を音で確認できるため、安心感も得られます。

エンジン始動時の走行モードをエコプロモードに設定
純正状態のG30では、エンジン始動時に自動的にCOMFORTモードで立ち上がります。しかし、日常的にECO PROモードを使用するオーナー様にとっては、毎回切り替え操作を行うのは面倒です。
今回のコーディングでは、エンジン始動時の初期モードをECO PROに固定するよう変更しました。燃費志向の523dにとって非常に相性の良い設定であり、オーナー様からも「無駄な操作が減り効率的に走れる」と高い評価をいただきました。

自動時刻設定メニュー項目追加
iDriveシステムの時計は、純正状態では手動で調整する必要があります。これが意外と面倒で、特にサマータイムや長距離移動時に時刻がずれるとストレスを感じます。
コーディングにより「自動時刻設定」のメニューを追加することで、GPS情報などを活用して自動的に正しい時間に補正されるようになります。小さな変更ですが、毎日の利便性に直結する便利な機能です。

運転席ドアのトランクリッドスイッチ操作でワンタッチクローズ有効化
純正状態では、運転席のスイッチでトランクを閉める際に長押し操作が必要です。これをワンタッチで閉じられるように変更しました。
特に荷物を積み込んだ後や、助手席に同乗者がいる場合でも、スイッチを軽く押すだけでトランクが自動で閉まるため利便性が大幅にアップ。日常的にトランクを使うシーンが多いオーナー様に喜ばれる施工内容です。

アクティブクルーズコントロール(ACC)の動作初期速度変更(5km/h)
ACCの動作初期速度は純正状態では30km/hに設定されていることが多いですが、渋滞路などでは高すぎて使いにくいという声があります。
今回の施工では初期速度を5km/hに変更。これにより、低速域からACCを作動させられるようになり、渋滞時のストップ&ゴーに大きく役立ちます。長距離ドライブが多い523dオーナー様にとって、快適性と疲労軽減に直結する大きなメリットです。

ヘッドライトスイッチ適正化設定
最後に施工したのがヘッドライトスイッチの適正化です。純正設定ではスイッチが[0]であっても夜間にヘッドライトが自動点灯してしまいます。
従来のように[0]ではヘッドライトが点灯しないようにできます。
待ち合わせ時やサービスエリアなどでの休憩中にヘッドライトが点灯し続けるといった症状を無くせます。

まとめ|BMW G30 コーディング施工で日常が快適に変わる
今回ご紹介したように、BMW G30 523d 前期モデルにおいて11項目のコーディング施工を実施しました。
いずれも「ディーラーでは対応不可」「ユーザーの要望に合わない」といった制約を解消し、日常の利便性と快適性を大幅に向上させる内容です。
コーディングは専用ツールを用いて施工しており、ディーラーの診断機では対応できません。
また、プログラムアップデートなどで設定が戻る場合もありますが、ライコウでは初回の再施工は無償で対応しております。
「もっとBMWを快適にしたい」「純正では物足りない」とお考えの方は、ぜひライコウまでご相談ください。
お客様のライフスタイルに合わせた最適なコーディングをご提案いたします。
RAIKOでは、BMWやMINIの各車種ごとに対応可能なコーディング項目をまとめた「車種別コーディングリスト」をご用意しています。施工内容を事前に把握していただくことで、ご来店時のご相談もスムーズに進めていただけます。
ご来店前のご検討にぜひご活用ください。