
BMW X1 F48 車両動き出し注意の警告を修理。内部バネ交換で短時間・低コスト対応。ディーラーでは難しい即日修理を実現。


車両情報
| 車種 | BMW X1(F48) 18d | 
| 初年度登録 | 2016年 | 
| 都道府県 | 東京都 | 
BMW X1(F48)「車両動き出し注意」警告を内部バネ交換で修理
東京都からご来店いただいたBMW X1(F48・2016年式・18d・前期モデル)。
メーターパネルとモニターに「車両動き出し注意」の警告が表示されてしまったとのことで修理のご依頼をいただきました。


現車確認とISTA診断で原因を特定
まずは現車確認と専用診断機ISTAによるエラーチェックを実施。

この警告は単なる電気的な誤作動ではなく、ギアセレクタースイッチボックス内部の金属バネの破損が原因で発生していました。
金属バネが経年劣化により折れ曲がってしまうと、シフトポジション認識センサーが正しい位置を検出できず、車両が「動き出す可能性がある」と誤判断して警告を出します。
この症状は、BMW・MINIのF系ステップトロニック仕様車で共通して発生することが確認されています。
ディーラーではユニットアッセンブリーでの交換対応となるため高額修理になりがちですが、ライコウでは本体分解によるバネ単体交換修理が可能です。
内部バネ交換で短時間・低コスト修理
センターコンソールを取り外してギアセレクターユニットを露出。


内部を点検すると、金属バネが疲労によって変形している状態でした。
新品のバネを組み込み、組み上げ後にISTAでエラーを消去。


再度イグニッションONで動作を確認したところ、「車両動き出し注意」の警告は完全に消失し、シフト操作もスムーズに復帰しました。


この方法により、作業時間は約1時間・費用もアッセン交換の数分の一で修理が可能です。
また、ライコウではBMW・MINI各モデルに対応する金属バネを常時在庫しているため、遠方からのご来店でも即日対応ができます。
注意点と今後の対策
万一、金属バネ以外の原因(コネクタの断線やユニット内部基板の不具合)があった場合は、本体交換が必要となるケースもあります。
そのため、現車確認と正確な診断が非常に重要です。

警告灯が点灯したまま車検を迎えると検査に通らない場合があるため、早めの点検・修理をおすすめします。
また、同様の構造を採用しているF45/F46/F48や、MINI F54/F55/F56/F57/F60でも同様のトラブルが起こる可能性があります。
ライコウではISTAによる診断・修理後のエラーリセットまで一貫対応しています。
「車両動き出し注意」「車両を固定する」の警告でお困りの方は、ぜひご相談ください。
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まとめ
ディーラーではアッセンブリー交換対応となる「車両動き出し注意」警告ですが、ライコウでは内部バネ交換による即日修理が可能です。
BMW・MINI F系ステップトロニック車で同様の症状が出ている方は、ぜひ一度ご相談ください。
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