
BMW 8シリーズ クーペ(G15)のデイライト発光不良でご相談をいただきました。純正新品のヘッドライトは片側で100万円を超える高額な部品のため、G15 デイライト修理としてリペアをご依頼いただいています。焼損した導光面の再生治療とLEDモジュール交換により、ほとんど光っていなかったデイライトが明るく白く発光する状態に復活しました。
| 車種 | BMW 8シリーズ クーペ(G15)M850i xDrive |
|---|---|
| 年式(初年度登録) | 2020年 |
G15 デイライト修理(ヘッドライト脱着・デイライトLEDモジュール交換)

BMW 8シリーズ クーペ(G15)M850i xDriveのデイライトリペアを行ないました。最近のデイライトリペアでは、導光体が熱で黄変している車両が多く見られます。他の車種では、発光は復活したものの黄色っぽい色味が残った事例もありました。そのため今回も「リペアをしても白く発光しないかもしれません」ということを事前にお伝えし、ご了承をいただいたうえで作業を始めています。
ライコウでは他の車種でデイライトリペアを重ねてきましたが、8シリーズでのデイライトリペアは今回が初の試みです。これまでの経験をそのまま当てはめず、状態を一つずつ確かめながら慎重に作業を進めました。
ヘッドライト脱着と焼損状態の確認

まずフロントバンパーを半下ろしの状態にして、ヘッドライトを車両から取り外します。続いてデイライトのLEDモジュールを取り外し、導光面の焼損状態を目視で確認しました。すると、想定していたよりも焼損がひどく、範囲も広い状態になっていました。デイライトがほとんど光っていなかったのは、この焼損が原因です。
焼損部をカットしてリペアを行なううえで、周囲のカバーが作業の妨げになります。そこで超音波カッターでカバーをカットし、作業スペースを確保しました。
切削量が多くなったため再生治療を実施

焼損の範囲が広かったため、焼損部を削り落とす量も多くなりました。削り落とした分だけLEDと導光面の距離が開くため、このまま組み戻すとデイライトの発光輝度が暗くなるのは明らかです。

そこで行なったのが再生治療です。再生治療とは、削り落とした導光面に、導光体と同じ素材の円柱を継ぎ足す方法です。切削で失われた分を継ぎ足すことでLEDと導光面の距離を縮め、発光輝度の低下を抑えます。
LEDモジュール交換と点灯チェック

取り外したLEDモジュールにもダメージがありましたので、BMW純正新品に交換いたしました。

導光面をリペアしても、光源であるLEDモジュールにダメージが残っていては発光状態が戻らないためです。

ヘッドライトを車両に取り付けて点灯チェックを行なったところ、ほとんど光っていなかったデイライトが明るく白く発光するように復活しました。導光体が熱のダメージで黄変している可能性を想定していましたが、そのような様子は一切見られず、真っ白なデイライト発光になっています。内側のデイライトの発光色と見比べても遜色ない仕上がりです。

また、再生治療によってLEDと導光面の距離が縮まったことで、発光輝度にも問題はありません。事前に色味の可能性をお伝えしていたこともあり、この仕上がりにはお客様にも大変喜んでいただきました。
まとめ
- BMW 8シリーズ クーペ(G15)M850i xDriveのデイライト発光不良を、ヘッドライト脱着のうえリペアで修理
- フロントバンパーを半下ろしにしてヘッドライトを取り外し、超音波カッターで周囲のカバーをカットして作業スペースを確保
- 焼損が広く切削量が多くなったため、同じ素材の円柱を継ぎ足す再生治療を実施
- デイライトのLEDモジュールはBMW純正新品に交換
- 黄変は見られず、内側のデイライトと見比べても遜色ない明るく白い発光に復活
純正新品のヘッドライトが高額な8シリーズでも、焼損の状態によってはリペアという選択肢があります。BMW 8シリーズ クーペのデイライトが暗い、光らないといった症状でお困りの際は、ライコウまでお気軽にご相談ください。
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