
千葉県より、2020年式のミニ クラブマン(F54)LCI クーパーSでご来店いただきました。初めてのご来店で、これまでコーディング歴はなく、今回はF54 ドライブレコーダーの取付とコーディングをご希望いただきました。ユピテル製の前後2カメラドライブレコーダー SN-TW91diを、クラブマン特有のスプリットドアに合わせたライコウ独自の「スマート装着」で取り付け、あわせてコーディング3項目を施工しています。


| 車種 | ミニ クラブマン(F54)LCI クーパーS |
|---|---|
| 年式(初年度登録) | 2020年 |
| 来店エリア | 千葉県 |
F54 ドライブレコーダー ユピテル製SN-TW91diをスプリットドアにスマート装着

今回取り付けたのは、ユピテル製の前後2カメラドライブレコーダー SN-TW91diです。フロント・リアともに200万画素のカラーCMOSで1920×1080の映像を記録し、GPSとGセンサーを搭載しているため、映像・音声に加えて走行速度やGPS情報も残せます。液晶モニターを持たない円筒形のコンパクトな本体で、ガラスまわりの見た目を損なわずに装着できます。


モニターレスの商品のため、フロントカメラ・リアカメラの映像記録は、無線LANでペアリングしたスマートフォンで確認します。映像の再生やダウンロードに加え、各種設定もスマホにインストールした専用アプリから行ないます。
クラブマンのスプリットドアはリアカメラ配線に一工夫が必要

クラブマン(F54)のリアには左右に開くスプリットドアが採用されており、リアカメラはこのスプリットドア側に取り付けます。ボディとスプリットドアのワイヤーハーネスはヒンジ部のコネクター(カプラー)を介してつながっていますが、ドライブレコーダーのリアカメラ用ハーネスは1本ものの構造です。そのまま通しただけでは、開閉のたびに配線へ負荷がかかるうえ、後日スプリットドアを取り外す整備が必要になった際に配線を切断しなければなりません。

ヒンジ部のコネクターをカットして無理に配線を通したり、内装を迂回させるだけの処理では、断線のリスクや防水性能の低下、ドア脱着時に配線の切断が必要になるといった問題が残ります。こうした処理は中古車で購入された後に初めて気付かれるケースも多く、ライコウでは見えない部分の配線処理こそ重要だと考えています。
ライコウのスマート装着とは

ライコウで行なっているスマート装着は、リアカメラ用の配線をヒンジ部の手前で一度カットし、ターミナル端子(オス・メス)へ圧着して端子変換したうえで、スプリットドアのヒンジ部コネクターの空きピンへ接続する方法です。これにより、リアカメラの配線をカプラーオンで接続できる構造に仕上げています。作業前にはヒンジコネクター内部の空きピン配列を確認し、誤接続によるショートや誤作動を防いでいます。ヒンジのコネクターそのものを切断したり削ったりする加工は行ないません。
スマート装着ならではのメリット
こうすることで配線は内装内に収まり、見た目はとてもスマートに仕上がります。そしてもうひとつの大きな特徴が、スプリットドアの脱着ができることです。ヒンジ部のコネクターを外すだけでリアカメラの配線も一緒に外せるため、後日スプリットドアを取り外す整備が発生しても戸惑うことなく対応でき、純正ハーネスと同等のメンテナンス性を保てます。ボディ本体の加工も不要で、ハーネスの断線や被覆の傷みといったトラブルのリスクを抑えられます。
電源の分岐にもエレクトロタップは使用せず、経年での接触不良や断線を起こしにくい方法で配線しています。ドライブレコーダーは万一の際にご自身を守ってくれる貴重な目撃者です。だからこそ見えないところまでキッチリ作業し、長く安心して使っていただける取付を大切にしています。
F54 コーディング3項目施工
これまでコーディング歴のないお車のため、今回はデイライト・ドアミラー格納・アイドリングストップに関わる3項目を施工しました。なお、コーディングを行なうECUによっては、トリップメーターの値やiDriveのプログラマブルボタンのメモリがリセットされる場合があります。
iDrive画面にデイライトメニュー表示

標準状態ではiDriveの設定画面にデイライトの項目が表示されず、デイライトのON/OFFを操作できません。リングライトのデイライトは2017年1月登録の車両から標準装備となっており、コーディングでiDrive画面に【デイライト】のメニューを表示させることで、チェックのON/OFFによりリングライトのデイライト発光を切り替えられるようになります。設定した内容は保持され、次回乗車時もそのまま維持されます。
ドアロック長押しドアミラー格納時間変更(0秒)

通常、ドアミラーを格納するにはドアロックボタンを1.5秒長押しする必要があります。このボタンの押し時間を変更するコーディングで、今回は0秒に設定しました。ただし、0秒に設定してもドアロックと連動して必ずドアミラーが格納されるわけではありません。また、純正アラームシステム装着車では押し時間0.5秒を推奨しています。
アイドリングストップOFF状態のデフォルト化

通常はエンジン始動時にアイドリングストップ機能が有効になっていますが、これを反転させ、エンジン始動時からアイドリングストップ機能がOFFの状態になるようにしました。エンジンをかけるたびにOFFボタンを押す必要がなくなります。
まとめ
- ミニ クラブマン クーパーSにユピテル製SN-TW91di(前後2カメラ・モニターレス)を取付
- リアカメラ配線をヒンジ部コネクターへ端子変換し、カプラーオンで接続するスマート装着を実施
- 配線の見た目がスマートで、スプリットドアの脱着にも対応できる構造
- 映像の確認と各種設定はスマートフォンの専用アプリで操作
- コーディングでデイライトメニュー表示・ドアミラー格納時間変更・アイドリングストップOFFのデフォルト化を施工
スプリットドアを持つクラブマンへのドライブレコーダー取付は、配線の見た目だけでなく将来の整備まで考えた施工が大切です。クラブマンへのドラレコ取付やコーディングは、ライコウにお任せください。
![BMW&MINI 専門店 ライコウ [RAIKO]](https://raikopower.com/wp-content/uploads/2024/06/raiko_logo1.png)
