
奈良県からミニ クラブマン(F54)クーパーDのお客様にご来店いただき、F54 シートヒーター有効化の作業を承りました。ご自身で純正のシートヒーター付シートへ換装し、スイッチパネルもシートヒーター操作ボタン付きのものへ交換されたものの、シートヒーターがまったく動作しないというお悩みです。今回は配線作業とコーディング施工の2つを行ない、3段階の温度切り替えまで作動する状態に仕上げました。


| 車種 | ミニ クラブマン(F54)クーパーD |
|---|---|
| 年式(初年度登録) | 2018年 |
| 来店エリア | 奈良県 |
ミニ クラブマン(F54)純正シートヒーターの配線作業

お客様はご自身で純正のシートヒーター付シートへ換装され、スイッチパネルもシートヒーター操作ボタン付きのものへ交換されていました。それでもシートヒーターは動作せず、「コーディングが必要なのか、それともシートモジュールや配線も交換しないといけないのか」とお困りのところ、ライコウのホームページを見つけてお問い合わせいただきました。
結論からお伝えすると、シートヒーター対応のシートおよびスイッチパネルに交換しただけでは、シートヒーターは動作しません。配線作業とコーディング施工の両方が必要になります。純正シートはカプラーの形状が同じでもピン配列が異なることがあり、シートを載せ替えただけではシートヒーターへ電気を送る経路が成立しないためです。

そこでまずは配線作業から行ないます。シートヒーター用の配線を、シート下にあるシートモジュールへ引き込んでいきます。シートヒーターはこのシートモジュールを介して制御される装備のため、ここへ正しく配線が届いていることが動作の前提になります。ライコウでは配線の分岐にエレクトロタップを使用せず、接触不良や断線といった後々のトラブルにつながらない方法で結線しています。

なお、ライコウではF系ミニ(ハッチバックF55/F56・コンバーチブルF57・クラブマンF54・クロスオーバーF60)の純正シートヒーター後付装着をメニューとしてご用意しています。今回のようにシートヒーター付シートへ換装済みの車両はもちろん、現在装着されているシートを活用するケースにも対応しています。
F54 シートヒーター有効化コーディングを施工

配線作業をすべて終えてから、シートヒーター有効化のコーディング施工を行ないます。部品の取り付けと配線が完了していない状態でコーディングだけを行なっても機能は動作しませんので、必ずこの順序で進めます。コーディングによって車両側がシートヒーター装備車として認識し、シートヒーター機能が動作するようになります。



施工後に動作確認を行ないました。シートヒーターのスイッチを押すとシートヒーターに電源が入り、座面と背もたれが暖かくなってくれます。またこのスイッチは温度切り替えが3段階ありますが、その機能もすべて動作しております。純正装備と同じ感覚で温度を選べる状態です。
ひとつご注意いただきたい点として、コーディング施工を行なうECUによっては、メーターのトリップメーターのデータ値やiDriveのプログラマブルボタンのメモリなどがリセットされる場合があります。またお客様ご自身や他店で設定されていたコーディング内容が初期値に戻ることがあり、その場合は施工後に再設定が必要になります。ライコウで施工した内容については、あらためて設定し直したうえでお返ししています。
まとめ
- ミニ クラブマン(F54)クーパーDに純正シートヒーターの配線作業とコーディング施工を行ないました
- シートヒーター対応のシートとスイッチパネルへ交換しただけでは動作せず、配線作業とコーディングの両方が必要です
- シートヒーター用の配線をシート下のシートモジュールへ引き込んだうえで、コーディングを行なう順序で施工しています
- スイッチを押すとシートヒーターに電源が入り、3段階の温度切り替えもすべて動作することを確認しました


ミニ クラブマンへの純正シートヒーターの後付けは、配線とコーディングまで含めて仕上げることで、はじめて純正装備と同じように使えるようになります。ご自身で部品を交換したものの動作しないという状態でも対応できますので、お困りの際はライコウまでご相談ください。
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