BMW X1(F48)の日本仕様では搭載されていない装備を追加して動作させます。
今回は、ハイビームアシスト(HBA)機能とスピードリミットインフォ(SLI)機能を追加しました。
ハイビームアシスト(HBA)機能はロービームとハイビームを自動切替してくれます。
スピードリミットインフォ(SLI)機能は制限速度情報をメーターパネルやヘッドアップディスプレイに表示します。
ハイビームアシスト(HBA)機能およびスピードリミットインフォ(SLI)機能ですが車両にはもともとプログラムがインストールされていますが日本仕様では封印されてます。コーディングでコンピューターの設定を変更してあげることで封印されていた機能を解き放つことができます。
車両情報
車種 | BMW X1 ( F48 ) LCI 18d |
初年度登録 | 2022年 |
都道府県 | 愛知県 |
純正ハイビームアシストスイッチ付ステアリングコラム後付装着
純正ハイビームアシストでオートハイビーム
ハイビームアシストとは、先行車または対向車や周囲の明るさなどに応じ、自動的に上向きと下向きを切り替えます。
しかし、日本仕様の欧州車ではハイビームアシスト機能が封印されてしまっております。
ハイビームアシスト機能の封印を解くためには、コラムスイッチ交換作業とコーディング施工が必要になります。
純正ハイビームアシストスイッチ付ステアリングコラム取り付け
ウインカーレバーの先端にハイビームアシストスイッチが備わったステアリングコラムへ交換します。
そして、ハイビームアシスト機能が動作するように車両コンピューターの設定を変更します。
純正ハイビームアシスト機能の動作チェック
ライトポジションが【AUTO】でヘッドライト点灯時に、ウインカーレバー横のハイビームアシストスイッチを押すことにより、ハイビームアシスト機能が有効になります。
ハイビームアシストスイッチを押してハイビームアシスト機能を動作させます。
するとメーターパネル内にハイビームアシストのアイコンが点灯します。
フロントウインドウ上部のカメラにて周囲の明るさや車両の状況に応じてロービームとハイビームを自動切替します。
標準設定だとハイビームアシスト機能を体感しづらいので、ハイビームアシスト機能が動作する速度や感度を変更させていただきました。
スピードリミットインフォ ( SLI ) コーディング施工
コーディングとは・・・
愛車を自分仕様へと変身させることができるのがコーディングです。
コーディングによって、使い勝手の悪さを改善したり、製造年月での仕様の違いやグレード&装備の違いなどによって封印されている機能を呼び起こすことができます。
スピードリミットインフォ ( SLI )機能追加 (対応車種:F54/F55/F56/F57/F60/F45/F46/F48/F39)
スピードリミットインフォ ( SLI )機能を追加しました。
フロントカメラが装着されている車両であればカメラおよびナビの地図情報を元に制限速度表示がメーター内およびヘッドアップディスプレイ内に表示されるようになります。
制限速度表示に加えて、追い越し禁止の表示も可能になります。
2020年7月製造以降の車両からは他車種と同様に認証コードをBMW AGから購入する必要があります。
コーディングでのご留意事項
車両のコンピューターには、プログラムファイルや設定ファイルなどがインストールされており、コーディングは設定ファイルの中身を変更します。
したがいまして、設定ファイルに存在している項目のみが変更できるため、存在しない項目については変更できません。コーディングではプログラムファイルは変更できない為、コーディングによって何でも機能が実現できるわけではありません。