
BMW 5シリーズセダン(G30)の運転席側ヘッドライトのリングライトが不点灯となったトラブルの修理事例をご紹介します。
この症状は、LEDモジュールの破損が原因でした。
しかもアクリルが溶解しており通常であれば、ヘッドライト全体の交換が必要となるケースですが、当店ではリペア修理を行ない復活させました。

車両情報
車種 | BMW 5シリーズセダン ( G30 ) 530i |
初年度登録 | 2017年 |
都道府県 | 千葉県 |
運転席側ヘッドライトのデイライト不点灯修理作業
内側のデイライトが不点灯のトラブル
運転席側ヘッドライトのデイライトが内側不点灯となってしまったトラブルでご来店です。


デイライト発光するLEDモジュールの故障のようです。

LEDモジュールの交換
まず、破損していたLEDモジュールをBMW純正パーツに交換しました。
これにより、リングライトの不点灯問題は解消されます。
LEDモジュールを交換するためにはフロントバンパーを取り外してヘッドライトを取り出す必要があります。

ご用意しているBMW純正の新品LEDモジュールへと交換します。

ヘッドライトにはLEDモジュールが1個だけ存在しており、2つのリングライトを発光する仕組みになってます。


損傷しているLEDモジュールを取り出します。


取り出したLEDモジュールはLEDチップにダメージがあることを確認できました。


ヘッドライト内部アクリルのリペア
さらに、ヘッドライト内部のアクリル部分が茶色く溶解しているダメージが確認されました。



通常、このような場合はヘッドライト全体の交換が推奨されますが、ライコウでは溶解したアクリル部分を慎重に削り落とし、リペア修理を実施しました。



アクリルリペア作業が完了したのでBMW純正パーツの新品LEDモジュールをヘッドライトへ組み込んで車両へ取り付けます。

この作業は高度な技術を要し、プロショップであっても困難とされる作業ですが、当店では豊富な経験と技術力により、ヘッドライトを交換することなく修理を完了しました。
ヘッドライトの点灯チェック
運転席側ヘッドライトのデイライト発光を点灯チェックします。

リペア修理した運転席側ヘッドライトの内側デイライトが明るく白く発光していることが確認できました。


忖度することなく申し上げると光量は僅かながら少なく感じます。
溶解したアクリル部分を削り落としたためにLEDチップとの隙間ができてしまっているのが原因だと推測されます。
ただ、パッと見た状態ではその違いを感じる方は少ないと思います。


どうしても気になるって方は、BMW純正の新品LEDヘッドライトへの交換になります。
ちなみにBMW 5シリーズ(G30/G31/F90)のLEDヘッドライトのBMW純正パーツは片側で399,000円(税別)です。
※2025年2月現在の価格
もちろんBMW純正の新品LEDヘッドライトへの交換修理も承ってます。
コストダウンの実現
ヘッドライト全体の交換となると高額な費用がかかりますが、今回のリペア修理により、コストを大幅に削減することができました。
ライコウでは、お客様の負担を軽減するため、可能な限り修理で対応する方針を取っております。
今回は、BMW純正の新品LEDモジュールへの交換およびヘッドライト内部のアクリルリペア作業で修理いたしました。
BMWやMINIのヘッドライトに関するトラブルでお困りの際は、ぜひ当店にご相談ください。高い技術力と豊富な経験で、最適な解決策をご提案いたします。