ボリューム満点なカスタムをご依頼いただいたクロスオーバー(F60)のブログ VOL.02。
ファスピエルト製のフルアルカンターラステアリングやマグネティックパドルシフターで純正パドルシフト機能を有効化。
トグルタイプのドライビングモード取り付けや純正低音ホーン装着などクロスオーバー(F60)の機能アップ!
そして、コーディングも行ない自分仕様へと進化いたしました。
Raikopowerの新ステッカーも貼っていただきました。
車両情報
車種 | ミニ クロスオーバー ( F60 ) クーパーD ( COOPERD ) |
初年度登録 | 2019年 |
都道府県 | 愛知県 |
VERSPIELT ( ファスピエルト )製アルカンターラステアリング + マグネティックパドルシフターでパドルシフト機能有効化
メーカーオプション装備のパドルシフト
パドルシフトは、ハンドルを握ったままパドルシフトを操作することでシフトチェンジが可能になります。
右側のパドルシフトを手前に引くことでシフトアップ。
左側のパドルシフトを手前に引くことでシフトダウン。
パドルシフトを装着することでハンドルから手を離すことなくギアチェンジできるのが特徴です。
パドルシフトは、MINIのドライブを刺激的で楽しくするためのメーカーオプション。
車両製造時にメーカーオプション装備として取り付けることができる機能で、通常は後付装着できません。
しかし、MINI専門店のライコウでは車両製造時でしか取り付けることができないパドルシフト機能の後付装着を実現できます。
マグネティックパドルシフターxLVERSPIELT製アルカンターラ仕様ステアリング
純正部品のパドルシフトを使用せず、アフターパーツメーカー製のパドルシフターとVERSPIELT製のカスタムステアリングという組み合わせで純正パドルシフト機能の有効化を行ないました。
カスタムステアリングをはじめとした高品質アフターパーツブランド VERSPIELT(ファスピエルト)
VERSPIELT(ファスピエルト)はドイツ語で”遊び心”の名を冠した輸入車向けアフターパーツブランド。
人とは少し違うカスタムを楽しみたい。
そんなオーナー様に向けた商品展開を目指し、2020年にスタート。
BMWおよびMINIのカスタムステアリングやルーフグラストレイなどがラインナップされています。
VERSPIELT(ファスピエルト)のカスタムステアリング
VERSPIELTのカスタムステアリングは熟練の職人によるハンドメイド。
丁寧な縫製はもとより、カーボンを用いたモデルではその強度にもこだわっています。
東レ製カーボンをベースに幾重にもクリアコートを重ね、紫外線によるひび割れや変色を抑制させています。
また、ステッチには世界三大ミシン糸メーカーであるAmann 社製を採用し、欧州車の純正ステアリングにも用いられる高品質なステッチは紫外線による色あせにも強く、堅牢性、信頼性の高いステッチです。
VERSPIELT(ファスピエルト)のカスタムステアリングは、スペシャルオーダープログラムが用意されていて、ステッチタイプなどをお客様のお好みに合せてフルオーダーできます。
VERSPIELT(ファスピエルト)のアルカンターラ&ハニカムシェイプ仕様のスペシャルオーダーカスタムステアリング
VERSPIELT(ファスピエルト)のスペシャルオーダーカスタムステアリング。
ステアリング形状は上下部分がフラットになったハニカムシェイプ。
イタリア製のアルカンターラ素材を使用して、センターマークも設けられています。
若干色合いを変化させてのセンターマークですので、目立つことは無くとてもオシャレです。
アフターパーツメーカー製のマグネット式パドルシフター
純正部品のパドルシフトを使用せず、アフターパーツメーカー製のパドルシフターを取り付けました。
最近流行っているマグネット式のパドルシフターです。
BMW純正部品のパドルシフトはバネ式の構造です。
パドルシフトを手前に引くとパドルシフト内部でバネが縮みシフトアップやシフトダウンの接点が接触してシフトチェンジを行ないます。そして、パドルシフトから指を離すとバネの反発力で元の位置に戻ります。
アフターパーツメーカー製のパドルシフターは純正ではバネだっとところがマグネット(磁石)になってて、マグネット(磁石)の反発力でパドルシフトが動作する仕組みになっています。
マグネット(磁石)式のパドルシフターは、シフトチェンジ時の操作感がパチッと歯切れよく感じます。
