
BMW G01 X3 デイライト 修理。運転席の内側デイライトが暗くなる原因はアクリル導光体の溶解。ライコウではヘッドライト交換ではなくアクリルリペアとLEDモジュール新品交換で修理します。


車両情報
| 車種 | BMW X3(G01) 20d |
| 初年度登録 | 2019年 |
| 都道府県 | 東京都 |
【BMW X3(G01)】運転席側デイライトの発光不良をリペア修理(アクリル導光体の溶解)
東京都からご来店いただいたBMW X3(G01) 20d(2019年・前期モデル)。
今回は 運転席側ヘッドライトの内側デイライトが暗く発光してしまう不具合 の修理をご依頼いただきました。


BMW・MINIで頻発する デイライト導光アクリルの溶解 によるトラブルで、放置するとどんどん劣化が進行してしまう症状です。
ライコウではヘッドライト交換ではなく、アクリル導光体をリペア再生し、LEDモジュールを純正新品に交換することで改善を図ります。
デイライトが暗くなる原因|アクリル導光体の溶解
ご来店時の状態では、運転席側内側デイライトが明らかに暗く、ホワイト発光がくすんで見える状況でした。

これは デイライトLEDの発熱により、アクリル導光体が溶解してしまうことで光が遮られてしまう現象 です。
X3(G01)やX4(G02)では、このアクリル溶解が比較的重症化しやすい傾向があります。


ヘッドライトを取り外して内部を確認すると、やはりアクリル導光面が大きく溶解しており、茶色く焦げたような状態になっていました。
この程度のダメージになると、一般的な修理方法では ヘッドライトASSY交換(約70万円) の案内となるケースが多いようです。
ライコウ独自のアクリルリペア|導光体を再生しLEDモジュールを新品交換
ライコウではヘッドライト本体を交換せず、以下の工程で修理を行なっています:
● アクリル導光体の溶解部分を切削
重度な溶解では 10mm以上削り落とさなければならないケース もあり、今回のX3(G01)もまさにその状態でした。

削り過ぎると発光輝度が落ちるため、状況に応じて最適な切削量に調整しながら、光沢ある導光面へ再生します。


● LEDモジュール(BMW純正新品)へ交換
溶解した導光体の再生とセットで、デイライト用LEDモジュールを新品へ交換。
LED素子がアクリル面に張り付いたり、熱劣化しているケースもあるため、再生には必須の工程です。
● 点灯テスト・診断機でエラー確認
専用診断機(ISTA)でライト系統のエラーチェックを行い、点灯テストで輝度と色味を確認します。
自然な発光が戻りましたが、削り量が大きかったため外側デイライトよりわずかに輝度が下がります。
これは重度の溶解修理では避けられない現象で、事前説明のうえ最適な仕上げを行なっています。
デイライト発光不良は “早期発見・早期修理” が最重要
デイライトのアクリル溶解は、時間が経つほど溶け落ちる量が増え、輝度低下や変色が深刻化します。
今回のように10mm以上の切削が必要になると、復元できる輝度に限界が出ることもあります。
「最近デイライトが暗く感じる」
「茶色っぽく見える」
「左右で明るさが違う気がする」
こういった症状を感じたら、早めの点検が非常に大切です。
▼参考:ヘッドライト修理(デイライト/アクリルリペア)施工一覧
https://raikopower.com/category/blog/maintenance/headlight_repair-maintenance/
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