BMW X1 F48 バネ交換で「車両動き出し注意」解消

BMW X1 F48 バネ交換で「車両動き出し注意」警告を修理。費用44,000円・1.5時間で当日完了可能。しかも産業廃棄物を出さない環境にやさしい修理です。

BMW X1(F48) 25i
BMW X1(F48) 25i

車両情報

車種BMW X1(F48) 25i
初年度登録2016年
都道府県東京都

BMW X1(F48)に発生する「車両動き出し注意」警告の原因

BMW X1(F48)や同世代のBMW 2シリーズ(F45アクティブツアラー/F46グランツアラー)前期モデルで多発しているのが、「車両動き出し注意」「トランスミッション」などの警告です。

「車両動き出し注意」「トランスミッション」などの警告
「車両動き出し注意」「トランスミッション」などの警告

この症状は、物理的にはシフトレバーを【P】レンジに入れているにもかかわらず、車両の頭脳にあたるECUが「【P】レンジに入っていない」と誤判断してしまうことが原因です。

【P】レンジに入っていないと誤判断してしまうことが原因

誤判断が起こる理由は、ギアセレクター本体内部の小さな金属バネが金属疲労によって折れ曲がり、本来伝達されるべき信号がECUに届かなくなるためです。
この小さなバネひとつが原因で、重大なトラブル警告が表示されるというのはBMW特有のメカニズムと言えます。

ギアセレクター本体内部の小さな金属バネが金属疲労
BMW X1 F48 バネ交換

症状が出たままでは安全性に不安があり、警告が出た状態での継続走行はおすすめできません。
早期に適切な修理を行うことで、大掛かりな部品交換を避けつつ安心して車両を使用できます。

同様の施工事例は、ライコウの ギアセレクター修理カテゴリーページ にも多数掲載していますので、ぜひご参考ください。

ディーラー修理とRAIKO独自修理の違い

正規ディーラーにこの症状を持ち込むと、内部のバネ単体を交換することは行わず、ギアセレクター本体を丸ごと交換する「アッセンブリー交換」という方法をとります。
この場合、修理費用はおおよそ15万円前後かかり、車両を一泊二日で預ける必要が出てきます。
また、まだ使用可能なギアセレクター本体を廃棄するため、余分な産業廃棄物が発生してしまうのもデメリットです。
一方で、RAIKOでは内部バネのみを新品に交換する方法を採用。費用は44,000円(税込)、作業時間はおよそ1.5時間で、当日中に修理完了が可能です。

「車両動き出し注意」は当日中に修理完了が可能

交換するのはわずか数センチの小さな金属バネだけのため、環境負荷も最小限。
費用面・時間面・環境面のすべてで大きなメリットを得られるのが、当店独自の修理方法です。
特に遠方からご来店いただくお客様にとっては、当日中に修理が完了できる点が大きな安心につながっています。

詳しい解説やほかの修理実績は、当店ブログの ギアセレクター修理事例 をご覧いただくと理解が深まります。

修理作業の流れと注意点

修理はまずBMW/MINI専用診断機(ISTA)を用いてエラーチェックを実施し、警告が出ている原因がギアセレクター内部のバネであることを確認します。
その後、センターコンソールを丁寧に分解し、ギアセレクター本体を取り外します。

センターコンソールを丁寧に分解
ギアセレクター本体を取り外し

ギアセレクターを分解すると内部に問題のバネがあり、折れ曲がったり変形した状態になっていることが多く見受けられます。
このバネを新品に交換し、組み直していきます。
バネは非常に小さな部品ですが、これが正常に機能するかどうかで「シフトがPに入っている」という信号の伝達が決まります。
交換後はISTAで再度エラーチェックとエラー消去を行い、警告が表示されないことを確認。修理後は通常通り安心して走行可能です。

「シフトがPに入っている」という信号の伝達
警告が表示されないことを確認

当店では長年のBMW/MINI専門施工実績から、最適かつ再発防止につながる修理を徹底しております。

同様の修理を検討されている方は、他の事例をまとめた ギアセレクター修理ページ をご確認ください。