BMW 5シリーズ セダン(F10)LCI 523d 左ヘッドライト不具合の点検・診断|コンピューター端子の焼損を確認し純正中古部品で交換へ|埼玉県

埼玉県からご来店いただきました、BMW 5シリーズ セダン(F10)LCI 523d の F10 ヘッドライト点検の事例です。「左のヘッドライトが結露することがある」「ハイビームに切り替えても左だけ点灯しない」といった症状に加え、車検の期限が8月末に迫っているというご事情もあり、原因の切り分けと修理費用・期間の目安をお知りになりたいとのことでした。

車種BMW 5シリーズ セダン(F10)LCI 523d
年式(初年度登録)2015年
来店エリア埼玉県

F10 左ヘッドライト不具合の点検・診断(アダプティブヘッドライト異常/左フロントライト装置異常/光軸調整異常)

左ヘッドライト不具合の点検・診断

お車の症状と表示されていたエラー

『アダプティブヘッドライト異常』『左フロントライト装置異常』『ヘッドライト光軸調整異常』という3つのエラーが表示

まずはお客様から伺った症状を整理しました。「左ヘッドライトが結露することがある」「ハイビームに切り替えても左側だけハイビームにならない」「ロービームは左右とも点灯するが、左の一番上にある眉毛のような部分が点灯しない」「車幅灯のみ点灯させると左側は何も点灯しない」という4点です。いずれも助手席側のヘッドライトに集中しています。

ヘッドライトの内部に水分が混入して不具合を起こしているケース
ヘッドライトの内部に水分が混入して不具合を起こしているケース

車両側には『アダプティブヘッドライト異常』『左フロントライト装置異常』『ヘッドライト光軸調整異常』という3つのエラーが表示されていました。BMW 5シリーズでアダプティブヘッドライトの異常を診断するときは、専用診断機のエラー情報だけを根拠にせず、現車の点灯状況を目視で確かめて突き合わせることを基本にしています。今回のように助手席側のヘッドライトに関する多数のエラーが同時に表示されている場合は、ヘッドライトの内部に水分が混入して不具合を起こしているケースが想定されます。

ヘッドライトを取り外し、コンピューターの端子を現物確認

コンピューターの端子を現物確認

ヘッドライト内部の状態は、車両に装着したままでは確認ができません。そこで実際にヘッドライトを車両から取り外し、ヘッドライトコンピューターを外して端子の部分を確認しました。

端子が黒く焦げた状態

すると、端子が黒く焦げた状態になっていました。ヘッドライト内部に入り込んだ水分によってショートし、焦げてしまったのだと推測されます。

ヘッドライト内部に入り込んだ水分によってショート

エラーの内容から部品を推定して交換するだけでは、こうした焼損の範囲までは分かりません。取り外して現物を確認したからこそ、交換すべき範囲を判断できたかたちです。ここまでの状態になってしまうと、ヘッドライトコンピューターだけにとどまらず、ヘッドライト本体の交換も必要となります。

純正中古ヘッドライトでの交換方針が決まり、部品を調達中

そこで、純正中古のヘッドライトに交換するというお話で、今回の作業は点検・診断までで終了となりました。純正新品を手配する方法もありますが、状態の良い純正中古部品を活用することで、費用を抑えた修理をご提案できます。ライコウでは過去にも、純正中古のヘッドライトを使った修理を複数のお車で行なってきました。

8月末に車検を迎えるということですので、それまでに修理が完了できるように部品の調達を進めたいと思います。中古部品は状態を見て確保する必要があるため、期限のあるお車ほど早めに動き出すことが大切だと考えています。部品が揃い次第、あらためて交換作業を行なう予定です。

👉 ヘッドライト修理の施工事例一覧はこちら

まとめ

  • 結露・ハイビーム不点灯・車幅灯不点灯など、助手席側に集中した症状を確認
  • 『アダプティブヘッドライト異常』『左フロントライト装置異常』『ヘッドライト光軸調整異常』の3つのエラーを確認
  • ヘッドライトを取り外し、ヘッドライトコンピューターの端子が黒く焦げていることを現物で確認
  • 水分の混入によるショートが原因と推測され、コンピューターだけでなくヘッドライト本体の交換も必要と判断
  • 純正中古ヘッドライトでの交換方針が決まり、8月末の車検に向けて部品を調達中

BMW 5シリーズでアダプティブヘッドライトの異常を診断する際は、エラー表示だけで部品を決めてしまうと、交換したあとに症状が残ってしまうことがあります。今回のように取り外して現物を確認することで、必要な範囲を見きわめられます。BMW・MINIのヘッドライトまわりの不具合でお困りでしたら、ライコウにご相談ください。