ご来店前日にアラゴスタ製車高調サスペンションキットへ交換されてからのご来店です。
電子制御サスペンションが搭載されている車両ではキャンセラーを別途取り付けるのが一般的です。
しかしキャンセラーがうまく働いてくれず、エラーが出てしまうケースのありますので、そういった場合はEDCキャンセル作業が必要です。
エラーが出てると3リッター直列6気筒ターボのパワーエンジンに制限が掛かってしまいます。
EDCキャンセル作業を行ないエラーは出なくなりフルパワーでドライブが楽しめます。
車両情報
車種 | BMW 2シリーズクーペ ( F22 ) M235i |
初年度登録 | 2015年 |
都道府県 | 千葉県 |
EDC ( VDC )キャンセル作業
EDC(VDC)キャンセル
電子制御式サスペンションが搭載された車両では、社外の車高調サスペンションキットを装着するためには電子制御式サスペンション機能の処理が必要になります。
アルミホイールの隙間から覗き込むとアラゴスタ製のサスペンションキットを取り付けておられました。
電子制御式のサスペンションキットを装着するかキャンセラーを装着するかが一般的です。
そうしないと車両にはサスペンションに関するエラーが出てしまいます。
専用診断機で車両チェックしても同様にエラーが記録されています。
対処方法は、車両に装着されているEDC ( VDC )をハーネスを抜き取りコーディング施工で機能をキャンセルします。
車両からEDC ( VDC )機能を取り除くことでサスペンションに関するエラーは無くなります。
サスペンションに関するエラーが出ているとM235iには制限が掛かってしまいフルパワーで走ってくません。
3リッター直列6気筒ターボを楽しくドライブできませんので、社外の車高調サスペンションキットへ交換した際はEDC ( VDC )キャンセル作業が必須ですね。
デイライトなどコーディング施工
コーディングとは・・・
愛車を自分仕様へと変身させることができるのがコーディングです。
コーディングによって、使い勝手の悪さを改善したり、製造年月での仕様の違いやグレード&装備の違いなどによって封印されている機能を呼び起こすことができます。
ヘッドユニットのアニメーションテーマ変更
ヘッドユニットが起動する際に表示されるアニメーションを変更します。
デイライト発光機能有効化
昼間でもライトを点灯させて自車の接近を知らせるためのデイライト。2017年より日本仕様のBMW&MINIも標準装備となりました。それ以前の車両でデイライト発光します。
デイライトメニュー項目追加
エクステリアライトのメニューにデイライト項目を追加します。
デイライト発光機能をON/OFF切り替えできます。
デイライト発光時に眉毛消灯
デイライト発光時に眉毛部分のみ消灯させます。
ドアロック時のドアミラー格納時間変更
ドアロック時にドアミラーが格納するためにはロックボタンを1.5秒押し続けます。ドアミラー格納時間の1.5秒を変更します。
エンジン始動時にアイドリングストップのオフ設定
アイドリングストップがオフの状態でエンジン始動します。
標準仕様はアイドリングストップがオンの状態でエンジン始動します。
アイドリングストップのスイッチを押すことでオンにできます。
自動時刻設定メニュー項目追加
日付と時刻のメニューに自動時刻設定項目を追加します。
自動時刻設定をON/OFF切り替えできます。
後退時のライセンスランプ消灯設定
後退時にライセンスランプが消灯します。
リアビューカメラがライセンスランプの発光によりハレーションを起こして後方映像が見づらくなってしまう現象を回避できます。
イージーエントリーシート機能有効化
エンジン停止後にドアを開けることで運転席シートが後ろへスライドします。車両の乗り降りがしやすくなります。
エンジン始動時にはエンジン停止時のシートポジションへ自動的に動きます。
コーディングでのご留意事項
車両のコンピューターには、プログラムファイルや設定ファイルなどがインストールされており、コーディングは設定ファイルの中身を変更します。
したがいまして、設定ファイルに存在している項目のみが変更できるため、存在しない項目については変更できません。コーディングではプログラムファイルは変更できない為、コーディングによって何でも機能が実現できるわけではありません。