BMW 5シリーズ G31 デイライト発光不良をアクリルリペアで復旧

BMW 5シリーズツーリング G31 デイライト発光不良をアクリルリペアとLEDモジュール交換で復旧。高額交換不要の修理事例。

BMW 5シリーズツーリング(G31) 523d
BMW 5シリーズツーリング(G31) 523d

車両情報

車種BMW 5シリーズツーリング(G31) 523d
初年度登録2018年
都道府県東京都

BMW G31に多発するデイライト発光不良の原因と症状

今回ご紹介するのは、東京都からご来店いただいたBMW 5シリーズツーリング(G31・2018年式・前期)の修理事例です。
症状は助手席側ヘッドライトの内側デイライトがほとんど点灯していないというもの。

助手席側ヘッドライトの内側デイライトがほとんど点灯していない
G31 デイライト発光不良

実はこの不具合はG30/G31/F90の5シリーズ系で頻発しており、ライコウでも日々ご相談や修理依頼が絶えません。
原因はヘッドライト内部に組み込まれているデイライト用アクリル部品がLEDの発熱により茶色く溶けてしまうことです。

デイライト用アクリル部品がLEDの発熱により茶色く溶けてしまう
デイライト用アクリル部品がLEDの発熱により茶色く溶けてしまう

光が遮られ、明るさが極端に落ちてしまい、最悪の場合は点灯していないように見えてしまいます。
ディーラーに持ち込むと「ヘッドライトASSYごと交換」と案内され、両側交換の場合はお客様談で120万円前後の費用が必要になるケースもあるそうです。
しかし、ライコウでは部品全交換を避け、ヘッドライトを残したまま修理対応する方法を確立しています。

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アクリルリペアとLEDモジュール交換による修理工程

ライコウで行う修理のポイントは「アクリルリペア」と「LEDモジュール交換」の組み合わせです。
まず、溶解して茶色く変色したアクリルを慎重に削り落とし、光を妨げている部分を除去します。

溶解して茶色く変色したアクリルを切削
溶解して茶色く変色したアクリルを切削

削っただけでは表面が粗く光が乱反射してしまうため、丁寧に磨きをかけて滑らかで光沢ある状態へ仕上げることが重要です。

丁寧に磨きをかけて滑らかで光沢ある状態へ仕上げる
丁寧に磨きをかけて滑らかで光沢ある状態へ仕上げる

これにより、LEDの光がスムーズに透過し、本来の明るさを取り戻せます。
その後、BMW純正新品のデイライト用LEDモジュールに交換し、安定した光量を確保します。

BMW純正新品のデイライト用LEDモジュールに交換
安定した光量を確保
安定した光量を確保
安定した光量を確保

ここで注意すべきはアクリルのダメージ具合です。
削り量が5ミリ未満なら輝度はほぼ復活しますが、それ以上だと多少の明るさ低下が残る傾向があります。

削り量が5ミリ未満なら輝度はほぼ復活

そのため「ちょっと暗いかな?」と感じた時点で早めに修理することが肝心です。
また、LEDモジュールには製造ロットによる色味の違いがあり、左右で光色を揃えるには両側交換が確実です。
実際に施工後は新品モジュールとリペア済みアクリルの効果で、まるで新品ヘッドライトのような美しい発光を取り戻せました。

ディーラー交換不要のメリットと早期修理の重要性

ディーラーでの対応は「ヘッドライト一式交換」となるため、費用負担が非常に大きいのが現実です。
両側交換なら100万円を超える事例もあり、オーナー様にとっては大きな出費となります。
その一方で、ライコウでは「必要な部分だけを修理する」アプローチを採用し、コストを大幅に抑えつつ確実に復旧できるのが強みです。

コストを大幅に抑えつつ確実に復旧
コストを大幅に抑えつつ確実に復旧
コストを大幅に抑えつつ確実に復旧

さらにヘッドライトを丸ごと交換するわけではないため、車両のオリジナル性を保てるというメリットもあります。
経験豊富なスタッフによる施工で再発防止策を取り入れ、納車後のアフターフォローも万全です。
なお、デイライトの発光不良は放置するとアクリルの溶解が進み、修復が難しくなったり輝度が十分に戻らなかったりするリスクが高まります。
したがって「早期発見・早期修理」が非常に重要です。
ヘッドライトに少しでも違和感を覚えたら、早めにライコウへご相談ください。
BMW G31をはじめ、5シリーズのデイライト修理実績は豊富にあり、安心してお任せいただけます。