BMW 7シリーズ(G11) LEDヘッドライト不点灯修理とドライバーレストレイントシステム警告修理

LEDヘッドライト不点灯とドライバーレストレイントシステム警告の不具合を抱えた7シリーズ(G11)の修理作業です。
7シリーズ(G11)の状態を自分の目で確認し専用診断機が記録するエラー情報でもって不具合原因を特定しトラブルを解消させました。
ヘッドライトが点灯しないと夜間の視認性が悪いし整備不良となってしまいます。
無事にヘッドライトを点灯させることができ大変喜んでいただきました。

BMW 7シリーズ(G11) LEDヘッドライト不点灯修理とドライバーレストレイントシステム警告修理

車両情報

車種BMW 7シリーズセダン ( G11 ) 740e
初年度登録2017年
都道府県東京都

運転席側LEDヘッドライト点灯不良の修理作業

運転席側LEDヘッドライトが全く点灯しないトラブル

運転席側LEDヘッドライトが点灯しない状態となってしまい、ヘッドライトコンピューターを交換された状態でご来店です。

ヘッドライトコンピューターを交換すると車両同期作業を行なわないと動作してくれずヘッドライトは点灯しません。

運転席側LEDヘッドライトが全く点灯しないトラブル

車両とPCを接続してみるとヘッドライトコンピューターは認識しているので車両同期作業を行ないます。

これでOKのはずが・・・。

お客様に確認してみるとヘッドライトコンピューターは社外品らしいです。

やはり社外品ではダメなのようです。

そこでBMW純正パーツのヘッドライトコンピューターを発注することになりました。
BMW純正パーツが入荷するまでおクルマはお預かりです。

LEDヘッドライト点灯不良の修理作業

BMW純正パーツのヘッドライトコンピューターが入荷し交換作業。

ヘッドライトコンピューターを交換するに当たりヘッドライトを取り外す必要があります。

ヘッドライトコンピューターを交換するに当たりヘッドライトを取り外す

フロントバンパーを取り外してからヘッドライトを取り出します。

ヘッドライトコンピューターを交換するに当たりヘッドライトを取り外す

そして、ヘッドライトコンピューターをBMW純正新品へ交換します。

下の画像は社外品のヘッドライトコンピューターです。

社外品ヘッドライトコンピューター
社外品ヘッドライトコンピューター
ヘッドライトコンピューターの形状が違う

左がBMW純正で右が社外品。
目を凝らしてピンを確認すると足りてないところがチラホラ。

BMW純正品と社外品を重ねてみたら形状の違いは歴然です。

調達された社外品のヘッドライトコンピューターは違う仕様のようです。

こちらはBMW純正のヘッドライトコンピューター。

BMW純正のヘッドライトコンピューター

LEDヘッドライトへBMW純正品のヘッドライトコンピューターを取り付けます。

LEDヘッドライトへBMW純正品のヘッドライトコンピューターを取り付け

そして、車両同期作業を行ないますと、運転席側のLEDヘッドライトが点灯してくれました(^^)/

LEDヘッドライト点灯の動作チェック

運転席側LEDヘッドライトが無事点灯してくれたので、動作チェックを行ないます。

まずは、デイライト発光。

デイライト発光

次は、ウインカー発光。

ウインカー発光

続いては、ロービーム発光とハイビーム発光。

ロービーム発光
ハイビーム発光

運転席側のヘッドライト動作はバッチリOKです(^_-)-☆

BMW専用診断機で確認してもヘッドライトコンピューターはバッチリ認識しててエラーもありません。

ヘッドライトコンピューターはバッチリ認識

無事に運転席側のLEDヘッドライトが復活してくれました。

運転席側のLEDヘッドライトが復活
運転席側のLEDヘッドライトが復活
運転席側のLEDヘッドライトが復活

走行チェックを含めて念入りに動作チェックして問題が無いことを確認でき、不点灯だったLEDヘッドライトの修理作業は完了です。

ドライバーレストレイントシステム警告修理作業

運転席レストレイントシステムの警告

メーターパネルに【運転席レストレイントシステム】、ディスプレイには【ドライバーレストレイントシステム】の警告が出てしまってます。

メーターパネルに【運転席レストレイントシステム】の警告
ディスプレイには【ドライバーレストレイントシステム】の警告
ディスプレイには【ドライバーレストレイントシステム】の警告

BMW専用診断機でエラーチェックしてみるとエラーが記録されています。

BMW専用診断機でエラーチェック

【運転席アクティブヘッドレスト:抵抗が大きすぎる】といった内容の不具合です。

この不具合は2023年6月に発生しているようで、1年半程度放置されていました。

不具合は2023年6月に発生している

【運転席レストレイントシステム】のトラブルも安価に直せたら直して欲しいとのご要望でしたので取り組んでみます。

ドライバーレストレイントシステム警告を修理

BMW専用診断機では【運転席アクティブヘッドレスト:抵抗が大きすぎる】としてエラーを記録しています。

運転席アクティブヘッドレストを交換する必要があります。
ただ、BMW純正の新品では122,000円(税別)といった金額になってます。

運転席アクティブヘッドレストを交換する必要

安価に修理するために配線をゴニョゴニョしてみます。

すると、車両からは【運転席レストレイントシステム】の警告が消えてくれました。

【運転席レストレイントシステム】の警告が消える

ディスプレイは【異常なし】の表示となってくれました(^^)/

ディスプレイは【異常なし】の表示

もちろんBMW専用診断機も【運転席アクティブヘッドレスト:抵抗が大きすぎる】のエラーは無くなってくれました。

運転席アクティブヘッドレストを交換することなく警告表示を無くせました。

運転席アクティブヘッドレストを交換することなく警告表示を無くせました

LEDヘッドライトの不具合と運転席レストレイントシステムの不具合の両方を解消でき、お客様には大変喜んでいただけました。

コーディング施工

コーディングとは・・・

愛車を自分仕様へと変身させることができるのがコーディングです。
コーディングによって、使い勝手の悪さを改善したり、製造年月での仕様の違いやグレード&装備の違いなどによって封印されている機能を呼び起こすことができます。

デイライト発光機能有効化

昼間でもライトを点灯させて自車の接近を知らせるためのデイライト。2017年より日本仕様のBMW&MINIも標準装備となりました。それ以前の車両でデイライト発光します。

デイライト発光機能有効化

エンジン始動時の走行モードをエコプロモードに設定

エンジン始動時の走行モードをエコプロモードにします。

エンジン始動時の走行モードをエコプロモードに設定

コーディングでのご留意事項

車両のコンピューターには、プログラムファイルや設定ファイルなどがインストールされており、コーディングは設定ファイルの中身を変更します。
したがいまして、設定ファイルに存在している項目のみが変更できるため、存在しない項目については変更できません。コーディングではプログラムファイルは変更できない為、コーディングによって何でも機能が実現できるわけではありません。