ミニ クロスオーバー ( F60 )に取り付けたマグネット式パドルシフトはブラックアルマイト処理されてます。
マグネティックパドルシフターxVERSPIELT製スペシャルオーダーステアリング取り付け
ミニ クロスオーバー ( F60 ) クーパーD ( COOPERD )のステアリングからマルチファンクションスイッチなどを移植します。
ステアリングロアカバーはジョンクーパーワークス仕様のミニ純正部品をご用意しました。
そして、純正パドルシフト機能を動作させるためにコーディング施工。
マグネット式パドルシフターの動作チェック
ミニ クロスオーバー ( F60 )へ取り付けたマグネット式パドルシフターの動作チェックを行ないます。
機能として何ら問題無くパドルシフト操作でシフトアップやシフトダウンを行なってくれます。
シフトチェンジの際、マグネット(磁石)による反発の感触がホント良いです。
バネ式のパドルシフトでは感じられなかった歯切れの良い操作感を味わえます。
パドルシフトは、ステアリング(ハンドル)から手を離すことなくシフトチェンジができます。
意のままにギアチェンジできるパドルシフト操作で力強い加速やエンジンブレーキを掛けての減速など、刺激的で楽しいドライブになってくれます。
アフターパーツメーカー製のマグネット式パドルシフターは、ライコウの代車 BMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 )とミニ クラブマン ( F54 )に取り付けてます。操作感などのクオリティを実際に見て触って体感していただけます。
純正トグルスイッチ仕様ドライビングモード後付装着
純正ドライビングモード
ドライビングモードは、新車購入時にのみ取り付けることができるMINIの操作を楽しくするためのメーカーオプションになります。そのため、通常は後付できない装備になります。
2017年7月製造以降の車両ではドライビングモードスイッチが変更されています。
2017年7月製造以前のドライビングモードスイッチはシフトレバー周りの回転リングタイプだったのですが、2017年7月製造以降のドライビングモードスイッチはセンターコンソールスイッチタイプに変更になっています。
どちらのスイッチが装着できるかは、スピードメーターの右横にある残燃料計の形状で判断できます。
今回のおクルマは2017年7月製造以降の車両になるためセンターコンソールスイッチタイプを装着させていただきました。
センターコンソールスイッチのトグルスイッチ仕様純正ドライビングモード取り付け
センターコンソールスイッチを取り外してトグルスイッチ付きの純正部品に交換します。
センターコンソールスイッチの右端のトグルスイッチがドライビングモードを切り替えるスイッチです。
トグルスイッチ仕様純正ドライビングモードの動作チェック
ドライビングモード用のトグルスイッチを上下させることで【 SPORT 】【 MID 】【 GREEN 】の3種類のドライビングモードが変わります。
ドライビングモードが切り替わるとメーターとディスプレイに【 SPORT 】【 MID 】【 GREEN 】に切り替わったことを表示してくれます。
SPORT Mode ( スポーツモード )
最高のゴーカートフィーリングをお楽しみいただけます。
MID Mode ( ミッドモード )
標準状態の設定です。
GREEN Mode ( グリーンモード )
燃料消費を抑えてのドライビングを実現します。
スポーツ表示やGREEN設定のメニューが追加されるようになります。
ドライビングモードスイッチの装着ですが、回転リングタイプのドライビングモードスイッチとセンターコンソールスイッチユニット交換タイプのドライビングモードスイッチが存在します。
※部品単価や為替レートによって価格は予告なく変更させていただく場合がございますので予めご了承くださいませ。
純正ドライビングモード後付装着のご留意事項
ワン ( ONE ) / クーパー ( COOPER ) / クーパーD ( COOPERD )の場合は、ディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップが実施されてしまってもドライビングモードの機能は基本的には消えることなくそのままお使いいただけます。
クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )の場合は、ディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップが実施された際には、ドライビングモードの機能が無くなってしまうように設定させていただいております。
