
富山県からご来店いただきました。BMW 4シリーズ グランクーペ(F36)420iのエアバッグ警告を修理した事例です。お客様からのお話では、複数のコンピューターを初期化した後からエアバッグ関係の警告が全箇所で出るようになり、コンピューターのデータが飛んでしまっているかもしれないとのことでした。診断のうえで処置を行なった結果、レストレイントシステムのエラーは消え、コンピューターを交換することなく復旧できました。


| 車種 | BMW 4シリーズ グランクーペ(F36)420i |
|---|---|
| 年式(初年度登録) | 2014年 |
| 来店エリア | 富山県 |
F36 エアバッグ警告の診断・修理(ISTA診断とACSMのコーディングデータ復旧)

以前にもご来店いただいているお客様からのご相談です。お話によりますと、社外品のヘッドライトを装着したところ正常に点灯しなかったため、汎用テスターで複数のコンピューターを初期化したところ、エアバッグ関係の警告が出るようになってしまったとのことでした。なお、ヘッドライト本体については販売元にお問い合わせ中とのことで、今回の作業には含まれていません。
ご来店前のお話だけでは判断がつかないところがありましたので、まずはご来店いただき、現状を把握するところから始めました。現車を確認すると、レストレイントシステムのエラーが車両に出ている状態でした。

続いて専用診断機ISTAで車両診断を行ないました。このISTA診断で、ACSMのコンピューターに「コーディングデータが装備と一致しない」というエラーが記録されていることが分かりました。

そこでACSMのコンピューターをさらに詳しく見てみると、コーディング領域のデータがないことに気がつきました。何かの拍子でデータが一部欠損してしまったものと思われます。

原因が見えてきましたので、まずはその部分を復旧させる作業をコーディングツールで行ないました。手順としては、消失してしまったデータを再構築し、そのうえで初期化を行ないます。この処置によってレストレイントシステムのエラーは消え、復旧することができました。
当初は、コンピューターそのものが壊れているかもしれない、あるいはプログラミングを行なわなければならないなど、いろいろなケースが想定されました。しかし、現状を目視確認し、専用診断機ISTAで車両の状態を確認することによって、無駄な修理を行なわずに早期復旧を実現できました。
同じ警告が出ていても、原因は車両によって異なります。ライコウでは症状をお聞きしてすぐに部品交換へ進むのではなく、まず現車の状態を確認し、ISTAで故障コードを読み出して、どこに異常があるのかをデータで確かめてから作業に入ります。BMW 4シリーズ グランクーペ 420iのように警告が複数出ている車両ほど、最初の診断で原因を絞り込むことが、結果として修理の範囲を小さくすることにつながります。
まとめ
- エアバッグ関係の警告が出ており、車両にはレストレイントシステムのエラーが出ている状態でした
- ISTA診断で、ACSMに「コーディングデータが装備と一致しない」というエラーが記録されていることを確認しました
- ACSMのコーディング領域のデータが一部欠損していたため、コーディングツールでデータを再構築して初期化しました
- エラーは消え、コンピューターの交換やプログラミングを行なうことなく復旧できました
BMW 4シリーズ グランクーペ(F36)のエアバッグ警告でお困りの方は、ライコウへご相談ください。現車の状態を確認し、専用診断機で原因を確かめたうえで、必要な処置をご案内します。
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