
今回は、F56 LCIテール有効化コーディングをはじめとした7項目の施工事例をご紹介します。ユニオンジャックテールへ交換済みのミニ 3ドア(F56)JCWで、バック時の接触により右テールレンズユニットを新品へ交換された後、コーディングが初期化された状態のままご入庫いただきました。左右ブレーキランプの異常表示やエンジン始動時のチラつきが出ていた状態から、東京都よりライコウ横浜店へご来店いただいています。


| 車種 | ミニ 3ドア(F56)JCW |
|---|---|
| 年式(初年度登録) | 2018年 |
| 来店エリア | 東京都 |
F56 LCIテール有効化コーディングなど7項目施工
ご入庫時の状態から整理します。バック時の接触で右テールレンズユニットを新品へ交換されたあと、コーディングを試みたものの完了できず、設定が初期化された状態のままお持ち込みいただきました。実際に出ていた症状は、エンジン始動時・走行中・エンジンオフ時を問わず左右ブレーキランプの異常表示が出ること、エンジン始動時にテールレンズが数秒間チラつくこと、アイドリングストップの無効設定が保持されないこと、ロック時に長押ししないとドアミラーが畳まないことの4点です。
ライコウではまず専用の診断機で車両の状態を確認し、深刻なエラーが残っていないかを見たうえでコーディングに入ります。今回は各コントロールユニットの状態を確認したうえで、テールレンズユニット交換に合わせたLCIテール有効化コーディングを行ない、続けてお客様のご希望の6項目を設定していきました。
LCIテール有効化コーディング

LCIモデル用のユニオンジャックテールライトは、テールライトを取り付けただけの状態ではブレーキライトの異常表示が出ます。正しく動作させるにはコーディングによる設定が必要で、コーディングプラグをOBD2ポートへ差し込むだけの作業とは内容が異なります。今回は右テールレンズユニットを新品へ交換したあとの設定が入っていない状態だったため、LCIテール有効化のコーディングを施工しました。F56系のLCIテールは、ブレーキライト点灯時にテールライト内側が縦一文字に発光し、ユニオンジャックの部分は通常のライト点灯時に発光します。この発光の受け持ちを車両側へ正しく認識させたことで、左右ブレーキランプの異常表示と、エンジン始動時にテールレンズが数秒間チラつく症状はいずれも解消しています。
リーガルディスクレーマーの解除
エンジン始動時にiDrive画面へ表示される警告表示を、非表示に変更するコーディングです。毎回同じ表示を消す操作が不要になります。
3ターンシグナル回数変更(5回)
ウインカーレバーを軽く操作したときに点滅する3ターンシグナルは、標準では3回点滅します。今回はご希望に合わせて5回へ変更しました。車線変更時に点滅している時間が長くなり、レバーを押さえ続けなくても余裕を持って移動できます。
ドアロック長押しドアミラー格納時間変更(0秒)

通常はキーのドアロックボタンを1.5秒長押しすることでドアミラーが格納されます。その長押し時間を0秒に短縮し、ロックボタンを押しただけでドアミラーが格納されるようにしました。「ロック時に長押ししないとドアミラーが畳まない」というご入庫時のお困りごとは、この設定変更で解消しています。
アイドリングストップOFF状態のデフォルト化

通常、エンジン始動時はアイドリングストップ機能が有効になっていますが、その初期状態を反転させます。つまりエンジン始動時はアイドリングストップ機能がOFFの状態になり、乗り込むたびにスイッチを押す必要がなくなります。ご入庫時は無効設定が保持されない状態でしたが、この項目を設定し直したことで始動のたびにOFFから始まります。
グリーンモード時アイドリングストップONの解除

ドライビングモードをグリーンモードに切り替えると、アイドリングストップ機能が強制的にONになる仕組みになっています。この強制的な切り替わりをコーディングで解除しました。前項のデフォルト化とこの項目を両方施工することで、グリーンモードを使っても意図せずアイドリングストップが復活しない状態になります。
球切れチェックキャンセル(バックライト)
バックライト(後退灯)の球切れチェックを無効化する設定です。純正の電球をLEDバルブへ交換すると、消費電流の違いから球切れ警告が点灯してしまうケースがあり、ライコウではキャンセラーなどの追加部品を使わず、コーディングで対象の灯火を個別に指定して対応しています。今回はバックライトを対象に球切れチェックのキャンセルを行ないました。
なお、コーディングを行なうコントロールユニットによっては、メーターのトリップメーターのデータ値やiDriveのプログラマブルボタンのメモリがリセットされる場合があります。また、施工内容によってはそれまでのコーディングが初期値に戻ることがあり、ライコウで施工した内容は復活させますが、他店やご自身で施工された内容は再設定が必要になります。施工後は表示・灯火・各設定の動作を確認し、異常表示が出ていないことを見たうえでお返ししています。
まとめ
- ユニオンジャックテールへ交換済みのミニ 3ドア(F56)JCWで、右テールレンズユニットの新品交換後にコーディングがリセットされた状態から復旧しました
- LCIテール有効化コーディングにより、左右ブレーキランプの異常表示とエンジン始動時のチラつきを解消しています
- リーガルディスクレーマーの解除、3ターンシグナル回数の5回への変更、ドアミラー格納の長押し時間を0秒へ短縮など、ご希望の6項目もあわせて設定しました
- アイドリングストップはOFF状態をデフォルトにしたうえで、グリーンモード時に強制的にONへ戻る動作も解除しています
- バックライトの球切れチェックキャンセルは、追加部品を使わずコーディングで対応しました
テールライトユニットの交換後に警告表示が消えない、他で作業したあと設定が元に戻ってしまったといったご相談も承っています。ミニ 3ドア(F56)のコーディングや設定変更は、ライコウ横浜店・彦根店へお気軽にご相談ください。
![BMW&MINI 専門店 ライコウ [RAIKO]](https://raikopower.com/wp-content/uploads/2024/06/raiko_logo1.png)

