BMW G30 デイライト不良をリペア修理|今回は助手席側が故障

運転席側に続いて助手席側でBMW G30 デイライト不良が発生。アクリル溶解を削り直してリペアしBMW純正LEDモジュール交換で発光復活。

BMW 5シリーズセダン(G30) 523d
BMW 5シリーズセダン(G30) 523d

車両情報

車種BMW 5シリーズセダン(G30) 523d
初年度登録2018年
都道府県神奈川県

BMW G30 523d 助手席側デイライト不良の発生と症状

東京都からご来店いただいたBMW 5シリーズセダン(G30 523d 前期)。
実はこのおクルマ、以前に運転席側デイライトの修理をご依頼いただき、当店でアクリルリペアとLEDモジュール交換を施工済みです。

運転席側デイライトはアクリルリペアとLEDモジュール交換を施工済

その後しばらく問題なく使用できていましたが、今回は反対側、助手席側のデイライトに同様の不具合が発生してしまい、再度ご来店いただきました。

助手席側のデイライトに同様の不具合が発生

デイライト不良の典型的な症状は、発光面の一部が暗くなったり、アクリルが茶色く焦げたように変色してしまう現象です。
原因はチップLEDからの熱によりアクリル部が溶解してしまうこと。
特にG30系やG31系などの5シリーズでは、このトラブルが頻発しており、もはや「定番トラブル」と言っても過言ではありません。

ディーラーでの対応は基本的にヘッドライトASSY交換となり、片側60万円以上の高額修理を提示されるケースもあります。
左右両側を交換すれば120万円超となることもあり、オーナー様にとっては大きな負担です。今
回のお客様も「また高額交換を言われてしまうのでは」と不安を抱えておられましたが、ライコウではリペア修理で解決できることをご説明し、即日対応で作業を進めました。

アクリルリペアとBMW純正LEDモジュール交換による修復工程

助手席側のヘッドライトを点検すると、やはりアクリルがチップLEDの形状に沿って茶色く溶けている状態でした。
ただし今回はダメージの度合いが比較的軽度で、リペア可能な範囲内。
早期に発見・ご依頼いただいたことが功を奏しました。

BMW G30 デイライト不良|チップLEDの形状に沿って茶色く溶けている状態
BMW G30 デイライト不良|チップLEDの形状に沿って茶色く溶けている状態

まずはアクリル表面の焦げて溶けた部分を特殊工具で削り落とし、発光面を平滑に整形していきます。
この工程を丁寧に行うことで、光が均一に拡散し、新車時のような自然な発光パターンを再現することが可能です。

アクリルリペア作業
発光面を平滑に整形
発光面を平滑に整形
BMW純正新品のLEDモジュールを交換装着

次にBMW純正新品のLEDモジュールを交換装着し、電源投入後に点灯確認を実施。
結果、助手席側デイライトは本来の白く明るい光を取り戻しました。

助手席側デイライトは本来の白く明るい光を取り戻しました
助手席側デイライトは本来の白く明るい光を取り戻しました

ライコウの修理手法は「アクリルリペア+モジュール交換」の組み合わせにより、外観だけでなく耐久性も確保しているのが特徴です。
単なる補修ではなく、今後も安心して点灯できる環境を整えることができます。
修理後の点灯状態を確認されたお客様も、「新品に交換したように綺麗」と大変ご満足いただけました。

施工事例は多数ございますので、詳しくは当店の ヘッドライト修理・メンテナンス事例一覧 をぜひご覧ください。

デイライト不良の予防と早期発見の重要性

今回のように、運転席側と助手席側が時間差で不具合を起こすケースは非常に多く見られます。
これは左右で使用環境や点灯時間に差が出るためで、片側を修理した後、もう片側も追随して不具合を発生させることが珍しくないのです。

そのため、日常点検でデイライトの点灯状態をチェックする習慣が重要です。
特に「片側だけ暗い」「発光がムラになっている」といった兆候が見られたら、すぐにご相談いただくことをおすすめします。
早期に修理すればアクリルへのダメージが軽度で済み、最小限のリペアで復元できる可能性が高まります。

早期に修理すれば最小限のリペアで復元できる
早期に修理すれば最小限のリペアで復元できる

ライコウではBMW/MINI専用診断機(ISTA)を用いたエラーチェックを行い、原因を正しく特定したうえで作業を進めます。
さらに、ヘッドライト交換に比べて大幅に費用を抑えつつ、純正同等の仕上がりを実現できる点も大きなメリットです。
連日、県外からも多くのお客様が「デイライト不良修理」でご来店されていますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。