
BMW X3(F25)の運転席側ヘッドライトで、リングライトが点灯しないという不具合が発生。
専用診断機によるエラーチェックだけでなく、現車を目視で確認しながら原因を多角的に調査。
TMSユニット不良の可能性を検討するも、不具合の原因はヘッドライト本体の不良と判断。
後日、中古ヘッドライトを使用して修理します。
ライコウでは、診断機だけに頼らず経験と知識に基づく正確な診断を行なっています。
車両情報
車種 | BMW X3 ( F25 ) LCI 20d |
初年度登録 | 2016年 |
都道府県 | 東京都 |
運転席側ヘッドライトのリングライト点灯不良の原因調査
診断の基本は“専用診断機だけに頼らない”こと
ライコウでは、BMW専用診断機を使ったエラーチェックだけでなく、「現車を自分の目で見て、肌で感じる」ことを大切にしています。
ディーラーでは専用診断機でエラーを読み取り、その情報のみで故障箇所を判断し、新品パーツを使って修理を行うのが一般的。
そのため本来であれば不要なパーツまで交換してしまうリスクがあり、結果的に修理費用が非常に高額になるケースも少なくありません。
ライコウの診断ステップ
今回のBMW X3の診断では、以下の可能性を一つずつ丁寧に検証しました。
- リングライトのLED不良
- TMS(ヘッドライト制御ユニット)の故障
- ヘッドライト本体の水分混入や破損などの損傷






TMSもLEDモジュールも問題なし。原因はヘッドライト構造にあった!
5シリーズ(F10)などで多く見られるTMSユニットの故障をまず疑いましたが、アダプティブヘッドライトの動作に問題はなく、エラーコードもなし。
さらに、水分混入などの物理的トラブルも確認されず、TMSは正常と判断。


次にLEDの不良を疑い、モジュール交換の可能性を検討しましたが、F25のLCIモデルには交換可能なLEDモジュールが搭載されておらず、LED不点灯=ヘッドライト本体不良という構造であることが判明しました。
本体交換には289,000円(税別)の高額な純正新品パーツが必要!
このモデルでは、LED不良があってもモジュールのみの交換ができないため、ヘッドライト本体ごとの交換が必要となります。
BMW純正新品では289,000円(税別)と非常に高額なため、中古ヘッドライトを活用して修理することになりました。
中古ヘッドライトをご用意し、後日修理させていただきます。
ライコウの強み=「現車確認」「経験」「コスト配慮」
- 専用診断機“だけ”に頼らず、現車をしっかり目視&点検
- 長年の経験による判断力で、誤診による無駄な交換を防止
- 中古パーツも活用し、費用を抑えた現実的な修理提案が可能
ディーラーでは得られない柔軟な対応力と、コストを考えた修理方針がライコウの強みです。
まとめ
BMW X3(F25)に限らず、LEDリングライトの不具合は診断を誤ると無駄な出費につながることもあります。
ライコウでは、現車をしっかり確認したうえで、BMW専用診断機と職人の“勘と経験”で正確な診断を行なっています。
ディーラーの診断結果に疑問を感じた方も、ぜひ一度ご相談ください。