
2021年式MINI F55に「バッテリー消耗」警告が表示され、BOSCH製テスターで劣化を確認。BMW純正でも採用される高品質なBanner製Running Bull AGMバッテリーへ交換しました。CTEKで満充電後に装着し、ISTAにてバッテリー登録処理も実施。性能を最大限に引き出すための手順を徹底しています。

車両情報
車種 | ミニ ハッチバック(F55) LCI2 クーパーSD(COOPERSD) |
初年度登録 | 2021年 |
都道府県 | 滋賀県 |
作業内容
Banner製AGMバッテリー交換作業
警告メッセージ「バッテリー消耗、エンジンを始動」が表示
滋賀県内よりお越しいただいたお客様から、「メーター内に“バッテリー消耗、エンジンを始動”という警告が表示される」とのご相談をいただきました。
📸 バッテリー消耗、エンジンを始動という警告

このメッセージが出ている場合、エンジンがかかっている間は走行可能でも、近いうちにバッテリー上がりを起こすリスクが高まります。
BOSCH製テスターでバッテリー診断
📸 BOSCHバッテリーテスター診断中

作業に先立ち、BOSCH製バッテリーテスターを用いてバッテリーの診断を実施。測定結果からはバッテリーの能力が大幅に劣化していることを確認しました。
電圧やCCA値の低下だけでなく、補機類の負荷にも耐えられない状態となっていたため、バッテリー交換が必要と判断いたしました。
OE品質のBanner製Running Bull AGMへ交換
📸 オーストリアの名門バッテリーブランド「Banner(バナー)」のRunning Bull AGMシリーズ

交換に使用したのは、BMWやMINIでも純正採用されるケースの多いオーストリアの名門バッテリーブランド「Banner(バナー)」のRunning Bull AGMシリーズ。
このシリーズはVARTAと並ぶ欧州トップクラスのOEM品質を誇り、高い始動性能と長寿命、耐久性に優れることで多くの欧州車に採用されています。
CTEK製チャージャーで満充電済みバッテリーを装着
📸 CTEKチャージャーによる事前充電

ライコウでは新品のAGMバッテリーでもCTEK製チャージャーを使って事前に満充電しておくことで、バッテリー本来の性能を引き出すようにしています。
とくにAGMバッテリーは満充電状態で装着することで、その後の劣化スピードを抑えられるだけでなく、オルタネーターへの負荷軽減にもつながります。
📸 満充電済みBanner製AGMバッテリーを装着


専用診断機ISTAでバッテリー交換登録
📸 ISTAでのバッテリー登録作業


バッテリーの物理的な交換後には、BMW/MINI専用診断機「ISTA」を使用して、バッテリー交換の記録処理(レジストレーション)を実施。
これを行なわないと、車両が旧バッテリーの性能を想定したまま電力制御を続けてしまい、新品バッテリーの性能が発揮されないばかりか、劣化を早めてしまう可能性があります。
MINIのAGMバッテリー交換はプロの診断と登録処理が必須
最近のMINIはアイドリングストップや多数の電子制御装備が搭載されており、高性能なAGMバッテリーが採用されています。
そのため、単純なバッテリー交換作業では済まず、
- 状態診断
- 適切な製品選定
- 満充電
- 交換登録処理(ISTA)
といった一連の手順を正確に行なう必要があります。
まとめ:Banner製AGMバッテリーは高品質かつ安心の選択肢
Banner製Running Bull AGMバッテリーは、BMWやMINIの純正品質に準拠した非常に信頼性の高い製品です。ライコウでは診断から交換後の登録作業まで一貫して対応いたしますので、バッテリー警告が出た際はお気軽にご相談ください。
使用パーツ:
- Banner製 Running Bull AGMバッテリー(新品)
- CTEK製 バッテリーチャージャー(満充電用)
- BOSCH製 バッテリーテスター(診断)
- BMW/MINI専用診断機 ISTA(交換登録)