
MINI クーパーS F55 ブレーキ警告が出ているためGLAD製低ダストブレーキパッドを前後交換と同時にアルミホイールをキレイに洗浄。6年経過で点灯するトランスミッションオイル警告をリセットも実施。


車両情報
| 車種 | ミニ ハッチバック(F55) LCI クーパーS(COOPERS) |
| 初年度登録 | 2019年 |
| 都道府県 | 神奈川県 |
はじめに
神奈川県内からご来店いただいた MINI F55 クーパーS。
今回は以下の3つの作業をご依頼いただきました。
- GLAD製低ダストブレーキパッド交換(前後)
- アルミホイールの裏側まで徹底洗浄
- トランスミッションオイル警告リセット(6年タイマー)
どれもMINIオーナー様からご相談の多い内容で、特にF系MINIでは ブレーキダストの汚れ と チェックコントロール警告 の2点は定番です。
本記事では、各作業を詳しく解説していきます。
GLAD製低ダストブレーキパッドに交換(前後)
チェックコントロール画面に 「ブレーキシステム、走行注意」 の警告が表示。

専用診断機 ISTA にて診断したところ、リアの ブレーキパッドセンサーの断線 を記録していました。これはパッド残量が減り、センサーが摩耗することで発生する仕様です。

今回は前後とも GLAD製低ダストブレーキパッド へ交換し、断線していたリアパッドセンサーも新品へ交換しました。



交換後は ISTAにてブレーキサービスリセット を実施し、車両側へ正しいパッド残量情報を登録。


GLAD製パッドはブレーキダストの発生量が大幅に抑えられ、MINI特有の黒く汚れたホイールから解放されるため、当社でも人気の高い製品です。
過去の低ダストブレーキパッド作業ブログはこちら:
👉 https://raikopower.com/tag/mini-repair-brakepad/
アルミホイールの裏側まで徹底洗浄
ブレーキパッド交換に伴いホイールを取り外したタイミングで、
専用ホイールクリーナーを使用して裏側まで徹底洗浄 を実施しました。

MINIはブレーキダストが非常に多い車種で、特にF系ではホイールの裏側に鉄粉が固着しやすく、
通常の洗車では落としきれない状況 がよく見られます。

今回は以下の手順で洗浄を行いました。
- ホイール裏側へ専用クリーナーを浸透させる
- 固着したダストを丁寧にブラッシング
- 表面・裏面・ナットホール内部まで洗浄
- 最後に中性シャンプーで仕上げ


低ダストブレーキパッドの装着により、今後はホイール汚れが大幅に減り、美しい状態が長く保てます。
トランスミッションオイル警告のリセット(6年タイマー)
続いて、チェックコントロール画面に
「トランスミッションオイル点検 必要」
の警告が表示されている件を診断します。

ISTAでエラー内容を確認すると、
「トランスミッションオイル:使用期限が過ぎている」
が記録されていました。

これは故障ではなく、
製造から6年が経過すると自動的に点灯するBMW/MINIの仕様(通称:6年タイマー)
で、オイルの状態や走行距離によるものではありません。
今回はその 警告リセット作業 を実施しました。

※注意点
リセット条件として ATF温度が40〜58℃ の範囲である必要があります。
そのため、ご来店直後は温度が高いため、今回は 約2時間冷却 してから作業を行っています。
関連ブログはこちら:
👉 https://raikopower.com/?post_type=post&s=トランスミッションオイル
まとめ
今回は F55 クーパーS にて、
低ダストブレーキパッド交換・ホイール洗浄・6年タイマー警告リセット の3点を施工いたしました。
✔ ダストが少ないパッドでホイール汚れを大幅に軽減
✔ ホイール裏側まで徹底洗浄で見た目もリフレッシュ
✔ チェックコントロール警告を正しくリセット

MINI F系では今回のようなご相談が非常に多いため、気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。
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