【ライコウ横浜店ブログ】
みなさん、こんにちは!
ライコウの澤田です!!
静岡県よりBMW 3シリーズツーリング(F31)のお客様にご来店いただきました。
おクルマは、2016年の320dになります。
今回は、リコール作業プログラミング後のリペアFSCコードインストール作業&コーディング施工を承りました。
まずは、リコール作業プログラミング後のリペアFSCコードインストール作業です。
昨年に中古車として購入された車両が3月からのBMW&MINIのディーゼル車に行なわれているリコール作業でディーラー入庫。
リコール作業のプログラミング後からナビが起動しない状態になってしまいました。
購入した中古車に認証コード方式のAppleCarPlayがインストールされていました。
お客様自身は、AppleCarPlay(アップルカープレイ)が車両に入っていることも知りませんでした。
お客様にとっては訳が分からないけど、ナビは起動しなくなったという事実だけが残りました。
リペアFSCコードをインストールすれば、ナビが起動して使えるようになるのですが、診断機のバージョンが4.40.OOや4.41.OOではリペアFSCコードをインストールできないケースがあるようです。
診断機のバージョンが4.43.OOになれば、不具合を改善してリペアFSCコードのインストールが可能になることを記す資料が出ています。
ってことはシステムのバグだと言えるかもしれません。
ただ、リコール入庫したディーラーでどうしようもないらしく、
お客様ご自身で直してください
と放置されてしまいました。
車両を購入した中古車販売店も、全く対応できないレベルなので、
お客様は完全に路頭に迷う状態
になってしまいました。
このような状況でライコウへご相談いただきました。
ライコウは状況を解決できます。
まずは、ヘッドユニットのFSCコードをクリアします。
それからリペアFSCコードをインストール。
車両の状態によって異なりますが、早ければ30分程度でナビを復活できます。
この手順でヘッドユニット復活作業を始めていきます。
ヘッドユニットのFSCコードのクリア作業ですべてのFSCコードステータスは
RejectedからNot Availableへと変更されます。
リペアFSCコードは、車台番号ごとに発行されるもので、BMWのサーバに登録されているものだけが取得できます。
そのリペアFSCコードを車両へインストール。
通常は本作業でヘッドユニットは完全復活するのですが、地図情報のFSCコードだけがインストールできません。
その理由は、車両へインストールされている地図バージョンと、BMWのサーバに登録されている地図バージョンが一致しないからです。
車両へインストールしている地図バージョンは【2022-1】
BMWのサーバで登録している地図バージョンは【2020-1】
リペアFSCコードの地図情報FSCコードが古いのです。
そのためインストールできないという状況になっています。
この状況を打破するためには、地図バージョンを更新するしかないと推測しました。
お客様にも状況を説明し、追加費用が発生しますが、地図バージョンを更新させていただくことになりました。
最新の地図バージョンを取得するために、BMWダウンロードマネージャーを使用します。
約70GBのデータをBMWのサーバからダウンロードし、USBメモリへ保存し、車両へインストール。
そうしますと車両が地図更新をはじめます。
ダウンロードからUSBメモリへの保存で約3時間、車両へのインストールは約1時間の合計4時間かけて最新地図データへバージョンアップ。
そして、FSCコードのステータスを確認すると、無事に地図情報FSCコードもAcceptedされました(^^)/
これでヘッドユニットは完全復活ですっ!
お客様も大喜びです(^^♪
それもそのはずで、
ディーラーから見放され、自分で解決しろって言われても・・・。
ライコウで解決できなかったら、車両を売却しようと思っておられたからです。
ディーラーへの不信感から、BMWに対してかなりのマイナスイメージを持っておられましたが、そのイメージを少しは払拭していただけたのではないかと思ってます。
リコール作業プログラミング後にヘッドユニットのFSCコードステータスがRejectedになり、ディーラーで手に負えない内容については、ライコウで解決できますのでご安心ください。
ディーラーで無駄に修理費用を支払う必要はありません。
今後の愛車の使い方に応じて、いくつかのプランをご用意しております。
BMWに対してのマイナスイメージを少しは払拭できたのでコーディング施工をご依頼いただくことになりました。
・ナビのスピードロック解除
走行中のナビ操作やDVD視聴が可能になります。
・アイドリングストップ機能OFFのデフォルト化
通常、エンジン始動時はアイドリングストップ機能が有効になっていますが、それを反転させます。つまりエンジン始動時はアイドリングストップ機能がOFFになります。
せっかく手に入れたBMWですので、末永く乗っていただけることを期待しています。