もちろん、クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )の場合でもディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップでドライビングモードの機能を維持できるようにすることは可能です。その場合は、アクティブサウンドデザイン ( ASD ) というECUも同時装着する必要があります。
アクティブサウンドデザイン ( ASD ) は、疑似的にエンジン音を作りだしてスピーカーから音を鳴らすコンピューターです。
普段、ライコウで純正ドライビングモードスイッチの後付装着では、コストが増大してしまうという観点からアクティブサウンドデザイン ( ASD ) は装着せずに走りの機能のみを後付させていただいておりました。
そのため、クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )では、ディーラー修理作業のプログラミングでは、わざとドライビングモードの機能が無くなってしまうように設定させていただいております。
アクティブサウンドデザイン ( ASD ) で作り出された音をスピーカーで鳴らすためには、ヘッドユニットとスピーカーの間にアクティブサウンドデザイン ( ASD ) を割り込ます必要があるため、大幅な配線作業が伴ってきます。
その作業を経て車両のコントロールユニットツリーにアクティブサウンドデザイン ( ASD ) が出現。
コーディングソフト上でもアクティブサウンドデザイン ( ASD ) がしっかりと認識してくれています。
アクセルを踏み込むとアクティブサウンドデザイン ( ASD ) で作られたエンジン音がスピーカーから鳴ってくれました。
クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )で完全な形でのドライビングモード後付装着です。
そのため、ディーラー修理作業のプログラミングが実施されても機能が損なわれることなくお使いいただけます。
アクティブサウンドデザイン ( ASD ) を装着しないドライビングモードスイッチの後付装着でクーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD )でディーラー修理作業のプログラミング時にドライビングモードの機能が無くなってしまうように設定しているには理由があります。
そうしないと、BMW専用診断機でアクティブサウンドデザイン ( ASD ) との通信が不能とエラー表示になってしまうからです。
車両側にはエラー表示されないので気づかない内容ではありますが、診断機上ではしっかりとエラーを検知しています。
この状態でディーラー修理作業でプログラミングが実施されると、アクティブサウンドデザイン ( ASD ) が無いってことで作業が中断しプログラミングができない状態になります。
その後の流れとしては、ドライビングモードの設定を消さないとプログラミングができないので、ドライビングモードスイッチを装着した所で一旦戻さなければならずお客様とディーラーさんがそれぞれ2度手間となり、お客様とディーラーさんの間でトラブルが発生してしまいます。
見た目は同じ、動作などが同じだと現時点で問題がなさそうに見えますが、肝心な中身が違うと後々面倒なことになってしまいます。
ドライビングモードスイッチの後付装着にはじまり、LCIテールライト後付装着などなど、ライコウではディーラー修理作業時などで想定されるトラブルが後々に発生しないよう極力対策させていただいております。
純正低音ホーン装着
高音ホーンしか取り付けられていないチープな音色の純正ホーン
F系のミニでは、ワン ( ONE ) / クーパー ( COOPER ) / クーパーD ( COOPERD )のホーンが何故か高音域の1個しか取り付いていません。
そのため、ホーンを鳴らすと「プー」って感じのチープな音色を発します。
クーパーS ( COOPERS ) / クーパーSD ( COOPERSD ) / ジョンクーパーワークス ( John Cooper Works)のように低音域のホーンも取り付けてデュアルホーン化です。
ミニ純正部品の低音ホーンですが、製造元はホーンメーカーとして有名なFIAMM ( フィアム )製。
