
MINIコンバーチブル F57 ルームミラー 破損。固定できず下がる症状を点検。ツメ折れが原因で固定リング外れ。中古純正ミラー交換で対応。
車両情報
| 車種 | ミニ コンバーチブル(F57) クーパーS(COOPERS) |
| 初年度登録 | 2017年 |
| 都道府県 | 千葉県 |
F57 MINIコンバーチブルのルームミラー破損を点検
千葉県からご来店いただきましたMINIコンバーチブル(F57 クーパーS 前期)のお客様。
「ルームミラーがグラグラして固定できない」「下向きになってしまう」というご相談を受けて点検を行ないました。
ルームミラーが固定できないと、運転中の後方確認が難しくなり、安全面でも大きな問題になります。
お客様ご自身で針金を使って応急処置をされていましたが、視界の確保のためにも早急な修理が必要な状態です。


ルームミラーを慎重に取り外して内部の構造を確認したところ、可動部のツメが折れていることが判明しました。
このツメが折れてしまうと、固定リングが外れてしまい、ミラーがグラグラと動いてしまう仕組みです。
外観上は問題なく見えても、内部の樹脂パーツが経年劣化や温度変化により脆くなり、破損するケースが多く見られます。


このような症状はF系MINIの中でもF55・F56・F57で特に増加傾向にあります。
構造的に共通しているため、同様のトラブルが発生している場合は、早めの点検をおすすめいたします。
純正ルームミラーは45万円!? 対策案は3種類
点検結果をもとに修理方法を検討しました。
ルームミラーが固定できない場合、純正新品に交換すれば確実に直りますが、ETC内蔵仕様の日本限定ミラーはなんと約45万円という高額パーツ。
これは国内仕様専用設計でETCユニットを内蔵しているため、海外仕様のミラーと比べて大幅に高価となっています。
さすがに新品交換は現実的ではないため、以下の3つの選択肢をご提案しました。
1️⃣ 純正中古のETC内蔵ルームミラーへ交換
2️⃣ ETC非内蔵の純正新品ミラー+汎用ETC車載器を別設置
3️⃣ 3Dプリンタ製の補修パーツでツメ部分を再生修理
どの方法にもメリットとデメリットがあり、コスト・仕上がり・信頼性のバランスを考慮する必要があります。
今回はお客様のご希望により、純正中古のETC内蔵ルームミラーへ交換する方法を選択されました。
中古ミラーであっても、純正部品であれば動作確認済み品を選定することで安心して使用できます。
ライコウでは中古純正パーツを厳選し、事前に動作確認を行なったうえで取り付けしております。
点検の結果と今後の対応について
破損していたルームミラーを取り外し、固定構造を確認したところ、完全に折れてしまっている状態でした。
補修での対応は難しいため、純正中古ルームミラーを調達し、後日交換作業を実施予定です。
ルームミラーのゆるみや下がりが発生している場合、その多くは今回のような固定ツメの破損が原因です。
放置すると、ミラーが走行中に落下したり、視界不良を招く危険性もあります。

見た目以上に内部の樹脂パーツは経年で劣化しやすいため、軽度のぐらつきでも早めの点検をおすすめします。
ライコウでは、症状に合わせた修理方法を複数ご提案可能です。
今後の交換作業についても続報をお伝えいたします。
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