
2020年式MINI F56 JCWへ、ACC(アクティブクルーズコントロール)STOP&GO機能の有効化を含む4項目のコーディング施工を実施しました。
従来の仕様では30km/h未満でACCが解除されるため、渋滞時などに不便でしたが、今回のコーディングにより完全停止まで制御が可能に。
さらに、アイドリングストップの自動オフ設定やグリーンモードの強制オン無効化など、利便性も向上。
MINIの快適性と安全性を高めるおすすめのカスタム事例です。

車両情報
車種 | ミニ ハッチバック ( F56 ) LCI ジョンクーパーワークス ( John Cooper Works ) |
初年度登録 | 2020年 |
都道府県 | 大阪府 |
作業内容
コーディング施工
コーディングとは・・・
愛車を自分仕様へと変身させることができるのがコーディングです。
コーディングによって、使い勝手の悪さを改善したり、製造年月での仕様の違いやグレード&装備の違いなどによって封印されている機能を呼び起こすことができます。
エンジン始動時にアイドリングストップをオフ設定
通常はエンジン始動時にアイドリングストップが自動的にオンになりますが、毎回オフにするのが面倒という声が多く寄せられます。コーディングにより、エンジンをかけたときに自動で「アイドリングストップオフ」の状態に変更されるように設定しました。

グリーンモード時のアイドリングストップ強制オンを無効化
グリーンモードに設定すると、車両はエコ走行を優先してアイドリングストップを強制的にオンにします。これを無効化することで、エコモードを利用しつつも、必要に応じてアイドリングストップを回避できるようになりました。
ACC(アクティブクルーズコントロール)の動作初期速度変更
純正状態ではACCを起動した際の初期設定速度は30km/hです。今回は、お客様のご希望に合わせて初期速度を5km/hへ変更。日常の使用シーンに合わせたスムーズな立ち上がりが可能となりました。

ACC STOP&GO機能の有効化
F55/F56/F57のハンドブレーキ仕様車では、アクティブクルーズコントロール(ACC)が時速30km/hを下回ると自動で解除されてしまいます。これにより渋滞などの低速走行時に不便を感じるケースが多いです。
今回のコーディングでは、ACCのSTOP&GO機能を有効化し、時速0km/hの完全停止までACC制御が働くように設定しました。これにより、渋滞時でもブレーキ操作に焦ることなく、安全かつ快適に走行が可能です。





コーディングでのご留意事項
車両のコンピューターには、プログラムファイルや設定ファイルなどがインストールされており、コーディングは設定ファイルの中身を変更します。
したがいまして、設定ファイルに存在している項目のみが変更できるため、存在しない項目については変更できません。コーディングではプログラムファイルは変更できない為、コーディングによって何でも機能が実現できるわけではありません。
注意点と施工時のポイント
- STOP&GO機能はハンドブレーキ仕様のF56では標準未搭載です。
- 状況によっては作動に制限が出る場合があるため、施工前に現車の仕様確認が必要です。
- 全ての機能はテスト走行にて確認済みで、安全性を確保しています。
ライコウのコーディング施工について
ライコウでは、BMWやMINIの隠された機能を活用するための各種コーディングを多数取り扱っております。正規ディーラーでは対応が難しい機能の有効化も、豊富な経験と専用診断機器を用いて的確に施工可能です。
まとめ
今回のMINI F56 JCWへのコーディング施工では、日常の利便性だけでなく、安全性向上にも寄与する内容となりました。特にACC STOP&GO機能の有効化は、快適なドライビングを求めるユーザーにとって非常に魅力的なカスタムポイントです。
MINIのコーディングカスタムをご検討の方は、ぜひライコウにご相談ください。