
BMW 5シリーズ G30 デイライト 修理。デイライトが暗く変色するトラブルをリペア修理で解決。高額なヘッドライト交換を回避できます。


車両情報
車種 | BMW 5シリーズセダン(G30) 530i |
初年度登録 | 2019年 |
都道府県 | 愛知県 |
BMW 5シリーズ(G30)で運転席デイライトが暗くなるトラブルが多発
愛知県からご来店いただいたお客様のBMW 5シリーズセダン(G30・530i・前期モデル)。
運転席側ヘッドライトの内側デイライトが茶色く暗く変色しており、点灯パターンに違和感がある状態でした。
この症状、実はG30/G31/F90系の5シリーズでは非常に多い定番トラブルです。

最近のライコウブログでもG30のデイライト修理事例が続いており、
「またG30か!」というほど同様の症状が連発しています。
👉 BMW 5シリーズ(G30/G31/F90) 修理・カスタム事例一覧はこちら
社員旅行で訪れた京都・八坂神社付近でも、信号待ち中のG30が助手席デイライトのみ暗くなっているのを発見。
つまり、全国的に発生している構造的な弱点といえます。
デイライトが変色・暗くなる原因は「アクリルの熱溶解」
原因は、デイライト内部のアクリル拡散板がLEDの熱で溶けてしまうこと。
LEDチップは長時間発光すると非常に高温になり、
特に「昼間デイライト点灯のまま長距離を走行する」ユーザーでは発生リスクが高くなります。


夜間中心の使用や近距離メインの方では起きにくい傾向ですが、
一度アクリルが熱変形してしまうと自然修復は不可能。
結果として発光ムラや暗点が生じ、ディーラーではヘッドライトASSY交換(片側60万円以上)となってしまいます。
ライコウでは高額交換を回避し、アクリルリペア+BMW純正新品LEDモジュール交換という独自修理を実施しています。
ライコウ独自のアクリルリペア手順と修理工程
リペアは熟練の手作業で行い、片側約2時間で修復可能です。
- ヘッドライトを車両から取り外し
- 内部のLEDモジュールを慎重に分解
- 茶色く変色・溶解したアクリル部分を切削
- ヤスリの番手を上げながら照射面を滑らかに整える
- 研磨・磨きで光沢を復元
- BMW純正新品LEDモジュールを装着
- ヘッドライト点灯・デイライト/ロービーム時の動作確認
- BMW専用診断機「ISTA」でエラーチェック




作業後は光の拡散も均一になり、新品同様の自然な白さを取り戻します。
画像比較では修理前後の明るさ・色味の違いがはっきりわかります。


リペアのメリットとデメリットを徹底解説
✅メリット
- 高額なヘッドライト交換を回避でき、費用を大幅に削減
- 産業廃棄物を出さず環境にやさしい修理方法
- 作業時間は約2時間で即日仕上げ可能
⚠️デメリット
- 損傷がひどい場合はアクリルの切削量が多く、デイライト輝度がやや低下することがあります。
- ごく一部の個体では内部劣化が進んでおり、LEDモジュール交換後も輝度差が残る可能性があります。
- 熱変形が再発しないよう、発光輝度の調整コーディングを推奨しています。
今後の対策とライコウからのご提案
アクリル溶解を防止するため、ライコウでは以下の対策をおすすめしています。
- デイライト輝度を100% → 70%にコーディングで変更
→ LEDの発熱を軽減して長寿命化を図ります。 - デイライトメニュー表示コーディングで任意に点灯/消灯を切替可能に。
- アクリルを事前に研磨し、LEDとの接触を防止する予防処置も可能。
リペア+予防処置を行うことで、BMW純正新品LEDモジュール(27,600円 税別)を交換する必要が無く、美観を維持でき将来的な修理費用を抑えられます。