
BMW 2シリーズ F46 地図更新して最新データの2025-2へバージョンアップ。DIXCEL低ダストブレーキパッドへ交換。20項目コーディング施工も実施。


車両情報
車種 | BMW 2シリーズグランツアラー(F46) 218d |
初年度登録 | 2015年 |
都道府県 | 東京都 |
純正ナビ(EVO ID4)の地図更新(2018-2 → 2025-2)
📸 ナビ地図更新の作業前(2018-2)


今回ご入庫いただいたF46には第4世代ナビ(EVO ID4)が搭載されていました。インストールされていた地図データは2018-2とやや古く、新しい道路や施設が反映されていない状態でした。ナビの地図データが古いと、新規開通した高速道路や市街地の変更に対応できず、遠出や旅行の際に不便さを感じることもあります。
ライコウでは、BMW純正ルートで入手した最新バージョンの認証コードを使用し、2025-2版の地図データへ更新しました。第4世代ナビ(EVO ID4)の場合、約80分ほどのインストール時間で作業は完了します。更新後は最新の道路情報が反映され、安心してドライブを楽しめます。
📸 ナビ地図更新中


なお、当店では第3世代ナビ(NBT ID3)、第4世代ナビ(EVO ID4)、第5/6世代ナビ(EVO2 ID5/ID6)の地図更新に対応しています。特に中古車で購入された場合、地図が古いままのケースが多いため、納車後すぐの更新をおすすめしています。
📸 ナビ更新後の地図(2025-2)


DIXCEL製低ダストブレーキパッド(Type-M)へ交換
次に、ブレーキパッドの交換を行いました。
今回使用したのはDIXCEL製の低ダストブレーキパッド(Type-M)です。
純正パッドは制動力には優れていますが、ブレーキダストが多く発生するため、アルミホイールがすぐに黒く汚れてしまうというデメリットがあります。
📸 DIXCEL製の低ダストブレーキパッド(Type-M)


📸 ブレーキパッドの交換



低ダストタイプのブレーキパッドに交換することで、ホイールへのダスト付着が大幅に軽減されます。
特に欧州車のオーナー様にとっては「洗車してもすぐに汚れる」という悩みを解消できるため、ご依頼の多い人気メニューです。
パッド交換作業では専用診断機を使用してブレーキパッドのリセットを実施しました。
また、アルミホイールを取り外したタイミングでホイールを丁寧に洗浄。
ダストで真っ黒になっていたホイールも、元の美しい輝きを取り戻しました。
📸 ブレーキパッドのリセット


📸 アルミホイール洗浄




コーディング施工
20項目のコーディング施工
最後に、オーナー様のご要望に沿って20項目のコーディング施工を行いました。
コーディングとは、専用ツールを使用して車両コンピューターの設定を変更し、本来隠れている機能やカスタマイズ項目を有効化する作業です。
メーターパネルへデジタルスピード表示追加
メーターパネルへデジタルスピード表示を追加します。
ウインカーレバー先端のBCボタンを押すことでデジタルスピード計がメーターパネルに表示されます。

デイライト発光機能有効化
昼間でもライトを点灯させて自車の接近を知らせるためのデイライト。2017年より日本仕様のBMW&MINIも標準装備となりました。それ以前の車両でデイライト発光します。

デイライトメニュー項目追加
エクステリアライトのメニューにデイライト項目を追加します。
デイライト発光機能をON/OFF切り替えできます。

デイライト発光時に眉毛消灯
デイライト発光時に眉毛部分のみ消灯させます。
後退時の助手席ドアミラー下降角度変更
後退時に助手席ドアミラーが下降します。
ドアミラーが下降する角度を変更します。

ドアロック時のドアミラー格納時間変更
ドアロック時にドアミラーが格納するためにはロックボタンを1.5秒押し続けます。ドアミラー格納時間の1.5秒を変更します。

エンジン始動時にアイドリングストップのオフ設定
アイドリングストップがオフの状態でエンジン始動します。
標準仕様はアイドリングストップがオンの状態でエンジン始動します。
アイドリングストップのスイッチを押すことでオンにできます。

エコプロモード時アイドリングストップ強制オンの無効化
走行モードをエコプロモードにすると、アイドリングストップが強制的にオンになってしまいます。強制的にオンになってしまう機能を無効化します。
エンジン始動時の走行モードをエコプロモードに設定
エンジン始動時の走行モードをエコプロモードにします。

ウェルカムライトの点灯パターン変更
ウェルカムライトの点灯パターン変更します。
・フォグライト点灯
・フロントウインカー点灯
・ドアミラーウインカー点灯
・リアウインカー点灯
・リアフォグライト点灯


シートベルト非装着時の警告音無効化
シートベルトが非装着の状態で発する警告音を無効化します。
メーターパネル内の警告灯は点灯します。

自動時刻設定メニュー項目追加
日付と時刻のメニューに自動時刻設定項目を追加します。
自動時刻設定をON/OFF切り替えできます。

エンジン停止後ドアオープンでディスプレイ表示オフ設定
エンジン停止後にドアを開けることでディスプレイ表示をオフにします。
フォグライトのコーナーリング機能有効化
フォグライトがコーナーリングライトとして発光します。
ライトスイッチが【AUTO】でヘッドライト点灯時にステアリングを左右に切るまたはウインカー動作時にその方向のフォグライトが点灯します。

後退時のライセンスランプ消灯設定
後退時にライセンスランプが消灯します。
リアビューカメラがライセンスランプの発光によりハレーションを起こして後方映像が見づらくなってしまう現象を回避できます。

スマートオープナーの動作タイミング変更
スマートオープナーが動作する時間を変更します。
コーディングでのご留意事項
作業はBMW/MINI専用の診断機(ISTA)を用いてエラーチェックを行いながら、安全性を確保して施工します。
ディーラーで使用する診断機では変更できない内容ですが、ライコウでは豊富な施工実績と専用ツールにより対応可能です。
なお、プログラミング作業などで施工内容が元に戻ってしまうことがありますが、初回の再施工は無償対応いたしますのでご安心ください。
まとめ
今回はBMW 2シリーズグランツアラー(F46) 218d 前期モデルに、
- 純正ナビ地図データの最新版(2025-2)への更新
- DIXCEL製低ダストブレーキパッドへの交換
- 20項目のコーディング施工
を実施しました。
地図更新によって快適なドライブが可能になり、低ダストブレーキパッドでホイールの美観維持も容易になりました。さらにコーディング施工により、使い勝手の向上や利便性の高い機能を追加することができました。
ライコウではBMW・MINIの最新ナビ地図更新や、ブレーキ関連のメンテナンス、そして豊富なコーディングメニューをご提供しています。お気軽にお問い合わせください。