
BMW 5シリーズ G30 冷却水パイプ破損トラブル。入庫中に冷却水が噴出した事例と、対策品パーツへの交換修理内容を詳しく解説します。
車両情報
| 車種 | BMW 5シリーズセダン(G30) 523i |
| 初年度登録 | 2018年 |
| 都道府県 | 東京都 |
BMW 5シリーズセダン(G30)冷却水パイプ交換修理
東京都からご来店いただいたBMW 5シリーズセダン(G30)です。
別件作業でご入庫いただき、作業を進めていたところ突然エンジンルームから冷却水が吹き出すトラブルが発生しました。
確認すると、
ラジエターからリザーバータンクへ冷却水を送る冷却水パイプ(ラジエター − リザーバータンク)が、
リザーバータンク側の接続部で破損し、高温の冷却水が噴き出す状態になっていました。

とっさに冷却水の噴出を抑えようと破損部を押さえたところ、
今度はラジエター側の接続部も破損し、まさかのダブルトラブルに…(汗)
経年劣化が原因とはいえ、
よりによってライコウへご入庫中に破損するとは想定外でした。
この状態では自走は不可能なため、そのままお預かりとなりました。
純正パーツを迅速に手配
幸いにも、メーカー在庫が1点のみ残っており、
日曜日に発注 → 火曜日に純正パーツが到着。
いつもお世話になっている正規ディーラー「ニコル様」の
部品担当者様の迅速なご対応により、最短で修理が可能となりました。
冷却水パイプ交換作業
今回交換するのは
冷却水パイプ(ラジエター − リザーバータンク)です。
取り外した破損パーツと新品パーツを比較すると、
形状がまったく異なる別物レベル。
・旧パーツ:細く華奢な構造
・新品パーツ:太く、しっかりガードされた構造



明らかに対策品と思われる仕様変更が施されています。
これだけ強化されていれば、安心感は段違いです。

交換作業自体は、
ロックを解除 → 新品パーツ装着
というシンプルな工程で完了。



冷却水補充・エア抜き
BMW純正冷却水は濃縮タイプのため、
指定比率で希釈してリザーバータンクへ補充。

その後、
・冷却システムのエア抜き
・走行チェック
を行ない、異常がないことを確認して作業完了です。

無事におクルマをお返しすることができました。
今回のトラブルから見えたこと
今回の冷却水パイプ破損は、
もし走行中に発生していたら重大トラブルにつながる可能性がありました。
そう考えると、入庫中に発覚したのは不幸中の幸いだったとも言えます。
部品発注時に担当者様へ確認したところ、
「昨年8月に交換実績はあるものの、頻発するトラブルではない」とのこと。
しかし、
・華奢な初期パーツ
・対策品が存在する
・その後の車両では取り回しやタンク形状が変更されている
これらを踏まえると、
特定条件の車両にのみ装着されていた仕様で、リスクがあると判断され仕様変更された可能性が考えられます。

実際、その後にご来店いただいたG30/G31を確認すると、
同じ冷却水パイプが装着されている車両は見当たりませんでした。
注意点・予防の観点
・冷却水漏れは突然発生するケースがある
・走行中に破損するとオーバーヒートのリスクが高い
・年数が経過した車両は、エンジンルーム点検が重要
特にBMW G30/G31にお乗りの方で、
初期仕様の可能性がある車両は、点検時に一度確認しておくことをおすすめします。
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