BMW カープレイインターフェース|社外地デジチューナーをHDMI変換しAppleCarPlayと両立

BMW 2シリーズクーペ(F22) M235iにて社外地デジチューナーをHDMI変換し、AppleCarPlayインターフェースで地デジ復活を実現しました。BMW カープレイインターフェースの魅力が向上しました。

BMW 2シリーズクーペ(F22) M235i
BMW 2シリーズクーペ(F22) M235i

車両情報

車種BMW 2シリーズクーペ(F22) M235i
初年度登録2014年
都道府県東京都

社外地デジチューナーをHDMI変換してCarPlayと両立

東京都からご来店いただいたBMW 2シリーズクーペ(F22) M235i 前期モデル。
以前にAppleCarPlayインターフェースを装着させていただいたお客様から、「やっぱり地デジも見たい」とご相談をいただきました。
もともと装着されていたのはパイオニア製の社外地デジチューナー。

📸 既設のパイオニア製の社外地デジチューナー

既設のパイオニア製の社外地デジチューナー


ところが、CarPlayインターフェース導入時に既設のAVインターフェースを撤去する必要があったため、地デジ視聴は諦めざるを得ませんでした。
今回のテーマは「CarPlayと地デジを両立させること」。
そこで、RCA出力の地デジ映像をAppleCarPlayインターフェースのHDMI入力へ接続できるようにするアプローチを採用しました。

HDMI入力が備わっているCarPlayインターフェースの特性を活かし、RCAからHDMIへ変換するパーツを追加。
映像信号と音声信号の両方をスムーズに変換できる仕様のため、モニター上には鮮明な地デジ映像が映し出され、車両スピーカーからも問題なく音声が再生されました。

📸 地デジ映像をRCAからHDMIへ変換

地デジ映像をRCAからHDMIへ変換
地デジ映像をRCAからHDMIへ変換

この施工により、AppleCarPlayインターフェースを導入した車両でも、社外地デジチューナーの利用が可能になることを確認。
お客様からも「どちらも使えるなんて理想的!」と大変喜んでいただけました。

AppleCarPlayインターフェースと地デジの共存メリット

今回のようにAppleCarPlayと地デジを両立させることで、ドライバーにとって大きなメリットがあります。
CarPlayを使えばiPhoneのナビやアプリを画面に表示でき、最新の地図や音楽ストリーミングサービスを楽しめます。
一方で、地デジは災害情報や緊急放送を含むリアルタイムの地上波番組を受信できるため、ドライブ中の安心感を高めてくれます。

📸 AppleCarPlayと地デジを両立

BMW カープレイインターフェース拡張|AppleCarPlayと地デジを両立

さらに、既存の地デジチューナーを再利用することでコストを抑えられるのも大きな利点です。
新規に別ユニットを導入する必要がないため、余計な追加投資を避けつつ機能を拡張できます。AppleCarPlayインターフェースのHDMI入力は本来DVDプレーヤーやミラーリングデバイス接続に利用されることが多いですが、このように地デジチューナーを接続することで活用の幅が大きく広がります。

📸HDMI入力にAmazonFireTvStickを接続

HDMI入力にAmazonFireTvStickを接続

同時に、純正では不可能な機能拡張を実現できる点も魅力の一つ。
メーカーオプションを後付けするよりもはるかに柔軟な組み合わせが可能で、車両の価値を高めながら利便性を向上させることができます。

注意点と今後の展開

ただし、この施工にはいくつかの注意点も存在します。
まず、RCAからHDMIへの変換は汎用品を用いるため、製品の品質によっては映像遅延やノイズが発生するリスクがあります。
ライコウでは複数の変換器をテストし、安定動作するものを厳選して使用しています。
また、車両側の配線処理には専門的な知識が必要で、誤配線をすると映像が映らなかったり、音声が出なかったりする恐れがあります。DIYでの施工は推奨できません。

今回の施工により、AppleCarPlayと地デジの共存が可能であることを証明できました。
今後はDVDプレーヤーやAmazon Fire TV Stickなど、HDMI入力を活かしたさらなる拡張も検討可能です。
ライコウでは、BMWやMINIにおける純正を超えた便利さと快適さを追求し続けてまいります。