X1(F48)のデイライト発光色が外側だけイエローのような感じで発光しているため点検でご来店です。
明らかにデイライトの色と輝度が異なる発光となっていたのはLEDモジュールの不良でした。
LED素子にダメージがあると見た目が大きく変化してしまうトラブル事例です。
最近MINIで見かける発光不良ですが、BMWでも見かけることが多くなってます。
車両情報
車種 | BMW X1 ( F48 ) 18d |
初年度登録 | 2019年 |
都道府県 | 神奈川県 |
左側ヘッドライトリングLEDの発光不良トラブル
助手席側ヘッドライトの外側リングライトだけイエロー発光?
助手席側ヘッドライトのデイライトは2つのリングライトが発光します。
その外側のリングライトだけがイエローのようなカラーで発光しています。
外側のリングライトの発光輝度は暗くなっています。
何故、LEDがイエローのような発光色で輝度が下がってしまっているかを調査します。
デイライト用のLEDモジュールを取り外し
ヘッドライト上部に取り付けられているデイライト用のLEDモジュールを取り外して状態を確認します。
暗くイエロー発光している外側リングライト用のLEDモジュールを取り外してみました。
MINIで見かけるようなLED焼損は発生していませんが、素子の色がなんか変!?
LED素子の違いを確認するため内側リングライト用のLEDモジュールも取り外してみました。
するとLED素子の中央部が黄色くなっています。
ホワイト発光する場合、LED素子は黄色なんで、外側のLEDモジュールの素子は黄色では無く白っぽい感じなのでダメージを受けていると判断できます。
また、エンジンを掛けてLEDモジュールを点灯させてみると、内側と外側のLEDモジュールで発光色と発光輝度に違いがあることが確認できました。
ってことから、まずはLEDモジュールを交換する必要がありそうです。
また、デイライトリングのアクリル部分を確認します。
すると、アクリルの中央付近に茶色で点のようなものが見えます。
LED発光の熱でデイライトリングのアクリルが溶けています。
この茶色い部分を取り除かないとBMW純正のLEDモジュールを新品へ交換しても、発光色や発光輝度に影響が出てしまうかもしれません。
本日の作業はここまで。
新品のBMW純正LEDモジュールを発注して、次回LEDモジュール交換時に発光色や発光輝度に影響が出た場合、デイライトリングのアクリル部分を削ってみることになりました。