BMW 3シリーズ(F31) 液晶モニターが点滅を繰り返す不具合の原因を追究して修理

ナビやバックカメラを表示するモニターが映ったり消えたりする点滅現象を引き起こしていました。
原因を追究して処置することで不具合を解消できました。
ヘッドユニットやモニターの不具合も想定されますが、現車を拝見して数分で原因を特定して修理いたしました。
これは専用診断機では見つけられない不具合です。
今までに培った経験とスキルで短時間修理を実現いたしました。

BMW 3シリーズ(F31) 液晶モニターが点滅を繰り返す不具合の原因を追究して修理

車両情報

車種BMW 3シリーズツーリング ( F31 ) 320i
初年度登録2013年
都道府県東京都

液晶モニターが点滅する不具合の修理作業

液晶モニターが点滅して煩わしい不具合

液晶モニターが映ったり消えたり一定周期で点滅現象を繰り返しています。

ヘッドユニットの不具合だと思われて、ヘッドユニットの交換修理でご相談いただきました。

ご来店いただき、駐車場から店内へと車両を移動させている間にもモニターは点滅を繰り返していました。

その際に気が付いたのですが、モニターが映ったり消えたりするタイミングで「カチッ」を音がしているんです。

その「カチッ」音が気になりますので、まずはそこから確認してみます。

「カチッ」音はAVインターフェースが発していた!

グローブボックスなど内装パーツを取り外してどこから「カチッ」音が鳴っているかを探してみると、AVインターフェースから発していることが判明しました。

車両には社外地デジチューナーのためにAVインターフェースが取り付けられていました。

そのAVインターフェースの電源部分に不具合があり電源のONとOFFを繰り返しており、その際にリレーが作動して「カチッ」音が出ていました。

それが原因でモニターが映ったり消えたりといった点滅現象を引き起こしていることを突き止めました。

AVインターフェースを撤去

地デジを視聴することはほとんど無いとのことからAVインターフェースを撤去し、配線やケーブルを純正状態に戻しました。

するとモニターの映像は消えることなく安定して表示するようになりました。

モニターの映像は消えることなく安定して表示する
モニターの映像は消えることなく安定して表示する

液晶モニターが点滅していた原因はAVインターフェースで確定です。

液晶モニターが点滅していた原因はAVインターフェースで確定

事前にご用意していた中古ヘッドユニットへの交換は行なわず、AVインターフェースの撤去と配線やケーブルを純正状態に戻す作業で不具合は解消されました。

ご来店から原因追究して撤去作業および動作チェックまで行なって作業時間は90分程度。

一応、BMW専用診断機でのエラーチェックを行ないましたが、原因が特定できるような情報は一切出ておらず、今までに培った経験やスキルで短時間での修理を実現しています。

今年に入ってAVインターフェースの不良による不具合は3件目。

今年に入ってAVインターフェースの不良による不具合は3件目

いずれも同じメーカー製のAVインターフェースです。

このAVインターフェースはBMWやMINIの正規ディーラーで地デジやバックカメラ装着のために使われている商品です。

多くは語りませんが、正規ディーラー装着のAVインターフェースやドライブレコーダーは間違いのない商品だってことは誤りだということです。

ディーラーに取り付けに来てくれる業者の取り扱う商品を装着しているってこと。

そうすればディーラーの人間が商品取付で店舗へ出向く必要がなく、楽できますからね。