MINI サイドウインカー水没トラブル|コネクター修理と純正新品交換で再発防止

MINI サイドウインカー水没修理。コネクターリペアと純正新品交換で点灯不良やショートを防止し、安全性を回復しました。

ミニ ハッチバック(F55) LCI クーパーSD(COOPERSD)
ミニ ハッチバック(F55) LCI クーパーSD(COOPERSD)

車両情報

車種ミニ ハッチバック(F55) LCI クーパーSD(COOPERSD)
初年度登録2019年
都道府県滋賀県

サイドウインカーの不具合と原因を徹底確認

今回ご紹介するのは、2019年式ミニ ハッチバック(F55 クーパーSD LCI)で発生したサイドウインカーのトラブルです。
助手席側のサイドウインカー内部に水が侵入してしまい、水没状態となっていました。
実際に内部が水で満たされてしまうと、発光部やコネクターに深刻な影響を及ぼします。

MINI サイドウインカー水没
MINI サイドウインカー水没

特にサイドウインカーは走行中の雨や洗車時に水の影響を受けやすいパーツであり、経年劣化やわずかなシール不良から水分が侵入することがあります。
水没すると内部の電極部分が錆び、点灯不良や誤作動、さらにはショートによる電装トラブルの原因となりかねません。

今回はたまたま連続で同様の不具合車両が入庫しており、発生頻度こそ高くはありませんが、決して軽視できないトラブルだといえます。
オーナー様も「ウインカーが水没するとは思っていなかった」と驚かれていました。
原因をしっかり究明し、修理方針を明確にしたうえで適切な対応を行っていきます。

コネクター部分のリペア修理で安心の電装環境へ

サイドウインカーの内部水没に伴って、コネクター部分もダメージを受けていました。
実際に現物を確認すると、接点部分が水分によって腐食し、錆が発生している状態でした。
このまま使用を続けると、電流が正常に流れなくなり、点灯不良や誤作動のリスクが非常に高くなります。

接点部分が水分によって腐食し、錆が発生している状態
接点部分が水分によって腐食し、錆が発生している状態

そこで、当店では新品のコネクターパーツを使用したリペア修理を実施しました。
BMW/MINI専用診断機「ISTA」でエラーチェックを行いながら、確実に不具合箇所を洗い出し、新品コネクターへ換装することで接触不良やショートのリスクを根本から解消します。

新品のコネクターパーツを使用したリペア修理
新品のコネクターパーツを使用したリペア修理

このリペア修理により、電装トラブルの再発リスクを極限まで抑え、安心してお車にお乗りいただける状態に仕上げました。
小さな部品交換ではありますが、電装系の信頼性を確保するうえで非常に重要な作業となります。
オーナー様も「安心して乗れるようになった」と大変喜んでいただけました。

ミニ純正新品サイドウインカーへ交換して機能と美観を回復

コネクター修理が完了したら、次はサイドウインカー本体をミニ純正新品パーツへ交換します。
内部に水が侵入したユニットは再使用できないため、新品部品への交換が最も確実で長期的に安心できる対処法です。

サイドウインカー本体をミニ純正新品パーツへ交換
サイドウインカー本体をミニ純正新品パーツへ交換

新品のサイドウインカーは透明感のあるクリアな仕上がりで、外観もシャキッと引き締まった印象に戻ります。
取り付け後は動作チェックを行い、左右ともに点灯に問題がないことを確認しました。
ウインカーの光量も十分で、視認性・安全性がしっかりと確保されています。

左右ともに点灯に問題がないことを確認
左右ともに点灯に問題がないことを確認

純正新品パーツを使用することで、耐久性と安心感を担保できるのも大きなメリットです。
水没やレンズの曇りといった不具合が改善されただけでなく、デザイン的にも新車時の状態へ近づきました。
こうした修理により、愛車を末永く快適に維持していただけます。

同様の症例は頻繁ではありませんが、一度発生すると安全性に関わる重要なトラブルに直結するため、早めの修理が大切です。
万が一サイドウインカーに曇りや水滴が見られる場合は、放置せずにぜひご相談ください。