大阪府からBMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 )がご来店。
2015年の218dです。
純正アクティブクルーズコントロール(ACC)後付装着 & ナビキャンセルなどコーディング施工を承りました。
スイッチ交換とコーディングだけで前車追従のアクティブクルーズコントロール(ACC)を後付装着できる車両です。
純正アクティブクルーズコントロール(ACC)後付装着
アクティブクルーズコントロール ( ACC )は前車追従型のクルーズコントロール
アクティブクルーズコントロール ( ACC )とは、レーダー・センサーがたえず道路を走査し、前車との車間距離を維持しながら設定速度の範囲内で自車の走行速度を調整しながら走行してくれます。そして、車両前方から前車がいなくなると、自動的に設定速度まで加速します。
BMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 ) / 2シリーズグランツアラー ( F46 ) / X1 ( F48 ) / X2 ( F39 )のアクティブクルーズコントロール ( ACC ) は、フロントウインドウ上部に取り付けられてるフロントカメラのみで制御しています。
フロントバンパー中央のミリ波レーダーが無い仕様です。
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )後付装着には 【 SAS 】が必要
BMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 )や2シリーズグランツアラー ( F46 )で純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )を後付装着するには【 SAS 】という車両コンピューターが必須です。
BMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 ) / 2シリーズグランツアラー ( F46 ) / X1 ( F48 ) / X2 ( F39 )では、アクティブクルーズコントロール ( ACC )用のステアリングスイッチ&車両コンピューター 【 SAS 】があればアクティブクルーズコントロール ( ACC )が動作します。
車両コンピューター の【 SAS 】は、標準装着されている車両と非装着の車両が存在します。2015年6月製造までのBMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 ) / 2シリーズグランツアラー ( F46 )では車両コンピューター 【 SAS 】が標準装備です。もっとわかりやすい説明をすると、第3世代ヘッドユニット ( NBT )が搭載されているBMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 ) / 2シリーズグランツアラー ( F46 )になります。
BMW X1 ( F48 ) / X2 ( F39 )は、2015年7月製造以降の車両ですので、 純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )の後付装着には車両コンピューター 【 SAS 】の追加が必要です。
今回のBMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 )では車両コンピューター 【 SAS 】が標準装備
今回のBMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 )は、2014年10月製造の車両となり、車両コンピューター 【 SAS 】は標準装備。
そのため、アクティブクルーズコントロール ( ACC )用のステアリングスイッチを取り付けて、コーディング施工で、 純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )の後付装着が可能です。
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )後付装着
BMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 )へ、アクティブクルーズコントロール ( ACC )用のステアリングスイッチを取り付けます。
そして、アクティブクルーズコントロール ( ACC )を動作させるためのコーディングを行ないます。
車両コンピューター 【 SAS 】が標準装備の車両ですので、車両コンピューター 【 SAS 】の追加装着や配線作業が必要ないため、純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )後付装着の作業時間は1時間程度になります。
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )の動作チェック
アクティブクルーズコントロール ( ACC )は、前車追従型のクルーズコントロールですので、慎重かつ念入りに動作チェックを行なっています。
まずは、走行速度30km/h以上で走行し、アクティブクルーズコントロール ( ACC )を動作させます。
前方に車両を検知しますとメーター内に車両を認識したと知らせるアイコンが点灯します。
前車との車間距離を維持しながら設定速度の範囲内で自車の走行速度を調整しながら走行してくれます。
アクティブクルーズコントロール ( ACC )のストップアンドゴー ( STOP&GO )動作もバッチリOKです。
アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作時に信号待ちなどで時速0km/hの車両停止状態が3秒以上続くと待機モードになります。
待機モード中もブレーキを踏み続けてくれ、ブレーキライトも点灯しています。
待機モード中に前車が走行を始めるなどした場合、ステアリングスイッチの【 RES 】を押すか、アクセルペダルを軽く踏むことで、再追従動作を行ない、車両は走行を始めます。
アクティブクルーズコントロール ( ACC )は、高速道路や郊外での走行時にドライブの疲労軽減などで大変役立ちます。
2週間に1度の頻度で、ライコウ彦根店とライコウ横浜店を往復していますが、アクティブクルーズコントロール ( ACC )の恩恵を授かって、片道400kmのドライブの疲労を大幅に軽減出来ていることを実感しています。
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )後付装着の費用は、BMW&MINI純正部品価格に毎月変動がありますので、都度お問い合わせをお願いいたします。
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )の動作が不安定!?
