
大阪府より初めてご来店いただいたBMW M2 クーペ(F87)のお客様。ワイヤレスでAppleCarPlayを使えるようにしたい、あわせて施工できるコーディングがあれば一緒にお願いしたい、というお問い合わせをいただきました。今回はF87への純正AppleCarPlay有効化に加えて、CarPlayフルスクリーン表示化を含むコーディング6項目を施工しています。


| 車種 | BMW M2 クーペ(F87) |
|---|---|
| 年式(初年度登録) | 2017年 |
| 来店エリア | 大阪府 |
F87 M2に純正AppleCarPlayを有効化しワイヤレス接続に対応

専用ツールを使用して純正機能としてのAppleCarPlayを有効化します。


作業前のコンディションチェックでは、消えないエラーはなく、既存のコーディングも入っていない状態であることを確認しました。Iレベルは工場出荷時の F020-17-03-505 に対して現在は F020-26-03-550、HMIバージョンは ID5_2403、ナビゲーションは Road Map JAPAN EVO [ID5/6] という構成です。この構成であれば、ヘッドユニットのプログラミングを行なわずに有効化とフルスクリーン表示化まで対応できます。

接続はWi-Fiを使用したワイヤレス接続です。ケーブルをつなぐことなくiPhoneとiDriveが接続され、ナビ・音楽・通話をディスプレイ側から操作できます。


あわせて、Androidのスクリーンミラーリングも有効化しました。iDrive画面に【Screen Mirroring】のメニューが表示され、Android端末の画面をワイヤレスで映せるようになります。対象はヘッドユニットが ID5/ID6 の車両で、今回の車両は ID5_2403 のため条件を満たしています。動作チェックは弊社のHUAWEI製Androidタブレットで行なっていますが、端末によって挙動が異なるため、お客様の端末での動作可否についてはご了承ください。
なお、ディーラーでプログラミング作業を受けると、有効化したAppleCarPlayの設定が初期化されることがあります。その際は純正ナビの画面が「起動中」の表示のまま出てこなくなりますが、弊社へお持ち込みいただければAppleCarPlayの再設定と純正ナビの復活が可能です。
BMW M2 クーペ(F87)にコーディング6項目を施工
コーディングは車両コンピュータのプログラムそのものを書き換えるものではなく、設定部分のみを変更する作業です。事前のチェックで車両の仕様とソフトウェアバージョンを確認したうえで、次の6項目を施工しました。
CarPlayフルスクリーン表示化


標準状態のAppleCarPlayはディスプレイの2/3程度の幅でしか表示されません。フルスクリーン表示化のコーディングにより画面全体に表示されるようになり、地図アプリが格段に見やすくなります。フルスクリーン表示に対応できるかどうかはヘッドユニットのHMIバージョン次第で、バージョンが低い車両では先にプログラミングでの更新が必要になりますが、今回の車両は ID5_2403 のためコーディングのみで対応できました。
イージーエントリーシート有効化

エンジン停止後にドアを開けると運転席シートが後ろへ下がり、乗り降りがしやすくなる機能です。エンジン始動時には最後のシート位置へ自動的に戻ります。電動シート装着車が対象となります。
デイライト時の眉毛部分消灯

デイライト点灯時に、眉毛部分を消灯させる設定です。F22/F23/F87 が対応型式として設定されており、今回のM2 クーペも対象となります。なお今回の車両には、社外のエンジェルアイLEDモジュール(黄)が装着済みの状態でした。
後退時の助手席ミラー下降角度変更(浅く)

後退時には助手席側のドアミラーが下降しますが、その下降角度を標準仕様より浅めに変更しました。助手席側のドアミラーが下降するのは、ドアミラー角度調整のスイッチを運転席側に設定しているときのみです。
ドアロック長押しドアミラー格納時間変更(0秒)

通常はドアロックボタンを1.5秒長押しすることでドアミラーが格納されますが、この長押し時間を0秒に短縮しました。ただし0秒に設定しても、ドアロックに連動して必ずドアミラーが格納されるということではありません。純正アラームシステム装着車では0.5秒設定が推奨されています。
アイドリングストップOFF状態のデフォルト化

通常、エンジン始動時はアイドリングストップ機能が有効になっていますが、この初期状態を反転させ、エンジン始動時からOFFの状態になるようにします。乗るたびにボタンでオフにする操作が不要になります。
コーディングを施工するECUによっては、トリップメーターのデータ値やiDriveのプログラマブルボタン(1-8)のメモリがリセットされる場合があります。ディーラーでのプログラミングにより設定が初期値へ戻る可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
まとめ
- 純正AppleCarPlayを有効化しWi-Fiでのワイヤレス接続に対応
- Androidのスクリーンミラーリングも有効化(ID5/ID6のヘッドユニットが対象)
- CarPlayフルスクリーン表示化を含むコーディング6項目を施工。HMIバージョン ID5_2403 のためプログラミングなしで対応
- 事前のコンディションチェックで、消えないエラーと既存コーディングがないことを確認したうえで施工
- ディーラーでのプログラミング後にCarPlayが消え、純正ナビが「起動中」表示のままになった場合も再設定・復活が可能
BMW M2 クーペ(F87)へのワイヤレスCarPlay有効化やコーディング施工は、ライコウにお任せください。ご不明な点やご相談は、お気軽にお問い合わせください。
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