
MINI F55 クーパーS ドライビングモード機能を後付装着。回転リング仕様でSPORT/MID/GREENを操作可能。ASD非装着時の注意点も解説。


車両情報
| 車種 | ミニ ハッチバック(F55) クーパーS(COOPERS) |
| 初年度登録 | 2014年 |
| 都道府県 | 東京都 |
作業のご依頼背景
東京都からご来店いただきました。
2014年式のMINI F55 クーパーSへ、純正ドライビングモード機能の後付装着をご依頼いただきました。
本車両はドライビングモード非装着仕様のため、回転リング付きの純正パーツを追加し、配線作業とコーディング施工を行なうことでSPORT / MID / GREEN の3モード切替操作を可能にしています。

回転リング仕様は、シフトレバー根元のリングを回すことで直感的にモード変更でき、走行シーンに応じたドライビングフィールを楽しめるのが特徴です。
回転リング仕様ドライビングモードの特徴
2017年6月までのMINI(F55 / F56 / F57)では、回転リング式ドライビングモードスイッチが採用されています。
リングを回転させることで
- GREEN(エコ重視)
- MID(標準)
- SPORT(スポーティ)
の3モードを切り替えることができ、スロットルレスポンスやトランスミッション制御の特性が変化します。




ライコウでは、ドライビングモード非装着車両に対しても純正パーツを使用し、表示・動作ともに正しく連動する状態で後付装着しています。
クーパーS特有のASD(アクティブサウンドデザイン)について
COOPER S および COOPER SD では、ドライビングモード後付時に ASD(アクティブサウンドデザイン) の追加が本来であれば必要です。
ASDは、車内スピーカーから人工的なエンジンサウンドを再生するユニットですが、
追加装着すると費用が高額になりがちです。
今回は、ASDユニットは装着せず、ドライビングモードの機能のみを有効化しています。
この仕様でも
- SPORTモードでのレスポンス変化
- MID / GREENモードでの快適性
といった走行フィーリングの変化は問題なく体感可能です。


ASD非装着仕様での注意点(重要)
ASDを装着していないCOOPER Sでは、ディーラーでプログラミング作業が実施された場合、ドライビングモード機能が無効化される設定となっています。
これは、メンテナンス時の予期せぬ不具合を防止するための措置です。
万が一機能が消失した場合でも、再来店いただければ再設定により復活可能で、1回目の再設定は無償対応しています。
ASDを追加装着した場合は、プログラミング後も機能は維持されます。
なお、ONE / COOPER / COOPER D グレードではASD不要のため、プログラミング後も機能が消失することはありません。
施工事例のご紹介
回転リング仕様ドライビングモード後付装着の施工事例一覧はこちら
👉 https://raikopower.com/category/blog/maker_option/retrofit_driving_mode_switch/
まとめ
MINI F55 クーパーSへの純正ドライビングモード機能後付装着は、車両仕様や年式に応じた正しい構成で行なうことが重要です。
ライコウでは、
- 純正パーツ使用
- 適切な配線処理
- 車両状態を考慮したコーディング設定
を行ない、トラブルを未然に防ぎながら快適なドライビング環境を提供しています。
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