
BMW F45 2シリーズアクティブツアラー 車両動き出し注意 警告を、アッセンブリー交換せず内部部品交換で修理した事例をご紹介します。


車両情報
| 車種 | BMW 2シリーズアクティブツアラー(F45) 218d |
| 初年度登録 | 2016年 |
| 都道府県 | 東京都 |
BMW 2シリーズアクティブツアラー(F45)「車両動き出し注意」警告の修理作業
東京都からご来店いただきました。
メーターパネルに「車両動き出し注意」という警告メッセージが表示される状態です。


シフトレバーは【P】レンジに入っているにもかかわらず、車両側が正しく認識できず、
・エンジン停止時に警告が出る
・「車両動き出し注意」や「トランスミッション」といったメッセージが併発する
といった症状が確認されました。
「車両動き出し注意」警告の主な原因とは
BMWのF系ステップトロニック仕様車では、ギアセレクタースイッチボックス内部の金属バネが長年の使用による金属疲労で変形・破損し、シフトポジションを誤認識するケースが多く見られます。

この状態では、実際には【P】に入っていても、車両側が「Pではない」と判断してしまい、安全警告として「車両動き出し注意」が表示されます。
ライコウの修理方法|アッセンブリー交換は行いません
ディーラー修理ではギアセレクターユニット一式(アッセンブリー)交換となることが多く、高額な見積りになるケースが少なくありません。
ライコウでは、
- ギアセレクタースイッチボックスを分解
- 内部の破損した金属バネのみを交換
- 再組付け後、専用診断機ISTAでエラーチェックと消去
という手順で、短時間かつ費用を抑えた修理を行っています。


作業時間はおおよそ約1時間程度です。
作業後の確認と仕上げ
修理後は、
- シフトポジション認識の正常化
- 「車両動き出し注意」警告の消灯
- 再始動・実走行での動作確認
を実施し、問題が再発しないことを確認して作業完了です。


注意事項・事前にご理解いただきたい点
- 金属バネ以外に、内部基板故障や配線不良が見つかった場合は、ユニット交換が必要となる場合があります
- 警告灯が点灯したままの状態では車検に通らないケースがあります
事前診断を行うことで、最適な修理方法をご案内できます。
関連作業のご紹介
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ギアセレクタースイッチボックス修理の作業事例一覧
からご覧いただけます。
https://raikopower.com/category/blog/maintenance/gear_selector_repair/
F45以外にも、F46・F48やMINI各車種で対応実績があります。
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