
MINI F55 クーパーSのヘッドライトクラックを、他店で断られた状態からライコウ独自の技術でリペア。
仕上げにダイヤモンドスウェル製プロテクションフィルムを施工し、再劣化を防止しました。
バックライト用LEDバルブとラゲッジルーム用LEDユニットも同時装着。
MINIのヘッドライト修理・カスタムはRAIKOへ。

車両情報
車種 | ミニ ハッチバック ( F55 ) LCI クーパーS ( COOPERS ) |
初年度登録 | 2020年 |
都道府県 | 岐阜県 |
ヘッドライトリペア作業
施工のきっかけとご依頼内容
オーナー様は、数ヶ月前にヘッドライトに小さなひび割れ(クラック)が入っているのを発見されたそうです。
見た目の悪さだけでなく、将来的な車検での指摘や、クラックが大きく広がることも不安材料でした。
📷 ヘッドライトに小さなひび割れ(クラック)が入っている



他店に相談したものの、「内部までクラックが進行しているので交換しか方法がない」と言われてしまったとのこと。
そんな中、MINI専門のカスタムショップとしてヘッドライト修理の実績が豊富なRAIKOを見つけていただき、今回のご相談となりました。
MINI特有のヘッドライトクラック問題とは?
MINIをはじめ、BMW系の車両は欧州車ならではの硬質なハードコートがヘッドライト表面に施工されています。
これは黄ばみやキズを防ぐ役割を果たしていますが、国産車よりも硬く厚い分、一度クラックが入ると修復が難しいのが特徴です。
市販の黄ばみ取り剤や簡易スチーマーでは表面のクラックにはほとんど効果がありません。
「削って磨く」しか方法がないため、施工には高度な技術が求められます。
ライコウではMINI・BMWに特化したノウハウを元に、最適な番手のサンドペーパー選定から磨きまでを徹底管理。
ディーラーでは「アッセンブリー交換しかできない」と言われるケースでも、コストを抑えて復元できる場合が多いのです。
ライコウのヘッドライトリペア作業の流れ
今回は内部進行が軽度だったため、表面処理のみでクラック除去が可能と判断し作業を進めました。
【STEP1】ヘッドライト表面の養生と下処理
ボディや周辺パーツをマスキングし、ヘッドライト単体のみを丁寧に処理します。
【STEP2】粗めのサンドペーパーでクラックを除去
クラック部分を中心に粗めのサンドペーパーでしっかり削り、ひび割れの端まで確実に除去していきます。
この工程をおろそかにすると再発するため、時間をかけて丁寧に進めます。
📷 粗めのサンドペーパーでクラックを除去

【STEP3】番手を上げて滑らかに整える
粗削り後は、番手を段階的に細かくして表面を平滑化します。
これにより、後のバフ磨きが均一に仕上がります。
📷 番手を段階的に細かくして表面を平滑化


【STEP4】コンパウンドとバフ磨きで透明度を復元
最後に数種類のコンパウンドを使用し、バフで丁寧に磨き上げます。
ライコウではヘッドライトスチーマーのような簡易的な方法ではなく、
職人が手作業で磨き切ることで本来の透明度を復元します。
📷 バフ磨きで均一に仕上げ


📷 ヘッドライトの透明度を復元







ダイヤモンドスウェル製プロテクションフィルム施工
仕上げに必須!プロテクションフィルム施工
ハードコートを削り落としてしまうので、そのままでは紫外線や飛び石ですぐに再劣化してしまいます。
そこで施工するのが、ダイヤモンドスウェル製プロテクションフィルム(ブラックグレー)です。
- 透過率53%
スモーク調でドレスアップ効果もあり、照射性能にはほとんど影響なし。 - 高い耐候性・耐衝撃性
紫外線による黄ばみ防止、飛び石キズの防止に大活躍。
見た目も引き締まり、スポーティさがグッと増すのがポイントです。
📷 プロテクションフィルム施工後のヘッドライト




同時に行った便利カスタム:バックライトLED&ラゲッジルームLED
🔹 バックライト用LEDバルブ
バックライトの明るさを大幅アップ。
夜間のバック駐車や後続車への視認性向上に直結します。
📷 バックライト用LEDバルブ

🔹 ラゲッジルームライト用LEDインテリアライトユニット
純正の暗い荷室ライトをLED化することで、
夜間でも荷物の出し入れが格段にしやすくなります。
📷 ラゲッジルームライト用LEDインテリアライトユニット


ヘッドライトトラブルの予防とメンテナンスのポイント
MINIのヘッドライトは高価なので、できるだけ長く良い状態を保つことが大切です。
【おすすめの予防策】
- 洗車後は水滴をしっかり拭き取り、レンズに水垢を残さない
- 紫外線の強い屋外駐車時は可能ならカーカバーを使用
- コーティングよりも、今回施工したプロテクションフィルムの方が効果的です!