MINI クラブマン F54 アイドリングストップ OFF設定の追加コーディングと診断で判明したコンフォートアクセス不良の原因

MINI クラブマン F54 アイドリングストップ OFF設定の追加コーディング施工。作業前後のISTA診断でコンフォートアクセス不良の原因も特定した事例です。

ミニ クラブマン(F54) クーパーS(COOPERS)
ミニ クラブマン(F54) クーパーS(COOPERS)

車両情報

車種ミニ クラブマン(F54) クーパーS(COOPERS)
初年度登録2016年
都道府県神奈川県

追加コーディング施工内容について

神奈川県内よりミニ クラブマン(F54) クーパーSでご来店いただきました。

今回は1項目のみの追加コーディング施工をご依頼いただいています。

  • エンジン始動時にアイドリングストップをオフ状態に設定

標準仕様では、エンジン始動のたびにアイドリングストップがオンになりますが、この設定を変更することで、始動時からアイドリングストップが作動しない状態になります。

MINI クラブマン F54 アイドリングストップ OFF設定の追加コーディング

日常的にアイドリングストップをオフにしている方にとっては、毎回スイッチ操作を行う必要がなくなり、ストレス軽減につながる人気のコーディング項目です。

追加コーディング施工自体は短時間で完了しています。

専用診断機(ISTA)による作業前後の車両診断の重要性

ライコウでは、作業の前後で必ず専用診断機(ISTA)による車両診断を実施しています。

今回も例外ではなく、作業前・作業後ともに診断を行いました。

その結果、作業後の診断において次のエラーが確認されました。

  • 車内フロントアンテナ:配線断線
専用診断機(ISTA)による作業後の車両診断「車内フロントアンテナ:配線断線」

このエラーは今回のコーディング作業とは直接関係ありませんが、実はここ最近「コンフォートアクセスが動作しなくなった」という症状が出ているとのこと。

診断結果と症状が一致しており、原因がはっきりしました。

エラー履歴から判明した“挿し忘れ”というヒューマンエラー

作業前の車両診断を確認すると、多数のエラー履歴が残っていました。

専用診断機(ISTA)による作業前の車両診断では多数のエラー履歴

その内容を精査すると、ある修理履歴が想定できます。

それが、
「車両動き出し注意」の警告に対するバネ交換修理

お客様にお伺いすると、まさにその修理を過去に実施されており、
その修理以降からコンフォートアクセスが動作しなくなったとのことでした。

この修理ではセンターコンソールを取り外しますが、その際、コンフォートアクセス用アンテナ(2か所)のコネクターを一度抜く必要があります

今回の原因は、
👉 組み戻し時にフロント側アンテナのコネクターを挿し忘れていたこと

人が作業する以上、ミスや忘れが起こる可能性はゼロではありません。
しかし、それを防ぐために必要なのが診断機によるエラーチェックです。

診断機を使わない作業のリスクとライコウの考え方

今回のケースから考えられるのは、

  • 専用診断機を所有していない
  • 作業完了後のエラーチェックを行っていない

いずれか、または両方です。

このような挿し忘れによるトラブルは、診断機があればその場で確実に発見できます

ライコウでは、

  • 作業前診断で既存トラブルを把握
  • 作業後診断で新たなエラーが出ていないかを確認

この工程を省くことはありません。

結果として、「原因不明の不具合」や「後日発覚するトラブル」を未然に防ぐことができます。

他店様の作業内容を否定する意図はありませんが、反面教師として学ばせていただいた事例でもありました。

なお、今回施工した「エンジン始動時にアイドリングストップをオフ設定」を含む
ミニ/BMW向けの各種コーディング内容は、
▶︎ https://raikopower.com/coding-list/
こちらで車種別にご紹介しています。

備考・特記事項

今回は点検を通じて、コーディングとは別件の不具合原因まで特定できました。
「ちょっとした違和感」でも、診断することで原因が明確になるケースは少なくありません。