
ミニ クラブマン F54 テールライト異常の警告が出たとのことでご来店。LCIユニオンジャックテールライト後付装着後に発生した点灯異常を診断。現車確認及びISTA診断結果に基づき右側テールライトを純正新品へ交換。


車両情報
| 車種 | ミニ クラブマン(F54) クーパーS(COOPERS) |
| 初年度登録 | 2016年 |
| 都道府県 | 栃木県 |
ミニ クラブマン(F54)|LCIユニオンジャックテールライト点灯不良の点検と右側テールライト交換
LCIモデル用テールライト後付装着車での警告表示トラブル
栃木県からミニ クラブマン(F54) クーパーSのお客様にご来店いただきました。
今年6月にLCIモデル用の純正ユニオンジャックテールライトを後付装着され、その後しばらくは問題なく使用されていましたが、半年ほど経過した頃から右ブレーキテールライト異常の警告が表示されるようになったとのことです。
あわせて、ディーラー点検時にリアフォグライトが点灯しない症状も指摘されたとのことで、詳細な点検を目的にご入庫いただきました。
現車確認と専用診断機(ISTA)による点検結果
まずは現車確認を実施しました。
警告表示が出ているとのことでしたが、右側テールライトのブレーキライト自体は正常に点灯しており、視覚的な不点灯は確認できませんでした。

一方、リアフォグライトについては、
- スイッチ操作を行ってもメーター内にリアフォグのアイコンが表示されない
- スイッチを何度か、やや強めに操作するとアイコン表示と同時に点灯する
といった挙動が確認でき、スイッチ接触に起因する動作不良の可能性が考えられる状態でした。



続いて、専用診断機(ISTA)で車両診断を行ったところ、右スプリットドア側テールライトアウトプットの故障履歴が記録されており、ログ上では10月23日頃から不具合が発生していることが読み取れました。


配線・コーディング確認とテールライト本体の判断
LCIテールライト後付装着車の場合、
- 配線処理
- コーディング内容
のいずれかに起因して警告が出るケースも考えられます。
そこで、
- テールライト関連配線の状態確認
- コーディング内容の再チェック
を行いましたが、いずれも異常は確認されませんでした。

そのため、ISTAの診断結果に基づき、右側ユニオンジャックテールライト本体の内部不具合の可能性が高いと判断。
今回は右側テールライトを純正新品へ交換させていただきました。


なお、LCIモデル用テールライト後付装着後の不具合は、ライコウとして初の事例となります。
右側テールライト交換後の確認と注意点
新品テールライトへ交換後、
- ブレーキライト
- テールライト
- ウインカー
- リアフォグ連動
の各点灯状態を確認し、正常動作を確認して作業完了となりました。






ミニ純正パーツについては、メーカー保証24か月が設定されています。
後付装着であっても、純正新品パーツを使用している場合は保証対象となるため、万が一の際にも安心できる点は大きなメリットです。
注意事項(トラブル防止のために)
- 警告表示=即不点灯とは限らないため、現車確認と診断機チェックの両方が重要です
- 配線やコーディングに問題が無い場合でも、テールライト本体内部の不具合が原因となることがあります
- 純正新品パーツは24か月の保証対応が可能なため、交換時の安心感があります

テールライトの点灯異常や警告表示でお困りの場合は、車両状態を正確に把握したうえでの診断・対応が重要です。
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