後付装着した純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )ですが、動作チェックのため試走していると、動作が若干不安定な状態でした。
アクティブクルーズコントロール(ACC)は動作するものの、動作そのものが不安定ってことは、部品の取り付けやコーディングは問題ありませんので、他に原因があると推測して確認作業を行ないます。
すると、標準装着のフロントカメラに白い汚れがあり、曇っていました。
そこで、フロントカメラを取り外してカメラ及びフロントガラスを清掃しました。
すると、後付装着したアクティブクルーズコントロール(ACC)の不安定な動作は解消されました。
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )後付装着のご留意事項
ライコウで所有しているBMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 )は、2017年8月にアクティブクルーズコントロール ( ACC )後付を実現させてから110,000km以上走行しており、実際にアクティブクルーズコントロール ( ACC )を使ってみて感じていることをご紹介いたします。
BMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 ) / 2シリーズグランツアラー ( F46 ) / X1 ( F48 ) / X2 ( F39 )およびMINI ハッチバック ( F55 / F56 ) / コンバーチブル ( F57 ) / クラブマン ( F54 ) / クロスオーバー ( F60 )のアクティブクルーズコントロール ( ACC )はフロントカメラのみで制御しています。BMWの他車種のようにミリ波レーダーがありませんので、フロントカメラが認識しきれない状況では、アクティブクルーズコントロール ( ACC ) は動作しません。
例えば、早朝の朝日や夕方の西日など逆光時や降雪など視界不良時、メッキパーツを纏ったトラックの後方走行している時に、アクティブクルーズコントロール ( ACC ) が突然解除されてしまいます。この症状は、後付装着に限らず、標準装着の車両でも起こりえます。
車両コンピューター 【 SAS 】を追加してのアクティブクルーズコントロール ( ACC )後付装着では、ディーラー修理作業でプログラムのバージョンアップが実施されてしまった場合、アクティブクルーズコントロール ( ACC )の機能は動作しなくなりますのでご了承ください。
BMW & MINI カスタム専門店 ライコウがアクティブクルーズコントロール ( ACC )の再設定を責任もって対応させていただきます。
最後に当然のことと思いますが、ご注意事項を説明させていただきます。
- 運転者には通常の安全運転の義務があります。運転時は常に先行車との車間距離や、周囲の状況、運転環境に注意して必要に応じてブレーキペダルを踏むなど、安全運転に努めてください。
- アクティブクルーズコントロール ( ACC ) に頼った運転は、絶対に行なわないでください。
- わき見運転やぼんやり運転など運転者の不注意を防止したり、悪天候時の視界不良下での運転を支援するものではありません。
- アクティブクルーズコントロール ( ACC ) は、あらゆる状況下で衝突を軽減したり、作動したりするものではありません。
- アクティブクルーズコントロール ( ACC ) の認識性能・制御性能には限界があります。各機能の警告を必ず参照の上、正しくご使用ください。誤った使用をすると、適切に制御が行なわれず、思わぬ事故につながる恐れがあります。
ナビキャンセルなどコーディング施工
コーディングとは・・・
愛車を自分仕様へと変身させることができるのがコーディングです。
コーディングによって、使い勝手の悪さを改善したり、製造年月での仕様の違いやグレード&装備の違いなどによって封印されている機能を呼び起こすことができます。
ナビゲーションシステムのスピードロック解除
走行中にナビゲーションシステムの目的地設定が可能になります。純正機能のテレビやDVDビデオやUSBビデオの視聴も可能になります。
デイライト発光機能有効化
昼間でもライトを点灯させて自車の接近を知らせるためのデイライト。2017年より日本仕様のBMW&MINIも標準装備となりました。それ以前の車両でデイライト発光します。
エンジン始動時にアイドリングストップのオフ設定
アイドリングストップがオフの状態でエンジン始動します。
標準仕様はアイドリングストップがオンの状態でエンジン始動します。
アイドリングストップのスイッチを押すことでオンにできます。
コーディングでのご留意事項
車両のコンピューターには、プログラムファイルや設定ファイルなどがインストールされており、コーディングは設定ファイルの中身を変更します。
したがいまして、設定ファイルに存在している項目のみが変更できるため、存在しない項目については変更できません。コーディングではプログラムファイルは変更できない為、コーディングによって何でも機能が実現できるわけではありません。