純正ワイヤーハーネスを使って低音域ホーンをミニ ハッチバック ( F56 ) クーパーD ( COOPERD )に取り付けます。
左側ヘッドライトの下に高音域ホーンが付いていますので、その近くに低音域ホーンを取り付けて配線作業。
そして、ホーンボタンを押してホーンの音色をチェックします。
高音域ホーンと低音域ホーンが同時に鳴ることでデュアルホーン化ができました。
YUPITERU ( ユピテル )製レーザー/レーダー探知機装着
ユピテル指定店専用モデルのレーザー / レーダー探知機 Z2100
ユピテル指定店専用モデルのレーザー / レーダー探知機 Z2100を装着いたしました。
ユピテル製レーザー / レーダー探知機の取り付け
レーザー受光部は助手席側のフロントウインドウ上部に取り付けました。
レーダー探知機本体は運転席側のフロントウインドウ上部に取り付けました。
コーディング施工
コーディングとは・・・
愛車を自分仕様へと変身させることができるのがコーディングです。
コーディングによって、使い勝手の悪さを改善したり、製造年月での仕様の違いやグレード&装備の違いなどによって封印されている機能を呼び起こすことができます。
リーガルディスクレーマー非表示設定
ヘッドユニット起動時にディスプレイに表示される走行に関する注意画面(リーガルディスクレーマー)を非表示にします。
後退時の助手席ドアミラー下降角度変更
後退時に助手席ドアミラーが下降します。
ドアミラーが下降する角度を変更します。
ドアロック時のドアミラー格納時間変更
ドアロック時にドアミラーが格納するためにはロックボタンを1.5秒押し続けます。ドアミラー格納時間の1.5秒を変更します。
エンジン停止時にアイドリングストップ状態の前回記憶
エンジン停止時にアイドリングストップ状態を記憶して、次回エンジン始動時に記憶したアイドリングストップ状態になります。
グリーンモード時アイドリングストップ強制オンの無効化
走行モードをグリーンモードにすると、アイドリングストップが強制的にオンになってしまいます。強制的にオンになってしまう機能を無効化します。
ウェルカムライトの点灯パターン変更
ウェルカムライトの点灯パターン変更します。
・フォグライト点灯
シートベルト非装着時の警告音無効化
シートベルトが非装着の状態で発する警告音を無効化します。
メーターパネル内の警告灯は点灯します。
ドアロック/ドアアンロック時の確認音メニュー項目追加
ドアロックのメニューにドアロック/ドアアンロック時の確認音項目を追加します。
ドアロック/ドアアンロック確認音をON/OFF切り替えできます。
純正アラームシステム装着車に限ります。
ドアロック/ドアアンロック確認音の音色設定
ドアロック/ドアアンロック確認音の音色間隔を短くできます。
エンジン停止時に走行モード状態の前回記憶
エンジン停止時に走行モード状態を記憶して、次回エンジン始動時に記憶した走行モード状態になります。
フォグライトのコーナーリング機能有効化
フォグライトがコーナーリングライトとして発光します。
ライトスイッチが【AUTO】でヘッドライト点灯時にステアリングを左右に切るまたはウインカー動作時にその方向のフォグライトが点灯します。
後退時にドアハンドル照明点灯設定
後退時にドアハンドル照明が点灯します。
スピードリミットインフォ(SLI)機能追加 (対応車種:F54/F55/F56/F57/F60/F45/F46/F48/F39)
スピードリミットインフォ(SLI)機能を追加しました。
フロントカメラが装着されている車両であればカメラおよびナビの地図情報を元に制限速度表示がメーター内およびヘッドアップディスプレイ内に表示されるようになります。
制限速度表示に加えて、追い越し禁止の表示も可能になります。
2020年7月製造以降の車両からは他車種と同様に認証コードをメーカーから購入する必要があります。
バルブの球切れチェックキャンセル
バルブをLEDに交換した際の球切れチェックキャンセルします。
・フロントウインカー
コーディングでのご留意事項
車両のコンピューターには、プログラムファイルや設定ファイルなどがインストールされており、コーディングは設定ファイルの中身を変更します。
したがいまして、設定ファイルに存在している項目のみが変更できるため、存在しない項目については変更できません。コーディングではプログラムファイルは変更できない為、コーディングによって何でも機能が実現できるわけではありません。