東京都からBMW 5シリーズセダン ( F10 )がご来店。
2013年のアクティブハイブリッド5です。
左側ヘッドライトの水漏れ修理作業を承りました。
BMW 5シリーズ定番トラブルのヘッドライト内部への水分混入。ヘッドライト点灯不良になると高額な修理費用が待っています。それまでに水漏れ対策を行ない予防します。
作業内容
左側ヘッドライトの水漏れ修理作業
BMW 5シリーズ F10 / F11 では定番のヘッドライトへの水分混入
BMW 5シリーズセダン ( F10 )およびBMW 5シリーズツーリング ( F11 )のヘッドライトへの水分混入トラブル。
ヘッドライト内に溜まった水分を放置しているとヘッドライト点灯不良になってしまいます。
現時点ではヘッドライト点灯に支障が無いレベルでしたが、ヘッドライト内の水分混入により車検が通らない事態になっています。
ISTA診断機でエラーチェックしますと、左側ヘッドライトドライバーモジュール ( TMS )との通信エラーが記録されていました。
ヘッドライトへの水分混入トラブルを対処しないとヘッドライト点灯不良は時間の問題のようです。
ヘッドライト点灯不良の故障になってしまうと、ヘッドライト本体、ヘッドライトドライバーモジュール ( TMS )の交換が必要になります。
ちなみに2024年2月時点でのBMW純正部品価格を調べてみました。
ヘッドライト本体・・・309,000円(税別)
ヘッドライトドライバーモジュール ( TMS )・・・90,200円(税別)
高額な修理費用が待っています・・・(-_-;)
左側ヘッドライトの水漏れ修理作業
今回のご来店は、アフターパーツメーカー製の地デジチューナーとHDMI映像入力端子装着のご依頼でしたが、まずは車検に通すことが先決ですので、左側ヘッドライトの水漏れ修理作業いたしました。
まずは、左側ヘッドライトを取り外して、ヘッドライト内に溜まっている水分を取り除きます。
ヘッドライトに取り付けられている部品を取り外して、水分を蒸発させます。
それから、ヘッドライトの溶着部分にコーキング処理。
ヘッドライトを十分に換装させてから部品を取り付けて、車両へヘッドライトを取り付けます。
現時点ではヘッドライト内の水分は完全に無くなっているように思われます。
エンジンを始動させ、ヘッドライトの動作チェックを行ないます。
ヘッドライト点灯やアダプティブ機能など問題ありません。
ISTA診断機でもエラーは記録されていません。
ここからヘッドライトをしばらく点灯させて、ヘッドライト内で水分が出てこないかを確認します。
約30分間ヘッドライトを点灯させ続け、水分が出てこないかをチェックしています。
ヘッドライト内部に水分が出てこないことを確認できましたので確認作業は完了です。
BMW 5シリーズセダン ( F10 )が無事に車検を通過して、再びご来店いただけることを期待しています。
ヘッドライト点灯不良を起こすまでに水漏れ対策を!
ヘッドライト内に水分が混入してヘッドライト点灯不良が起きてしまうと高額な修理費用が待っています。
ヘッドライト本体・・・309,000円(税別)
ヘッドライトドライバーモジュール ( TMS )・・・90,200円(税別)
ヘッドライトが点灯不良を起こすと、ヘッドライト本体だけの交換、ヘッドライトドライバーモジュール ( TMS )だけの交換またはその両方を交換を余儀なくされます。
ヘッドライトドライバーモジュール ( TMS )は社外製が出ていますが、ライコウでの経験上、社外製は動作したことがありません。
無駄に時間と費用が掛かってしまいますので、ヘッドライトが点灯不良を起こすまでにヘッドライトの水漏れ対策を実施して予防したほうがよいですね。
BMW専門店のライコウでは、ヘッドライトの水漏れ対策の他に、新品のヘッドライトやヘッドライトドライバーモジュール ( TMS )を所有していますのでヘッドライト点灯不良の原因が何かを調査することも可能です。