ご来店まではライコウでパドルシフトやAppleCarPlayを後付装着したことにより車両に不具合が発生したと思われていましたが、実は純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0に問題があったというトラブル事例です。
現車を見て調べて原因追究して後付装着には問題が全く無かったことを証明できました。
車両情報
車種 | BMW X2 ( F39 ) 18d |
初年度登録 | 2020年 |
都道府県 | 埼玉県 |
車両がスリープモードに入っても高すぎる静電流の原因調査
ライコウで後付作業をしてからドラレコと繋がらない&バッテリーが上がってしまう!?
2023年6月にライコウへご来店いただき、パドルシフト後付装着とAppleCarPlay有効化を作業いたしました。
そのあとから純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0とスマホが接続できなくなった。
バッテリーが上がってしまい、新品に交換してもすぐにバッテリーが消耗してしまう。
ディーラーで診てもらおうとしたが、後付装着されている内容をすべてリセットしないと診ることができない。
という内容でご連絡がありました。
ライコウへお越しいただき調査を開始
まずは、純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0とスマホが接続できなくなった件を調べてみることにしました。
純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0とiPhoneの接続はWifiを介して行ないます。
また、AppleCarPlayもiPhoneとのBluetooth接続を行なってからWifi接続に切り替わります。
それぞれWifi接続となっているので、純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0と接続するためには、いったんAppleCarPlayとの接続を解除する必要があります。
その手順を踏んでiPhoneと純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0の接続を試みるものの、まったく接続できません・・・。
おっと接続できない原因が分からない(;'∀')
接続できない原因の想定が立たないのと、ディーラーへ入庫するためには後付装着した内容をすべてリセットする必要もあるので、とりあえず昨年作業したパドルシフト後付装着とAppleCarPlay有効化をもとに戻すことにいたしました。
パドルシフトはステアリングに付いているものの動作しないようになりました。
AppleCarPlayもデリートして、認証コードをクリアしてから再インストールして、元に戻す作業は完了です。
元に戻す作業に約2時間かかりました。
その間に、iPhoneと純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0が接続できない件とバッテリー上がりに関する情報が無いかと調べてみると・・・。
ヒントになる情報を発見っ!
純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0が壊れているかも?って情報です。
また、バッテリーが上がってしまう原因はBMW専用診断機でチェックしてみると、スリープモード時に静電流が高すぎる現象が頻発していることも判明。
純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0の動作チェック
純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0の動作状況をチェックしてみました。
ホワイトのLEDが点灯して電源が入っているものの、録画中を示す赤色LEDは点灯していません。
純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0の初期化を行なうものの、まったく反応ナシ・・・。
純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0が壊れている!
だから、iPhoneと純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0が接続できないんだとうなづけます。
もっと早くに気づけばよかったのにと反省。
また、純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0が壊れてしまうとバッテリーが上がってしまう症状も出るようです。
まさに、今回の症状とビンゴのトラブル内容でした。
BMW X2 ( F39 ) でトラブルを出していた根源は
故障した純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0が原因
だと結論付けられました。
したがいまして、昨年にライコウで後付装着したパドルシフトとAppleCarPlayは今回のトラブルとは全く関係ありません。
車両トラブルの原因は純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0
原因調査と後付装着のリセット作業の間、お客様は外出されていました。
純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0が原因だったと早く調査結果をお伝えしたい
と思いながら、戻って来られるのを待ちます。
そして、お客様がお戻りになられてて、調査結果をお伝えしようとしたら・・・。
偶然にも外出されている間に同様の情報をネットで見つけられたそうです。
なので、お客様も純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0が原因だったと確信をお持ちの状態でのお戻りでした!
純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0は故障が多いと噂には聞いていましたが、ホントとんでもない厄介モノですね。
トラブルの根源を絶つ!
厄介モノの純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0を取り外し。
こんなモノ使ってたら愛車が壊れてしまう(-_-;)
お客様の持ち物なので純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0は取り外してお返ししましたが、
私の所有物であればハンマーで粉々に叩き壊していたはず。
昨年大フィーバーしたディーゼル車向けのリコール作業。
その時にディーラーでのプログラミング作業で車両ECUが飛びまくって、その原因をコーディングや社外ドライブレコーダーに責任転嫁していたことを思い出されます。
メーカーやディーラーがコーディングや社外ドライブレコーダーに濡れ衣を着せてきた件は、私が徹底的に原因を調査して昨年に冤罪を晴らした内容のブログを書かせていただきました。
それよりも純正ドライブレコーダー Advanced Car Eye 2.0の品質の悪さのほうが問題なのでは!?
と久しぶりに憤りを感じながらブログを書きました。