
MINI F56 JCWにヘッドユニットプログラミングを実施し、AppleCarPlayをフルスクリーン化。さらにナビ地図を最新2025-2版へ更新しました。
車両情報
車種 | ミニ ハッチバック(F56) LCI ジョンクーパーワークス(John Cooper Works) |
初年度登録 | 2019年 |
都道府県 | 神奈川県 |
ヘッドユニットプログラミングでフルスクリーン化に対応
今回ご入庫いただいたのは、2019年式ミニ ハッチバック(F56)JCW LCIモデル。
神奈川県からお越しいただきました。
お客様のご要望は「純正Apple CarPlayをフルスクリーンで使いたい」とのこと。
しかし、車両は一度もプログラミングされていない状態で、ヘッドユニットのHMIバージョンが古いままでした。
このままではCarPlayを全画面表示にすることができません。
そこで、まずはヘッドユニットのプログラミング作業から開始します。
車両に安定化電源を接続し、専用ツールを使って「ヘッドユニットのみ」を対象にアップデートを実施。

通常ディーラーで行う専用診断機(ISTA)でのプログラミングでは、車両全体が対象となるため、DMEチューニングがリセットされてノーマル状態に戻ってしまうリスクがあります。
しかし、ライコウではヘッドユニットだけをプログラミングできる独自ノウハウを持っており、DMEデータを保持したまま作業が可能です。
今回も約90分で無事に完了し、フルスクリーン化に必要な最新HMIバージョンへ更新することができました。
このように、【ライコウでは他社やディーラーでは対応できない個別プログラミングを可能にしている】点が強みです。
過去の施工事例はAppleCarPlay後付カテゴリーページでも多数ご紹介していますので、ぜひご覧ください。
F56 JCW AppleCarPlay&スクリーンミラーリング有効化
ヘッドユニットのプログラミングが完了したら、次はAppleCarPlayとスクリーンミラーリングの有効化です。
まず、ミニ純正新品のWifiアンテナをヘッドユニットに取り付け、認証コード方式でCarPlayをアクティブ化しました。
これにより、ワイヤレスでiPhoneと接続が可能となります。
ケーブル不要でスッキリと利用できるのは大きな魅力です。


さらに、今回の施工ではHMIバージョンを上げたことでフルスクリーン表示にも対応。
地図アプリや音楽アプリをMINIらしい円形モニターに大画面で映し出し、タッチ操作も快適に行えます。
最新のiOSでも動作確認済みですので、今後も安心してご利用いただけます。




加えて、アンドロイド端末の画面をそのまま映し出す「スクリーンミラーリング」機能も有効化。
今回はHuawei製タブレットで動作確認を行い、YouTubeなどの映像再生を問題なく確認できました。



ただし、F系の車両では国産端末との相性が悪く、海外製アンドロイド端末でないと接続が難しいという注意点があります。
この点についても事前にご説明し、最適な利用環境をご案内しています。
このように、AppleCarPlayとスクリーンミラーリングの両立により、iPhone・アンドロイドどちらのユーザー様にも楽しんでいただける施工となりました。
最新2025-2版への純正ナビ地図データ更新
最後に、純正ナビゲーションの地図更新を行いました。車両に搭載されていたのは第5世代ヘッドユニット(EVO2 ID5)で、地図データは2019-1版と約6年前の情報でした。
当然、最新の道路や施設が反映されていないため、不便を感じられていたとのことです。


ライコウではBMW/MINI専用の正規ルートを用いて地図データをアップデート。
今回は最新の2025-2版へ更新しました。
施工後、首都高速横浜北西線のルートがしっかりと表示され、新しい地図データが反映されていることを確認できました。
これにより、日常のドライブはもちろん、旅行や出張などでも安心してナビゲーションをご利用いただけます。




地図データの更新は見落とされがちですが、快適性と安全性を大きく左右するポイントです。
特に中古車をご購入された場合、地図が古いままのケースが非常に多いため、定期的なアップデートをおすすめいたします。
ライコウではAppleCarPlayの有効化と合わせて地図更新をご依頼いただくケースが多く、まとめて施工することで利便性の高い車両環境を実現できます。
過去の施工事例はナビ地図更新カテゴリーページにてご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。