
岐阜県からご来店いただいたBMW X6(F16)のドライブレコーダー取付をご紹介します。装着されていたのはBMW純正の ADVANCED CAR EYE 2。駐車監視付きの機種へ入れ替えたいとご相談をいただき、純正機を配線ごと撤去したうえで、前方・車内・後方を1台で記録するユピテル Z-330 とオプションのマイクロ波センサーを取り付けました。あわせて、サンキューホーンスイッチの増設も行なっています。


| 車種 | BMW X6(F16)xDrive35i |
|---|---|
| 年式(初年度登録) | 2019年 |
| 来店エリア | 岐阜県 |
BMW純正 ADVANCED CAR EYE 2 を配線ごと取り外し
すでにドライブレコーダーが付いているのに、なぜ付け替えるのか。今回のX6に装着されていたBMW純正の ADVANCED CAR EYE 2 は、何かとトラブルが多発する機種です。ディーラーオプションとして装着されている車両は多いのですが、装着から2年を過ぎたあたりで故障してしまうケースが少なくありません。録画されていないことに気づかないまま乗り続けてしまうだけでなく、以前にはバッテリーを新品に交換しても短期間で消耗してしまい、現車を調べたところ原因が純正ドライブレコーダー側にあった、という事例もありました。
ライコウでの載せ替えは、本体を外して終わりにはしません。内張りを外して配線をたどりながら、既存機の配線までさかのぼってすべて取り除いてから、新しい機種の取り付けに入ります。古い配線を内装の裏に残したまま新しいカメラの配線を通すと、不要な線が重なって取り回しが乱れ、あとから点検や機器の追加を行なう際にどの線がどの機器のものか判別しづらくなるためです。取り外しの際も既存の配線をカットせず、丁寧に抜き取っていきます。
BMW X6(F16)にユピテル Z-330 ドライブレコーダーを取付

入れ替えたのは、ユピテル(Yupiteru)製の3カメラドライブレコーダー Z-330 です。


フロント1カメラと、後方用・車内用がひとつになったリアデュアルカメラの2ピース構成で、前方・車内・後方を1台で同時に記録します。あおり運転を受けた場面も、車内でのやり取りも、駐車場で当てられた後方の状況も、1台でまとめて残せる構成です。



画質は全カメラが200万画素のFULL HD(1920×1080)で、イメージセンサーには高感度の STARVIS 2 を採用。視野角は対角で前方162°・車内158°・後方155°、全カメラがHDRに対応しています。GPSとGセンサーも搭載し、記録媒体は付属の64GB microSDカード(Class10以上の16〜128GBに対応)。エンジン始動から最速2秒で録画を開始します。リアカメラは後方から車内側を撮影する配置のため、乗車している方の顔が正面から映り込まない設計になっているのも扱いやすい点です。

今回ご要望の中心だった駐車監視機能は標準装備です。付属のB/ACC電源直結コードで接続することで、アクセサリー電源のON/OFFに合わせて「駐車監視モード」と「常時録画」を自動で切り替えます。乗り降りのたびに手動で切り替える必要がありません。駐車監視中の記録はタイムラプス・動体検知・Gセンサー記録から選べるので、駐車環境やバッテリーの使い方に合わせて設定を相談しながら決めていきます。
電源の取り出しをはじめとする配線作業では、ライコウはエレクトロタップ(配線分岐コネクター)を使用しません。既存配線の被覆を金属刃で押し割って接触させる構造のため、振動が続く車内環境では接触不良や断線の原因になりやすいからです。専用ハーネスとハンダ処理で確実に接続し、リアカメラからフロント本体まで引き回す配線は内装の内側へ隠蔽処理して、車内に線が見えない仕上がりにしています。取り付け後は診断機を接続してエラーチェックを行ない、消えないエラーが残っていないことを確認しました。
オプションのマイクロ波センサーを追加装着
Z-330 の標準の駐車監視に加えて、オプションのマイクロ波センサー OP-MDS1 も取り付けました。駐車中に車両周辺の動きを検知して録画を強化するパーツで、検知したときだけ記録を動かす仕組みのため、常時記録し続ける場合と比べてバッテリーへの負荷を最大98%低減できます。長時間の駐車が多い方でも、停車中の記録体制を保ちながらバッテリーの消耗を抑えられる組み合わせです。走行中はもちろん、駐車中も前方・車内・後方の全方向を記録できる構成になりました。
サンキューホーンスイッチをステアリングコラム左側へ増設

合わせてご依頼いただいたのが、サンキューホーンスイッチの増設です。純正のホーンボタンはステアリング中央にあり、押し込んで鳴らす仕様のため、合流で入れてもらった直後や道を譲ってもらった瞬間など、咄嗟に合図を送りたいタイミングでは押しづらいと感じる場面があります。そこで純正のホーンとは別に、押しやすい位置へ専用のスイッチを追加します。
今回のX6では、ステアリングが付いているコラムの左側にスイッチを装着させていただきました。ステアリングから手を大きく動かさずに指が届き、見た目のおさまりも良い位置です。スイッチをどこに設けるかによって内張りの脱着範囲や配線の引き込み方が変わり、作業内容も変わってきますので、運転中に自然に手が届く位置かどうかをお客様と相談したうえで決めています。
配線は既存のホーンとは別系統としているため、スイッチを押すと短く軽い電子音が鳴り、長く鳴り続けることがありません。歯切れよく、伝えたい合図だけを送れるようになりました。
まとめ
- トラブルの多いBMW純正 ADVANCED CAR EYE 2 を、本体だけでなく配線までさかのぼって撤去しました
- 前方・車内・後方を1台で記録するユピテル Z-330 へ載せ替え。全カメラ200万画素・STARVIS 2 搭載で、駐車監視は標準装備です
- オプションのマイクロ波センサーを追加し、バッテリーへの負荷を抑えながら駐車中の記録体制を強化しました
- サンキューホーンスイッチはステアリングコラムの左側に増設。別系統配線で短く歯切れよく鳴らせます
BMW X6 のように純正ドライブレコーダーの調子が気になっている方も、駐車監視をしっかり効かせたい方も、車両に合わせた機種選びと配線処理からご提案できます。ドライブレコーダーの載せ替えやサンキューホーンスイッチの増設をお考えでしたら、ライコウまでお気軽にご相談ください。
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